杜鵑草 器と、そのまわり hototogisu

【品番#U227】プレスガラス ( Pressed glass )

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毎日楽しみに観ていた高校野球が終わって1週間が過ぎ、まだまだ日中は暑い毎日ですが、なにか急に夏の終わりを感じはじめたような気分です。夕方になるとこれまでとは違う風を感じ、日が沈むのも早くなって秋の夜長を感じられる準備が進んでいるようです。
山はといえば夏の草木から秋の草木に種類を変え、少しずつ秋の支度を始めているのが分かります。
暑かった夏も気付くと来週には9月に入ります。
 
今年の夏はいつになく高校野球をよく観たような気がします。特に野球ファンというわけではないのですが、なぜ今年に限ってこんなに高校野球を観たのかは私の中でも不思議です。
テレビで観戦中の時間をふり返ると久しぶりにのんびりしたいい時間でした。
特にお休みの日に観るのは良かったです。
朝からキンキンに冷やした部屋の中で、少し遅めの昼食をのんびり取って野球を観ながらお菓子を頬張ったり、本を読んでみたり、ストレッチをしたりなどなど…。
時折、テレビから聞こえる「カキーン!」と響く金属バットの甲高い音や、「うぉーー」という観客の歓声を耳にするたび「なになになに?どうなったの?」とテレビに駆け寄りパチパチ拍手をしたり。
自分の子ども達よりずっと若くイキイキと活躍する選手達を見ていると、じーんと胸が熱く感じ、時には目頭が熱くなってみたり1試合1試合を本当に楽しませてもらいました。
 
今週は、ここ数年会うことができなかった親戚の姉妹がお盆の期間に帰省中だったこともあって訪ねてきてくれました。
ひとまわり若い彼女たちをまだまだ小さい小さいと思っていたのに、すっかり大人の女性になって素敵な母親となり、立派に子育てをしている様子は頼もしくもあります。こうして会って話をしていると、ずっと年上の私の方が聞いてもらう話があって、むしろ彼女達の話からは見習うこともたくさんありました。思いがけない楽しいひと時を過ごしました。
今週の盛り付けはそんな彼女達が持って来てくれたお菓子の中のひとつのドレンチェリークッキーを使うことにしました。
 
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久々の投稿で、なかなか手間取ってますが(苦笑)、またこれから再開していきたいと思います。
さて、今回はそのドレンチェリーのクッキーで盛り付けてみました。真っ赤のドレンチェリーは色んなイメージを感じさせてくれますが、私は今夏の残暑をイメージさせるられるように感じます。
 
今回はキラキラとやわらかな輝きのプレスガラスにこのクッキーを盛ってみました。写真を撮りながら自分自身、今年の夏を想い起しながら今夏はいい時間を過せたんだなぁとあらめて感じたりしました。
葉っぱはこれから段々と色付きが気になり始める銀杏の葉を添えてみました。今はまだ青い銀杏ですが、夏が始まるころには小さな可愛い葉っぱだったのが実りの季節に向けてどんどん茂り大きく成長します。今年の夏はそんな銀杏の成長の経過を見続けることもできました。
この秋の銀杏が実るのも楽しみのひとつです。
 
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【品番#U227】プレスガラス
サイズ:直径:13.0㎝ 高さ:2.0㎝
価 格:1,500円 (税込) / 5枚あり
状 態:
備 考:
 
[Product #U227] Pressed glass
size:(Diameter): 13.0cm (Height): 2.0cm
price: ¥1,500/piece (Tax included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U149】印判小皿 ( Inban small plate )

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今日は朝から窓を開けると澄み渡った青空が広がっていて、誘われるように外に出ました。
ここ数日間は天気もぐずついていたので、一気にこれまで空にあった全ての雲を吹き飛ばしたような青空です。そのせいか、ちょっと、いやいやかなり風が強くて、日影げに入ると肌寒くも感じます。でも空はほんとうにどこまでも続いているのか見えるんじゃない?と思うくらいに青々として気持ちも晴れわたる青空です。
盛り付けには今日、どの葉っぱがいいんだろう…なんて思いながら飛び出していつもの場所で散策をしてきました。
春といえば、早春のキイチゴやノアザミから始まって、この時期、シャガやアカメガシワでやがてフジの花なんて季節感を自然の草花からも感じたりします。
でも、今年はなんだかそれがもう一気に押し寄せて、この時期にフジの花までもわっと咲いて、百花繚乱いっきに来た感じです。どなたかに水害が起きるときにはこんなちょっと異常とも言えるような自然の振る舞いがあることを聞いたことがあります。だから、これまで数年間の様々な自然災害がこういったところにも影響しているのかなぁ〜なんて思いながら、ちょっとだけ想いにふけったりもしてしまいました。そういったことも少し感じられる気持ちになれたのは久し振りだなぁとも思います。
 
