【品番#U130】色絵 菊図皿 ( Chrysanthemum color picture plate )
このところ寒い日が続きます。あまりの寒さに昨年末からはまたストーブ生活をし始めました。
以前も冬になるとストーブと火鉢を使っていましたが、いつからでしょうかエアコンで過ごすようになっていました。
ストーブといえはまずは灯油を買いに行ったり、タンクが空になっていないかと気にしたり手間が掛かります。火鉢も同じように朝から炭を起こして、そして出かけるときは炭壺にしまったり、ちょっとだけ出かける時には火の付いた炭を灰の奥深くに埋めたり、、とお世話が大変です。手間がかかって面倒だったりもしますが、この手間がかかることが実は楽しいのです。
またストーブや火鉢の起こす火の暖かさは何といっても格別ですね。この暖かさには熱の芯のようなものを感じます。冬にはちょっとしたご馳走のようにも感じます。
ストーブの上にはやかんをかけ、いつもお湯が沸いた状態です。湯気が上がる暖かい部屋から窓越しの寒い景色を楽しむことや、ほっこりと暖かい部屋で過ごす時間は心身共に和らいで芯から温まる気がします。
また、ストーブや火鉢があるとその火を使って煮炊きができたり重宝します。あるときは小豆を煮たり、お餅を焼いてみたり、お芋を焼いたり、お昼には軽くパンを焼いたりもします。寒い外から帰ってきたときにはストーブに背を向けてお尻を温めたりもします…。
そういえば最近ちょっとやり始めて楽しいことがあります。それは朝湧いたお湯をボール一に注いでそこに重曹を入れます。溶かした重曹の液はキッチンの脇に置いておきます。手荒れがひどいので、お皿洗いや掃除にのこの朝のボール一杯の重曹がとても役に立っています。特に私が普段扱っている骨董の器は、商品を仕入れる時、納品をする時には必ずきれいに漂白しています。以前はブリーチで漂白をしていたのですが、これが実はとても辛くて…。塩素が手にも器にも辛いのです。この作業を重曹に変えてからは器も気持ち良さそうにしているように見えるから不思議です。まるで子供をお風呂に入れているような感覚です。
これも、ストーブがあるとお湯がいつの間にか用意されているのでまさに一人二役を担ってくれます。いろんな意味で今年の冬はストーブに助けてもらっています。
今週は何を作ろうかな??と考えていたのですが、冷蔵庫に年末の金団(きんとん)作りで栗のシロップ煮が残っていたので、これを何かに使ってみようと思いました、そこで、「あっ!そう言えば…」と本をパラパラとめくり。今回はその季節に見られる花々をイメージした感じです。水仙や白椿を、、、。
寒い中にもピンと背筋を伸ばして咲く水仙や寒さをじっと堪えるかのように佇む椿。そんな風景が見えたらいいなと思いました。そこで今回はバナナヨーグルトの茶巾絞りを作ってトッピングに栗のシロップ煮とクリームをのせてみました。季節にはその時期を象徴する色がありますが、この水仙と白玉椿や蝋梅の白や黄色をイメージしました。
私も今回初めて作ってみたんですが、とても簡単でとても美味しいです。ストーブで暖まった部屋でいただくレモンの甘酸っぱさとつるりとした食感は、なんとも言葉にいい表せません。本当に簡単なのでよかったらぜひ作ってみてください。
今回使った器は色絵の平皿になります。菊の図柄に梅が描かれています。色絵の赤がとても上品に感じられる器です。
一見するとよくありがちな図柄のように感じられますが。案外、探すとなかなか見つからないように思います。
こちらの器の魅力は、もうひとつ大きさにもあります。日常では取り皿として、少しあらたまった席ではお菓子など盛りつけたりと使い回しがきく大きさです。きっと出番の多い器になるのではないかと思います。
3月のひな祭りなどに型押したちらし寿司などにはいかがでしょうか。。
【品番#U130】 色絵 菊図皿
サイズ:直径:15.5㎝
価 格:4,200円 (税抜) / 枚 (5枚あり、バラ売り対応可能)
状 態:良好 (内一枚金修理あり)
備 考:幕末
[Product #U130] Chrysanthemum color picture plate
size:(Diameter): approx 15.5cm
price: ¥4,200/1 plate (Tax not included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note: End of Edo period
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子