【品番#U217】染付松と菊文様八寸皿( Big flat plate with drawing Pain and Chrysanthemum )
日中はまだまだ酷暑と云われる暑い日が続いていますが、私の家では夜になると風や香り、それに肌に触れる空気が秋を感じるようになってきました。不思議とお盆が終わった頃から感じられる空気感です。
ご先祖様もこの風に乗って今頃は彼方の世界に戻られているのでしょうか。
先週は「泥生花 泥と生きる花、蓮。」という和草さんで行われた企画展の中でワークショップを開かせていただきました。
蓮の花に包まれた空間はそれはそれは素敵な世界で、これまで蓮の花をあれほど身近に感じ入ったことはありませんでした。蓮の花の香りや花の姿が今でも鮮明に焼き付いています。
ワークショップにご参加いただいた方々も蓮の花に囲まれた空間に魅了されていたのが側で見ていてわかりました。
このワークショップでは私なりに課題を設けて、私が「蓮」からイメージする「仏教」というものについて私の世界観から関連することがらを調べられる機会になったことはとても良かったと思います。思いのほか、奥が深くてとても大変な思いをしましたが、良い機会を頂いたと思います。
何よりこれまでも私の中でモヤモヤっとしたまま放っていた仏教と神事との交わりというものについて理解することができたことは今後において、とても大きなことだと感じています。
ご参加くださった方々にはこの場をおかりしてお礼を申し上げます。
投稿の為に何を作ろうかな?と毎回考えてます。
少し前に図書館で偶然見つけられたお気に入りの一冊、「〜鹿児島の心を伝えるレシピ集〜はじめての郷土料理」。こちらは千葉しのぶさんが出されている本ですが、この本は鹿児島の郷土の歴史と料理をわかりやすく紹介された本で私のお気に入りの一冊です。
こちらの本から奄美大島の郷土料理「黒糖揚げ菓子」を今回は作ってみることにしました。沖縄にもこのお菓子に似た「サーターアンダギー」という郷土菓子がありますが、これとはまたちょっと違ったお菓子だったので前々からいつか作ってみたいなと思っていました。今回はこれにしました!
このお菓子の紹介に、奄美での黒糖の栽培は江戸時代(1610年)に中国から苗で持ち込まれたものがはじまりです。薩摩藩は奄美諸島を支配下に置き、江戸の中期頃には人々に大変な苦労を強いて黒糖を作らせて専売し利益を得ていたのだとこの本に書かれていました。
黒糖は子供の頃には好きな甘味ではなかったのですが、大人になってこの奥深い甘みがたまらなく好きになりました。今回の揚げ菓子は表面はかりんとうのようにガシッとしていて、中はしっとりした舌ざわりで黒糖らしい甘みがとても美味しく感じられる素朴なお菓子に仕上がりました。添える葉っぱはいつかは訪れてみたい奄美をイメージしながら南国の雰囲気を醸し出す濃いピンクを使いたかったので、この季節に見頃を迎える「百日紅(サルスベリ)」を背景に添えました。
そして今回使った器は色絵の八寸皿です。
とてもシンプルな図柄は一見するととても地味でよくありがちな染付けの器のように感じられますが、不思議とどんなお料理とも相性の良いお気に入りの器です。器の縁は輪花になっていてるせいか上品なイメージの器です。5枚揃っています。できたら5枚セットでお譲りしたい気もします…
【品番#U217】染付松と菊文様八寸皿
サイズ:直径:24.5㎝ 高さ:3.5㎝
価 格: 5,500円 (税込) / 枚 (5枚あり)
状 態:良好
備 考:
[Product #U217] Big flat plate with drawing Pain and Chrysanthemum
size:(Diameter): approx 24.5cm / (Height): approx 3.5cm
price: ¥5,500/1 plate (Tax included)
stock: 5 in all
condition: Almost favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子