そういったときには、また巡り合わせってものがあるのだと、あらためて感じる出来事がありました。
今回は盛り付けに大分の郷土料理である、「やせうま」を使ってみました。最近の投稿では、お料理というよりも地方のお菓子、特にお土産を盛り付ける回数が増えてしまってます…。
でも、なかなかお料理に取り組むゆとりがなかったのがこのところでして(言い訳っぽいですが…)、そんなときに誰かにいいなぁ、食べたかったなぁ〜の延長で盛り付けてみたいなぁ〜というお土産をいただけるって、ほんとうにありがたいって想いになります。先週の息子のお土産もそうですが、今回は知人のAさんありがとうございました。
 
やせうまについては、以前の投稿(色絵八寸皿、やせうま)の中でご紹介したことがあるのでやせうまの説明についてはそちらを読んでいただければと思いますが、いつもならひと口でパクッと食べて美味しい!と思うだけですが、今回はここでご紹介するにあたり、ちょっと味わっていただいてみることにしました。
こちらのやせうまはきな粉を餡にして求肥で包んでいるので口に入れたときにきな粉の風味が口いっぱいに広がって美味しいですね。味わってみて初めて気づいたのですが、だから美味しかったんだと思いました。しかも、お餅を刺している楊枝が竹の串が使われていることもあらためて気がつきました。
丁寧にひとつひとつ包装されていることにも感動しました。
 
でも、決してお料理からお土産に盛り付けを変えたわけではありませんので、温かく見守ってくださいませ!笑
 
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今回使った器は、印判の器になります。棚を整理しているときに見つけ出した器ですが、「あ、可愛いな〜」って見た瞬間に思ったのでご紹介しました。
器の絵柄に今の季節にぴったりなサクラかシャクヤクらしき花が描かれていて、他には木の葉が大仏様の頭の螺髪(らほつ)のように抽象的に描かれているのも思わず微笑んでしまう(爆笑ですが)ような絵が描かれたユニークな器です。もしかすると葉っぱじゃなくて、木いっぱいに満開の花?(笑)
 
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【品番#U149】印判小皿
サイズ:直径:12.5㎝ 高さ:2.5㎝
価 格: 880円 (税抜) / 枚 (6枚あり、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:
 
 
[Product #U149] Inban small plate
size:(Diameter): approx 12.5cm (Height): approx 2.5cm
price: ¥880/1 plate (Tax not included)
stock: 6 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U226】春の波千鳥図 豆皿(Spring wave plover Mamezara)

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春です!春満開です。野山には筍、木芽、蕨と。
そんな春先に今年は蕨も少し早く芽を出し蕨取りも忙しくなってきました。
時折り吹く風で、竹が春風に誘われて大きく、また大きく揺れ動き、そのたび風に乗ってひらひらと笹の葉が舞い降りてきます。
その脇では満開を迎えた桜の花びらがまたひらひらと舞って、「あ~春が来たんだなぁ…」と、あらためて思わず香り立つような空気を深呼吸してしまいます。この季節は本当にいい気持ちにさせてくれます。
 
今年、私の春はこれまでに経験のない春となりました(コラム「北の大地にて」)。
なのに春はどうしていつも同じようにやってくるんでしょう…。
春先になると陽も長くなり、太陽に照らされた大地が草木の根っこから力を蓄えて出てきます。桜の花が咲いたころ、たんぽぽの花やノアザミ、木苺の白い花、シャガの花が咲いている事…完全に春の到来を見逃してしまうほど様々な事が目まぐるしく進んでいくのは気のせいでしょうか…?
そんな春の流れに身を任せてなのか、私の周りでも色んな事で忙し過ぎて、ここ数ヶ月をちょっと振り返るだけでもよく何とか乗りきったなぁ…とふと思うそんな今年の春でした。
 
