山は秋の景色へと移り変わりはじめ、とてもいい季節になってきました。そして、田んぼは稲穂が黄金色に変わり、あぜ道には赤い彼岸花が咲いています。
この金色と赤のコントラストは、実際に目にすると本当にため息が出るほど綺麗で心に染み入ります。そして気持ちを和ませてくれます。
ちょっと器の話からそれますが、私は先週ある試験を受けました。試験なんて本当に何十年ぶりでしょうか…。
この日のために、一年間準備をしてきました。結果は楽しみでもありますが、今は何よりもやり遂げたことで気持ちがホッとしています。
私にとってこの試験を受けたことで多くのことを得ることができました。そして、このことは私にとってとてもいい経験になったと思っています。
この試験に挑戦したことで、これから自分がどのように変わっていくのか？むしろそちらの方が楽しみでもあります。
そういったこともありまして今週は流石にお料理と器の準備に時間を作ることは難しかったです…。
そこで今回はコースターとお箸おきのご紹介をしたいと思います。
今回ご紹介するコースターとお箸置きは工房にお願いして飲食店向けに作ってもらったものです。材料に着物の帯を使ったものになります。
お店のカウンターでお食事をされる時のアクセントとなればとデザインして製作したものですが、コースターはガラスのグラスや器のカットがより綺麗に見えるように…というアイディアが織り込まれています。カウンターには天井からやわらかい綺麗な光がさしていて、その光が帯に反射するのをイメージしています。
ところがところが、これが意外と漆の器に使うと良いのです。暖かいものを直接塗り物のお盆にのせるとヤケてしまいます。また、器がキズを付けたりします。ところが、器に敷くことによってヤケが防げたりキズが入らない効果もあり、案外出番が多いのです。大きさも少し普通のコースターと呼ばれるものと比べると大きめになりますので、器の敷物として利用するのにも合うと思います。
もうひとつはお箸置きです。こちらはお箸を袋に入れるようにデザインしてますが、季節の葉っぱをお箸置きに添えて、併せてコーディネートするイメージで作ってみました。
お箸置きには葉っぱを添えることで直接季節を感じることもできると思っています。また季節の葉っぱに限らず、水引や、ガラスなどアイデア次第でお好きなようにお使いいただけます。
以前、アメリカの方にこのコースターとお箸置きを母国のご両親にプレゼントしたいとご購入していただいた方がおられました。そして、きっと嵩張らないことで郵便でも送れるからなのでしょうか、日本のお土産にすると言われてご購入いただいたアメリカの方もいらっしゃいました。
使っていただくときにひとつ注意して頂きたいことは、和プラス和で重ね合わせてしまうと、どうしても重いイメージになってしまい、ちょっと違ってしまうと圧迫感を感じさせることになるので、コーデネートのワンポイントとして取り入れていただけたらとても素敵な印象を作り出せるんじゃないかと思います。
帯はしなやかで柔らかく、ハリもあっていいのですが、着物のことは詳しくないので、なかなか自分で細工をするには難しい生地です。素人がやるとどうしても角や隅っこの処置があまくなってしまいがちですが、プロの工房にお願いするとこうやってキッチとした角が出た美しいものに仕上がります。二種類ありますが、ひとつはバイアスが入っています。
【品番#G039】敷物
サイズ：タテ：13.8㎝ ヨコ：13.8㎝
価 格：￥1,300(税込) / 枚
状 態：良好
備 考：（白）4枚、（橙）1枚（バラ売り対応可能）
【品番#G040】お箸袋
サイズ：タテ：6.5㎝ ヨコ：29.0㎝
価 格：￥1,600(税込) / 枚
状 態：良好
備 考：（白）6枚、（橙）7枚（バラ売り対応可能）
[Product #U189] Coaster
size: (Width):13.8cm (Depth):13.8cm
price: ¥1,300/1 plate (Tax included)
stock: White 4 / Orange 1 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
[Product #U190] Chopstick bag
size: (Width):6.5cm (Depth):29.0cm
price: ¥1,600/1 plate (Tax included)
stock: White 6 / Orange 7 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ～器と、そのまわり～ 於保亜希子
