しつらえ
すこし前に仕入れた商品の中のインドのお香立てが紛れてました。
ポピュラーなお香立てで、とりわけ珍しくもないものですが、不思議と魅力的な形状が印象に残っていて、このお香立てを何かに見立て使えるんじゃないかぁと、思っていました。
先日、七夕のワークショップを前に準備を進めているとふとこのお香たてが目に入ってこんなものを作ってみました。
ワークショップの準備をすることをしばらく忘れて夜中に家の中をあちらこちら探しながら、この頭の中のイメージを形にしてくれる材料を集めながら、しばらく楽しい時間を過ごしました。
作りながら、その姿をふと思うと自分でも笑えました。
なんといってもせっせと作っているその時間は、まるで小さな頃に楽しんだおままごと遊びの感覚に近いものだったからです。
久しぶりにこういうことをして過ごす時間の楽しさを感じることができました。
出来上がったものは自己満足でしかありませんが、昔からこうして何かを作ることが大好きだったことをあらためて感じました。
七夕にちなんでワークショップに使うために採っていた梶の葉の中からいちばん小さな葉っぱを見つけ出し、小さな五色の糸を供えました。
今回作ったこの小さなしつらえは、玄関にそっとおかせていただいたのですが、参加された方が気が付いてくださったかはわかりません。
でも、皆さんの一年の半年分の穢れを少しでも祓うことができたらいいな。そんな思いでしつらえてみました。
今日は七夕ですね。皆さんはどんな願いを今年の短冊にのでしょうか?
私も今年はどんなお願いを書こうかな…。
私の活動は、楽しみながら感覚でやっている事に、本来の原点やそのものの意味を知った上で、自己流でアレンジして見立てることを目的にワークショップをおこなわせていただいています。
もちろん、楽しむことがいちばんですし、この楽しさを参加してくださった方々と一緒に分かち楽しめたらいいなと思っています。
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子