実は、そんな春先にふと我に返ってこれではマズい…と慌てて野山を駆け巡り春の到来を感じていたとき、花がついた黒文字の枝を見付け採りました。その枝を切り落とした瞬間に、ふっっと感じた黒文字の清涼感あふれる香りに全身がやさしく包まれ、心から癒される瞬間を感じました。
そのときに、「あー本当に気持ちいいなぁ。」と、素直にそう感じる香りに包まれたんです。
 
少し前におこなったワークショップでに参加していただいた方が言われてました。
「久しぶりに皆敷に触れてみたくなりました!」
と、そんな言葉で皆敷を表現された方がいらっしゃいました。先日の黒文字のことで私はその時の話を想い出しました。
もしかすると、私の伝えたい皆敷とはこのようなことなんじゃないかと…。つまり、食べ物に、暮らしに添える葉っぱを通して本来人間が持っている眠っている潜在的な感覚に皆敷で癒される…。
元々私たちが持っている本能から湧き出る自然への畏敬の念に触れる事、もしかすると、その方はその時にそういった感覚に触れて、それが自然に癒されてたい…と。そして、それこそが「皆敷なんだ!」と感じられたんじゃないかと思いました。
 
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ところで今回豆皿に盛ったお団子は、実は息子が松山・道後温泉の旅行でお土産に買ってきてくれたものです。
帰ってきてテーブルに「これ買ってきたよ」とばかりにまるで小学生が買ってきたかのように置かれたお土産に思わず笑いそうになりましたが、そのあとに涙が込み上げてきました。
その気持ちがとても嬉しかったんです。二本入っていたお団子のひと串はその場で思わず頬張りました。そしてそのあと、今回の投稿に使ってみたい!と思って残していたものです。
 
使ったお皿は豆皿です。この小さなお団子がどれだけ小さいか…そこを見て欲しくてあえて豆皿を使いました。
波千鳥の小さな楕円の豆皿です。チマチマした大きさが女性の心をくすぐるのではないでしょうか。
そして今回使った皆敷はこの時期に花を咲かせる黒文字の花、そしてなにより今回の大切な想い出を桜の景色に重ねておきたくて桜も添えました。
 
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【品番#U226】春の波千鳥図 豆皿
サイズ:直径:7.5㎝ 高さ:1.8㎝
価 格:770円 (税込) / 5枚あり
状 態:良好
 
[Product #U226] Spring wave plover Mamezara
size:(Diameter): 7.5cm (Height): 1.8cm
price: ¥770/piece (Tax included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U225】カットガラス( Cut glass )

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待ちに待った春が到来しました。
大きく深呼吸をして吸い込んだ風の香りが体の隅々に春を感じさせてくれます。
ほんの数週間前には蕗の薹はまだかな?つくしはまだかな?と探し回って散歩をしていたのですが、今ではあちらこちらで見かけるようになりました。
大好きな”ホトケノザ”や”オオイヌノフグリ”も春を待ちかねていたかのように元気いっぱいに咲いています。散歩の途中でついつい足を止めホトケノザを摘んでいると、なんともいえないこの香りに畑の香り、いえ土の香りを感じます。
このホトケノザ(=仏の座)の名前の由来は仏様(紫色の花)が蓮華座(葉っぱ)に座っている様子に見えることから、ホトケノザと呼ばれるんだとか。
春の七草のひとつでもあるホトケノザはどこにでも見かける草花ですが、言葉では言い表せないとても綺麗な紫色をしています。この時期は散歩の途中で積んではコップに挿したりして楽しんでいます。
絵心があれば書いてみたいな〜と思わせるそんなとても可憐な花です。
 
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いつものお料理&お菓子リストを眺めながら今週は何を作ろうかな~と、このところ陽気で見た目にも春っぽさを感じるものを作りたくて、「軽羹(カルカン)」を作ることにしました。
「軽羹」と言えば九州の鹿児島の郷土菓子になります。地元のお土産屋さんではいろんな種類の軽羹があって買うときには目移りしてしまいます。
これまでも軽羹は大好きなのでかなり頻繁に買って食べる方だと思うのですが作ったことは一度もありませんでした。
これまでに鹿児島でお土産を買って盛り付け(色絵 菊図皿もこちらからご覧ください)をしたことがありますが、今回はそんな軽羹を自分で作ってみよう!と思いました。
 
