先日は3年振りにワークショップを開かせていただきました。
やっぱり対面でおこなうのはいいですね。人とのふれ合いはやはりなんといっても欠かすことのできないものなんだとあらためて感じさせられました。
でもでも長らくおこなっていなかったこともあり、本当に前の日の晩は緊張でソワソワドキドキ…。今は無事に終えたことでホッとしています。
それと参加してくださった皆さんがこのワークショップで手を動かすことで自然に喜びや楽しみを感じていただけるのは、私たちの中に眠ってる日本人としてのDNAを呼び起こすからだと私は思います。
これまで知らなかった皆敷も触れてみると誰もが興味の湧いてくる世界なんだと思います。そして盛り付けという小さな窓から覗いた世界はとても奥が深く、だからこそ魅了される世界なんです。
ところでシュガーロードをご存じですか?長崎から小倉を結ぶこの街道に沿ってカステラ、羊羹、饅頭、金平糖…と甘未菓子が数多く生まれました。それも当時、海外から仕入れられた砂糖が長崎で荷揚げされてそこから今日に至るまで色んな銘菓が生まれたと言われます。長崎の長崎カステラ、ザボン漬け、佐賀のまるぼうろ、飯塚の千鳥饅頭、ひよ子、北九州のくろがね羊羹、金平糖、そして先日ふれた栗饅頭、その他にもたくさんの甘味菓子があります。
昔は砂糖が貴重なものと言われていましたが、その貴重な砂糖が流通する街道沿いではおいしい甘味菓子が生まれたのかなぁなんて思ったりします。このシュガーロードはとても趣深いものですね。
そんなことを考えてたら、甘いお菓子が食べたいなぁ…と思い立ち、シュガーロードの佐賀市名産「まるぼうろ」が思い浮かび、まるぼうろを作ってみることにしました。
まるぼうろといえば諸説ありますが、丸い形をしたポルトガル語の「お菓子」の意味の「ボーロ」がくっついたのがまるぼうろの語源だと私は思います。
この丸ボーロ!作り方は小麦粉を加える前に、はちみつと卵と砂糖をしっかりと混ぜるのがポイントだと思います。それから、焼き上がりが2倍ぐらいに膨らむので生地を置く間隔には注意が必要です。そして手のひらにごま油を付けて生地を丸めます。香ばしさが際立つのでここはごま油がおすすめです。
なにより焼きあがってオーブンを開けた瞬間にふわっと立ち込めるはちみつの香りがなんともたまりません。焼きたてはパリッと、一日置くとふんわりしっとりする食感もたまりません。
今回はまるぼうろのなんとも言えない丸みと素朴な味に完全に魅了されました!簡単にできるのでぜひお試しください。
今回は、丸いまるぼうろに四角いベロ藍の角皿を使ってみました。
私としてはこの季節になると不思議と使いたくなる器のようですね。
きっとベロ藍の青がこの季節の澄んだ青空と浮かぶ白い雲を連想するような色合いが清々しくも感じられて、その背景にお料理を盛り付ける雰囲気がこの季節に感覚的にしっかりときてきっと好きなんだと思います。
【品番#U128】ベロ藍 楼閣山水画図 皿
サイズ:タテ: 20.0㎝ ヨコ:24.5㎝ 高さ:3.8㎝
価 格: 5,900円 (税込) / 枚 (5客 バラ売り対応可能)
状 態:良好(1枚少々難あり)
備 考:明治時代
[Product #U128] Berlin-blue square dish with painting of landscape and pavilion
size:(Diameter): approx 7.5cm (Height): approx 1.5cm
price: ¥ 5,900/1 plate (Tax included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition (One plate is a little difficult to use…)
note: Meiji-era
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子