【品番#U147】色絵六寸皿 ( Color painted plate saize of ROKU-SUN )
最近、読みたい本がたくさん見つかって、これまで探していたときにはなかなか見つからなかったものが不思議と次から次へと見つかるので、今がチャンスだと思って取り寄せています。
ときには本屋さんで、またあるときにはネットで、そしてまたあるときには古本屋さんで、さらには遠方にある図書館で借りたりもします。
気付くと山のように積み上げられた本が目の前にありますが、全部読みたい本なので、どれから手をつけても飽き足りないし、時間も全く足りません…涙
その中にある、大好きなお料理本を見ているときにふと目に付いた一品を今週は作ってみることにしました。それから、もうひとつ次に目に留まったのが、このお料理に加える梅の「煎り酒」です。
実はこの季節になると必ずと言っていいくらいに私の投稿に出てくる梅の実。梅好きの私にとってはこの煎り酒というものにも惹かれたのです。江戸時代には代表的な調味料だった煎り酒。梅干しとお酒とかつお節で作るこの調味料を初めて知りました。
ということで、今週のお料理は「卵ふわふわ」ですが、江戸時代の料理本である「万宝料理秘密箱 卵百珍」に載っている卵ふわふわです。
作り方は諸説あるようですが、今回はそのお料理本を元に作ることにしました。
一見、短時間で一気に仕上げるスクランブルエッグのようなものに見えるかもしれませんが、本当にやさしくやさしく固めていくことで、なんとも食感がふわっふわになる玉子料理です(静岡県の袋井市にこれとはちょっと違ったお鍋を使ったふわふわ卵という郷土料理があります)。
ふわふわになるにためには、弱火でゆっくりゆっくりヘラで大きく混ぜ、火を入れすぎないように丁寧に固めていかなければなりません。丁寧に時間をかけていくと、本当にふんわりとした仕上がりになります。最後に煎り酒を少しかけて胡椒を振ります。
味わいは優しい出汁巻卵のようですが、煎り酒のちょっとした酸味がアクセントを付けてくれてとても美味しい一品になりました(煎り酒の梅の赤色が画像ではうまく出せなかったのがとても残念ですが…)。
気持ちを込めて作り上げないと、玉子は固くなってしまうということもやってみてよくよく分かりました。毎回思うんですが、簡単そうに見えるけど、いや、簡単でシンプルなものこそ素人の私には難しいのかもしれません。やっぱりそうそう簡単にできるものではありませんね。今回もたくさんの玉子を消費したので、カロリーはかなり高めの食生活になりました…。
今回は、手間隙かけてじっくりと丁寧に仕上げるという料理の本質的なものに触れた気がします。
今回使った器は、色絵の器になります。以前ご紹介したものになりますが、どんなお料理もふんわりと優しく包んでくれるいい器だなぁと思います。今回、「卵ふわふわ」を作っているときも不思議とこの器が頭に浮かびました。他にもたくさん器があるのにどうしてこの器がいいんだろうなと不思議に思います。この図柄の器をまだお持ちでなければ、または以前には持っていたなぁと思われる方がいらっしゃれば、このような雰囲気の器でこういったふんわりとお料理を包み込む感じを試していただけたら嬉しいなと思います。
【品番#U147】 色絵六寸皿
サイズ:直径:19.0㎝ 高さ:3.0㎝
価 格: 4,500円 (税込) / 枚 (残り2枚、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:
[Product #U147] Color painted plate saize of ROKU-SUN
size:(Diameter): approx 19.0cm / (Height): approx 3.0cm
price: ¥4,500/1 plate (Tax included)
stock: 2 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子