【コラム】旅のおてつだい (佐賀 / 長崎編)
すっかり秋ですね。
私はようやく昨日団扇をしまったところです。
私事ですが、季節に誘われてということもあるんでしょうが…嬉しい事に近頃、東京の友達がよく遊びにたずねてくれます。なかには九州をまったく別大陸、外国と思ってた?というような初めて九州に来る友達もいて。殆どが忙しい仕事の合間を縫うように2泊3日の休暇をとってやってきます。仕事をしているとこれくらいの休みが一番とりやすいみたいですね。
旅のお手伝いのはじまりは、いつも私の仕事のアドバイスやヘルプをしてくれる友人が、自分も焼物の事を知ってアドバイスしたいからと、何とも嬉しい事を言ってくれた事がはじまりでした。ならば!よっし。友人がわざわざ時間をかけて来てくれるんだし、焼物の事を少しでも知ってもらってとにかく、食べる事もいろんな事を楽しんで欲しい。当初は色々とあれも、これもと思いを巡らせできたコースでした。ところがこのコース、友達が来る度に2、3回と…回を重ねるごとにブラッシュアップされ、時間、費用、内容ともに我ながらいいコースだなぁ。なんて思ってたところ、友人らに「このコースとっても楽しいし、他の人にもオススメしてあげたらといいんじゃないの?」と言われ、だったらHPでお知らせしてみようかな。と思い立ちました。
周る箇所はどこもかしこも長年かけ何度も何度も通って行き着いた、こだわりのところばかりでとにかく私の大好きなところを詰め込みました。かなり大まかになりますがご紹介をしてみたいと思います。
【一日目】
東京より福岡空港には朝9:00代に到着してもらいます。その足で、ドライブしながら福岡から佐賀県の湾岸に沿って走ります。目的は日本磁器の歴史の始まり佐賀県有田町、長崎県波佐見町です。1日で両方回ります。道中この時期だと、黄色に色づいた稲穂や彼岸花を眺めつつ伊万里の梨やぶどうを買ったり、食べたり。昼食後は有田、波佐見のお気に入りの窯元や九州陶磁館、磁器の街の雰囲気を感じながらとにかく一生懸命にめぐります。集中力もダウン。クタクタになってきた18:00頃に最寄りの嬉野、武雄温泉、オススメ立寄の湯へ。おなかをすかせ夕暮れの海岸沿いをゆっくり福岡に向かって走ります。夕食は博多ならではの(これまた独断と偏見ですが)焼き鳥、もつ鍋、水炊き、はたまた友達のお店などなど…。
【二日目】
朝から今度は陶器のふるさと唐津へ向かいます。まずは昼食のイカ!呼子町を目指します。正確に伝えると、呼子から橋を渡ったかべ島というところです。向かう途中、道の駅、唐津の観光地なども数カ所もれなく巡ります。昼食後は唐津焼の窯元を探訪。有名どころの窯元から、点在する窯元まで時間のゆるす限り巡ります。その他には大正、明治に建てられた建築物などいろんな所を巡り巡ります。とにかく唐津は楽しいところです。これまた田舎の悲しい定め。18:00 頃を目安にお店が閉まってしまうので、観光はここらで終了し夕食を目指し福岡へ戻ります。夜は、博多の街をぷらっぷらとしながらまたまた地元料理を舌鼓。
【三日目】
最終日は佐賀県、福岡の県境をうろちょろからスタート。朝から温泉に入り、海や山をぼーっと眺めながらお昼を目標に太宰府へ向かいます。博多雑煮、うどんやラーメンなど博多のソウルフードをその時の気分でチョイス。あとは飛行機の時間ギリギリまで太宰府天満宮、九州国立博物館、水城跡…などなど楽しみます。
例えばざっとこんな感じですが…ガツガツ観光をするのではなく、気ままに時間を過ごしながら、焼物に触れるという感じになっています。旅の途中、あまり知られていない絶賛オススメのお土産や、ここには店名や窯元などいれていませんが、焼物に関してはちょっと人よりたくさん見ている私が見立てた器などなど…アドバイスもさせて頂きます。ご関心がおありになられる方がいらっしゃいましたらご趣味や費用、時間にあったコースを喜んでコーディネートさせて頂きます。
ご遠慮なくお問い合わせください。
骨董品の通販も承っております
器と、そのまわり
杜鵑草 – ホトトギス -[骨董の器と皆敷]
代表 於保 亜希子