【品番#U207】sold out-ベロ藍 唐子図輪花平皿 (Berlin-blue flat plate with painting of Karako child)
四月も中旬になりましたが、月初は桜が咲いたとか入学式だとか、そんなことを言っている間に気温はときには夏日になり汗ばむ陽気かと思えば、つい先日のように冬に戻ったの?と思わせるような気温になってみるかと思うと、また日中は陽気な初夏の陽射しが照りつけ夜になればグッと気温は下がったりと…。一体どうなっているんでしょうね、体が持ちません。
そんな暑いだの寒いだの言っている間に、朴の花が咲き始め、新緑の山には山藤も咲いてとてもいい香りで満たされています。
ふと冷静に考えると、ちょっとなんか早すぎなんじゃないの?…とも感じます。
今週は山帰来餅(さんきらいもち)を作ってみました。
秋には綺麗な赤い実をつける山帰来の特徴はツルがあって周りにある植物に絡みつき、トゲがあるので秋口に採るのはちょっと大変なのですが、新芽をつけるこの季節はまだトゲも出始めで柔らかくて比較的採りやすいです。
田舎の道の駅に行くと「柏餅」として葉っぱで包まれた山帰来餠が並んでいます。これからの季節は街でも端午の節句でお店に並び始める柏餠ですが、私の住む九州の方では柏が育たないことから、もっぱらこの山帰来を使った餅のことを「柏餅」などと言ったりもします。
いつも道の駅で山帰来餅を見つけると、いつか自分でも作ってみたいな〜と思っていました。
山帰来は猿捕茨(さるとりいばら)のことを言いますが、これは読んで字のごとく「追い込まれた猿がツルに絡んで捕まえられた」といことから猿捕茨と名付けられたとも言います。
山帰来の名の由来も色々ありますが、重い病に罹った人が山で猿捕茨を服用したところ病が治り里に帰って来たことから「山帰来」と言われるようになったという逸話には納得しますね。
今回の山帰来は、うちの裏山にあって、いつも目を付けていたものですが、この季節なのでまだトゲもなく採るのには辛い思いをしなくて済みました。
この山帰来餅は、白玉粉に米粉を混ぜ合わせたものを水を入れて練り、あんこをくるんだ生地に透明感が出てくるまでほんの数分蒸し器で蒸すと出来上がりです。くるんだ生地は蒸す前に軽く片栗粉をまぶすことで山帰来の葉っぱもスッと取れて美味しいお餅を食べられます。
もうすぐ迎える五月の節句には、ご自身で作った柏餅でお祝いするのもいいですね。今年はぜひ作ってみてはいかがでしょうか!?
そして今週、この山帰来餅を盛り付けるのに使った器は、ベロ藍の唐子文様の器です。
唐子(からこ)の図柄は「牡丹と松と蝶と唐子」の組み合わせで、実は私自身この図柄はあまり得意ではないのですが、この器に限っては全体のバランスがよく唐子が松のそばで蝶を追いかけ遊んでいる様子がとてもよく、私は好きです。ベロ藍が鮮やかで、金彩の輪花のエッジがきいてとても上品な感じさせてくれます。牡丹の花はこの季節だとシャクナゲのようにも見えたりもします。
今回の盛り付けに使った器はサイズ感がとてもよく、何気ないお菓子やお料理を盛り付けるととても上品に感じさせてくれます。
この図柄で揃いの七寸皿も残り3枚あります。
【品番#U207】ベロ藍 唐子図輪花平皿
サイズ:直径:16.5㎝ 高さ:3.0㎝
価 格:sold out
状 態:良好
備 考:
[Product #U207] Berlin-blue flat plate with painting of Karako child
size:(Diameter): approx 16.5cm / (Height): approx 3.0cm
price: sold out
stock: out of stock
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子