【品番#U194】楼閣図猪口 (Landscape and pavilion Choko cups)
朝は寒くてお布団から出るのがつらく感じられるようになってきました。最近ではいつお布団から出ようかなっと考えている間に時間がどんどん過ぎて朝のスタートが少し遅くなってきている気がします。
先日私は数年ぶりに大阪と東京へ行きました。大阪は大切な方に会うために、東京は必要な情報を収集するために、それぞれの目的がありました。その東京の出来事を少しだけ書きたいと思います。
東京は本当にいいな…と今回あらためて感じました。それは探していたものが手を伸ばせばすぐのところにあって実際にそれを集めて手に取ることができます。色んなものが東京には集まっているので、本当に本当にいいなと思います。あらためてそう感じます。
今回はどうしても気になっていた場所があり(おもに書籍探しになりますが)、そこへ行きました。なんでもネットで手に入る時代だと言われますが、やっぱり希少価値の高いもの、やはり感じでなければわからないもの実際に足を運んで得られるものが多く、福岡にいると探してもなかなか手に入らなかったものが最高の環境で直ぐに手に取ることができるんです。おかげでテンションも上がり大満足の時間を過ごすことができました。
またいつも山で見ている紅葉と東京の街の中で見られる紅葉ではまた趣きが違って街の紅葉も素敵だな~とも感じました。
この二年近くはコロナ禍で私自身も含め人の動きが全く変わりました。でも、こうして実際に動いて実際に感じることがこれまですごく当たり前であったはずのことで、それがどれだけ大切なことかということをあらためて感じた時間になりました。
さて今週は卵酒を作ってみました(作るというまでもないのですが…)。
夜になると寒く感じられるこの季節には温かい飲み物が恋しくなります。そんな中でも卵酒は大好きな飲み物です。お酒が飲めない私でもこれだと飲めます。
卵酒といえば、私が子どもの頃に風邪をひきかけたというと祖母が心配して作ってくれていた懐かしい想い出があります。普段は寝がけに甘いものは虫歯になるからダメだと言われていたのですが、風邪をひきかけたその時だけは特別にそれが許されて、「大丈夫?」と心配されながら作ってもらう卵酒は、淡い黄色の卵の色がとても優しく、あつあつでほんのり甘い香りがして、もうそれだけでとびきり嬉しかったことを思い出します。
卵酒はお酒に砂糖を加えて煮立ったところへ卵を割り入れ、よくかき混ぜながら煮詰まらないうち飲む方法と、あらかじめ卵と砂糖をかき混ぜて器に入れておいたものに熱々のお酒を注ぎながら火をつけてアルコールを飛ばす方法があります。
大人になってからは卵と砂糖を混ぜた器にお酒を注ぐときにほわ〜とお酒にやさしい火がつく瞬間が楽しくて、こちらの作り方が私は好きです。
風邪のひきかけでなくても、いつもより寒く感じられる夜などには卵酒で体を温めてゆっくり寝床につくのも楽しみのひとつです。
他にも体を温める飲み物は葛湯、生姜湯、ホットワイン、洋酒を効かせたものなど色々とあります。この季節、ちょっと寒い夜によかったらどうぞ作ってみてくださいね。
今回使った器は染付けの猪口になります。楼閣図が描かれています。
こちらの器はいくつかあったのですがひとつだけ置いてけぼりになってしまったものになります。こちらの器は時代もそこそこあります。
薄手で口当たり部分は隣花になっていて瓔珞文様が入りがとても可愛らしく上品な雰囲気が感じられる器です。
ひとつだと合わせにくいかもしれませんが、こんな使い方はどうかな?と印判の小皿をソーサーにしてみました。もし気になられた方がいらっしゃれば嬉しいです。
【品番#U194】楼閣図猪口
サイズ:本体(口径): 約6.5㎝ (高さ) 6.7㎝ (口台) 約3.3㎝
価格:3,200円(税込)
備考:残り1組
[Product #U194] Landscape and pavilion Choko cups
size: (Diameter): approx 6.5cm (height) approx 6.7cm (Foot diameter) approx 3.3cm
price: ¥3,200 (Tax included)
stock: 1 Set only (impossible to sold individually)
condition:favourable condition
date:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子