長芋をすりおろし、砂糖、上新粉に、少量の水を少しづつ加えては気長にすり鉢でゴリゴリと混ぜ合わせます。そしてすりこぎで軽く持ち上げることができるようになったら、あとは流し缶に注ぎ、塩抜きした桜の花弁をチョンとのせて蒸し器に入れ、強火で蒸すこと20~30分でできあがります(と本には書いてありますが、そう簡単にはいきません)。
あの「滑らかな軽羹の舌触り」といえば軽羹を食べたことがある方には分かるかと思いますが、その滑らかな舌触りは山芋だけではなくお米から作られる上新粉を混ぜ合わせているからなんだと初めて知りました。
今回もできあがりは一度でばっちりうまくいくほどあまくはありませんでした。もっとふんわりふわふわした軽羹を作れるようになりたいなと思います。
お菓子の楊枝には最近お気に入りのヤブニッケイの枝で作った楊枝を添えてみました。
 
そして今回使った器はガラスの器です。毎年この時期の投稿には書いていますが、やっぱりこの時期なると春の陽が輝くガラスの器を使いたくなります。
こちらのガラスもバラ売りした残りの2枚です。ほんのりブルーがかった柔らかい雰囲気と見込み面に鱗のように入ったキラキラしたカットがお気に入りです。
器は見た感じより実際に食べ物を盛り付けたときにそのキラキラとした光が鮮明に浮き上がります。春になると使いたくなるガラスの器の一枚です。
 
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【品番#U225】カットガラス
サイズ:直径:18.5㎝ 高さ:2.0㎝
価 格:1,200円 (税込) / 2枚あり
状 態:2枚のうち 1枚は良好、1枚スレあり
備 考:アウトレット品 1枚.スレあり800円
 
[Product #U225] Cut glass
size:(Diameter): 18.5cm (Height): 2.0cm
price: ¥1,200/piece (Tax included)
stock: 2 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U134】染付山水図 長皿 ( Rectangular plate of Dyed Landscape Map )

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昨日、3月3日の桃の節句を迎え、今日なんかは季節が一気に春めいてきた気がします。
気がつけばもう3月ですね。「1月は”いく”、2月は”にげる”、3月は”さる”」…と言いますが、この勢いだと本当に今月もあっという間に去っていきそうに感じます…。
今日は部屋の窓を開けて空気の入れ替えをしています。これも温かい季節の到来を感じるなぁと心から感じます。
 
そういうわけで暖かい陽の光に誘われて近くの公園に散歩に行きました。
少し歩くと風も心地よく、なんだか行き交う人の数も増えたように感じられ、みんな冬の重い服から身軽な服装になったような気がします。
桜の枝先が近くで見ると心なしかふっくらと膨らんだように感じられ、少し距離をおいて見ると桜の木全体が赤みがかってきたように感じます。
街の中で見るヤブツバキの鮮やかな赤がところどころで目に留まり、これはこれでいいなぁと感じます。若い頃にはそれほどまでよく意味が分からなかった椿の持つ魅力、美しさも年齢を重ねるにつれなんとなく分かってきた気がしています。
 
遠目に見ると木々はまだ少し茶色がかっていますが、緑が芽吹き始め、あと数ヶ月後には新緑の季節を迎えることでしょう。
春の季節を迎え行き交う人々の足取りも軽やかになったと書きましたが、自然のそんな営みがあってこそ人々もその景色を見て心穏やかになっているんじゃないのかなぁとふと思いました。自然の営みあっての私たちだとつくづく感じます。
出がけに着込んだ上着も、帰りつく頃には一枚少なくなっていた私に気づいた今日のお散歩でした。
 
