【品番#U210】印判菖蒲図平皿 ( INBAN flat plate of Iris )
先日、小倉の針の先生のところに行きました。先週ちょうどシュガーロードのことに触れていたので色々調べていた時に、シュガーロードが長崎街道ということを知ったので小倉の常盤橋のまわりを散策してみました。
紫川に架けられた常盤橋を小倉から渡ったところに長崎街道のスタート地点があります。ここから長崎までの道のりの色んな所に甘味のお菓子が数多く生まれたんですね。感慨深く舗装された長崎街道をみて当時を想像したりしました。
ちょうど年配の先生と学生さんの一行があたりを散策されていて、引導されている先生の説明を脇でこっそり聞かせていただきたきました。
その一行のうしろを付いていくと、紫川を渡ると室町というところがあり、その室町、長崎街道に沿ってどんどん進んでいきます。
あたりを見渡すと、ここには古い家屋が残っていたり、長屋をリフォームしていたりとても雰囲気のよい街並みでした。これまで小倉の駅周辺しか知ることがなかったのですが、また先生のところへ来るときには他の町も散歩してみたいと思います。
ずいぶん進んだ先で、かなり駅から離れていることに気が付き、折り返して戻りました…。
現在の常盤橋(「木の橋」)は江戸時代と同じ木造で復元されていてその当時の雰囲気が漂っているいいところです。小倉に行かれた際はちょっとだけ足を運んでみてはいかがでしょうか。
突き抜けるような青空でそよぐ風が心地よい5月に入りました。
今回はちょっと出遅れましたが、端午の節句の季節にちなんで粽(ちまき)をちょっとアレンジしたものを作ってみる予定でした。しっかり事前の試作もして、笹の葉も準備もバッチリでした。ですがいざ写真を撮ろうとすると、なかなか落ち着いた時間が取れず、さぁやるぞ!とふたたび思った時には「ガーン」…。ちゃんと保存をしていたはずの笹の葉の状態が悪くなっていて、一見綺麗なのですが、葉っぱが乾燥してパキパキと折れるんです。これではとても粽として使うことができないということになっていました。これにはかなりショックで…。
そんなショックで落ち込んでいるところ冷静に考えてみると、葉っぱを採る時間ももう一度作る時間も無いので、保存している葉っぱでどうにかできないかと考えてみました。
かなり前置き?言い訳?が長くなりましたが、そういう訳で今週は蓮根饅頭を朴葉で包んでみました。
蓮根をすりおろし、ほんの少しの片栗粉を入れ火にかけ練ります。蓮根にほんのりと透明感が感じられたら砂糖を加えていきます。そして一旦冷ました蓮根を使って餡子を包みます。
出来上がりは、蓮根本来の甘みが優しく感じられる美味しいお菓子になりました。蓮根をすりおろしたものを火にかけると、蓮根から粘り気が出ます。あんなにも粘りが出ることには驚きました。
蓮根をすりおろしたものは色々なお料理に使えそうで、これからの迎える蓮のシーズンにはまた違ったものにも挑戦してみたいと思っています。
今回の器は菖蒲の図柄の印判皿になります。本来なら端午の節句前にアップすべきでしたが、少し日にちがずれてしまいました。こちらもすっかり出遅れてしまいました。
こちらの器は室礼用にどうかな?と初めの頃は思っていたものになります。
私はこうした季節の図柄のお皿はリビングや飾り棚などに立てかけ眺めて楽しんでいます。その際に脚付きのお盆を屏風の様に見立て、その前に季節の図柄の器を立てかけて楽しんだりもします。
菖蒲の花はちょうどこれから時期を迎えます。よろしければ、この様な季節を象徴する図柄の器を使って日々の慌ただしい時間の中でも季節を感じられる装いで楽しんでみてはどうでしょう。
【品番#U210】印判菖蒲図平皿
サイズ:直径:18.3㎝ 高さ:2.0㎝
価 格: 1,500円 (税込) / 枚 (5枚あり、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:
[Product #U210] INBAN flat plate of Iris
size:(Diameter): approx 18.3cm / (Height): approx 2.0cm
price: ¥1,500/1 plate (Tax included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子