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今回のお料理は、お雛様にちなんで以前から度々登場する「お料理の作ってみたいリスト」の中から岐阜県、長野県や愛知県の一部に伝わる郷土料理の「からすみ」というお菓子を作ってみました。
「からすみ」は、桃の節句の祝い菓子としてたくさん作って隣近居や親戚に配るのが習わしだそうです。富士山のように見える断面が特徴の和菓子です。
お餅をつくときと同じように、蒸しあがった上新粉をこねなければいけません。それを素手でやってしまって、手にまとわり付いて両手に軽いやけどを負ってしまいました。よくよく読んでみると、水で濡らしたさらしを使ってこねなければいけないというところをすっかり読み飛ばしていました…。
お雛様にちなんで色は三食にしてみましたが、桃の花をイメージして作ったりすると今の季節を感じるなぁなんて思います。
桃色に色を付けるのは食紅を使うのは鮮やかかもしれませんが、ちょっと抵抗があったので今回は紅麹を使いました。
 
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切り口が富士山に見えるということを意識して作り上げるにはやっぱりコツを掴むまではそう簡単にはいきませんね。
実はからすみは先日のワークショップで使った一品です。これがまた、からすみではなく、余ったお餅を使ってふと思いついたヤブニッケイの葉っぱで包んで蒸したこちらのお餅の方がワークショップでは皆さんに喜んで貰えたような気がしたんで笑えます。
そこで感じたのは、盛り付けのアイディアってこんな感じで案外、気負わずとも偶然のきっかけで出てくるのかなぁと。
 
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器のご紹介はこちらをご覧ください。
 
この盛り付けに使ったのは長皿です。
こういった長皿はどちらかというと骨董の器としてはあまり目が向けられないのが事実でして、「長皿=焼き魚」などとイメージして使い方が限定されているように感じる方が多いのですが、実は実はとても使いやすい器です。
私のイチオシです。
 
こちらの器について前回の盛り付けのご紹介もご覧ください。
○アルマドの盛り付け
 
【品番#U134】染付山水図 長皿
サイズ:タテ:11.5㎝ ヨコ:20.0㎝ 高さ:4.0㎝
価 格:37,000円 (税抜) / 5枚セット (バラ売り対応不可)(応相談)
状 態:良好
備 考:
 
[Product #U134] Rectangular plate of Dyed Landscape Map
size:(Width): 20.0cm (Depth): 11.5cm (Height): 4.0cm
price: ¥37,000/set of 5 pieces (Tax not included)
stock: 5 in all (impossible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

 幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 

短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。

骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

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器と、そのまわり 杜鵑草(ホトトギス)

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

 

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。

結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

 

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

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◯配送は日本国内、海外配送ともに対応致します。
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地帯名称 南九州 北九州 四国 中国 関西 北陸 東海 信越 関東 南東北 北東北 北海道
県名 熊本県
宮崎県
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東京都
神奈川県
山梨県
宮城県
山形県
福島県
青森県
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秋田県
 
サイズ 重量(kg)                        
60 2kg迄 500円 500円 600円 500円 700円 800円 800円 800円 800円 1,300円 1,300円 1,700円
80 5kg迄 580円 580円 850円 580円 950円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,550円 1,550円 1,950円
100 10kg迄 1,000円 1,000円 1,200円 1,000円 1,000円 1,250円 1,250円 1,250円 1,250円 1,800円 1,800円 2,200円
140 20kg迄 1,250円 1,250円 1,350円 1,250円 1,450円 1,550円 1,550円 1,550円 1,550円 2,050円 2,050円 2,450円
160 30kg迄 1,500円 1,500円 1,600円 1,500円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 2,300円 2,300円 2,700円
  10kg迄増 250円
170   2,200円 2,200円 2,300円 2,200円 2,300円 2,400円 2,400円 2,400円 2,400円 2,800円 2,800円 3,200円
180   2,450円 2,450円 2,550円 2,450円 2,550円 2,650円 2,650円 2,650円 2,650円 3,050円 3,050円 3,450円
200   2,950円 2,950円 3,050円 2,950円 3,050円 3,150円 3,150円 3,150円 3,150円 3,550円 3,550円 3,950円
220   3,450円 3,450円 3,550円 3,450円 3,550円 3,650円 3,650円 3,650円 3,650円 4,050円 4,050円 4,450円
240   4,450円 4,450円 4,550円 4,450円 4,550円 4,650円 4,650円 4,650円 4,650円 5,050円 5,050円 5,450円
260   5,450円 5,450円 5,550円 5,450円 5,550円 5,650円 5,650円 5,650円 5,650円 6,050円 6,050円 6,450円

※税別価格表示
※沖縄については別途料金を適用させて頂きます。
※離島については、別途実費をご負担お願いします。

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