【品番#U218】染付龍図小皿 ( Small dish with designed Dragon)
「うわぁ、寒いな〜」
このところ夜の気温はぐっと下がる日もありましたが、暖かい日中に干したお布団からはお日様のほんのり暖かさの感じられるふかふかのお布団に寝るのが最近の楽しみです。
散歩に行けば桜の葉の色づきがあまりにもキレイで、気が付けば、ずっと下ばかり見ながら一歩進んではしゃがみこみ、一枚拾ってまた一歩進んでしゃがみこみ…と、なかなか前に進めません。「あっ、こっちにはどんぐりが…」と、こんな調子でちょっとした散歩も楽しい散策になるからこの季節は大好きです。
ありがたいことに、このところこれまで経験したことのない仕事を頂く機会に恵まれ、気付かないうちに緊張し続けていたみたいなのですが、その仕事もひと段落つき、今、ホッとしたところです。
そんな新たな仕事を経験しながら、「こだわりって、思いって、本当になんなんだろう…」って思います。
最近特に感じるのは自分の執着するところが本当に相手が求めていることなのか?…これには今更ながらの大きな気付きであり、現状の課題であったりします。いい大人になってそんなこと今頃ですか?と言われそうですが…。
若い時にもっと真面目に考えて仕事に取り組んでいればよかったのですが、今更ながらいろんな仕事をする中で、本当にひとつひとつに取り組むことの難しさを感じたりします。
ですが、この年齢になっての気付きは何よりこれからの仕事に対する動機付けだったりもします。
また次の仕事も頑張ろうと思います。なんといっても私のやりたいことを生業としている今を頑張りたいと思います。
秋といえば「栗」です。
先週末に仕事で熊本へいく用事があって、途中の道の駅で山鹿の栗を買うことができました。
いつものように図書館から借りてきた本の中にあったもので、「栗の季節になったら作ってみようかな!?」と思っていた「まめ栗」というお菓子をこの栗を使って作ることにしました。
まめ栗は島根県奥出雲の伝統食ということは聞いていたのですが、調べてみてもどうして「まめ栗」なのかというのかはわかりませんでした。ところが、どうやら出雲がぜんざい発祥の地らしいということを知りました。「ぜんざい」の由来、ぜんざいは、出雲地方の「神在(じんざい)餅」に起因するそうです。
出雲地方では旧暦の10月に全国から神々が集まり、「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われていることは有名(そのため各地の神様が不在となるので10月は「神無月」と言われたという俗説も有名…)ですが、そのお祭りの折に振る舞われたのが「神在(じんざい)餅」。その「じんざい」が、「ずんざい」、そして「ぜんざい」となって京都に伝わったといわれているのだそうです。
「ぜんざい」発祥の地が出雲であるということは、江戸初期の書物で「祇園物語」や儒学者の林羅山の著書で「梅村載筆」や「雲陽誌」にも記されているらしく「こんな文献があったのかぁ〜」と初めて知りました。
私たち日本人に食べられているぜんざい。実は、その発祥の地は出雲だったんだそうです。
少し脱線しますが、そんな出雲の文化を新たに全国に広めようと、出雲ぜんざいの普及のため7月に設立されたのが「日本ぜんざい学会」。10月31日を「1031(ゼンザイ)」の語呂合わせで「出雲ぜんざいの日」と言われているそうです。今年の10月31日はなんだか楽しみですね。
作り方では、まず栗の鬼皮はぬるま湯に2〜3時間つけることで剥きやすくなり、剥いた栗はさらに重曹を入れ15分程度茹でたのち渋皮を剥くのだそうです。
確かにこの手間をかけることで無駄に力を使うことなくすんなりと剥くことができました。でも包丁を握る指の関節の動きが妙な具合になるのはしょうがないことですね。
これに白玉を茹でて、仕上げにきび糖をかけて出来上がり…と、書いてありましたが気がついたらうっかりきび糖を切らしていたので、今回はあり合わせの材料で黒糖をかけてみました。白玉のもちもち感と栗のホクホクとした食感は面白いバランスでした。これに少し緩めの粒あんであえるとぜんざいができるんだそうです。
とても素朴な美味しいお菓子でしたが、正直な感想としてはそのままで栗を楽しむ方が私は好きかもしれません。
今回使った器は染付の龍の図柄の小皿になります。裏面の書き込みもとても雰囲気があって素敵な器だと思います。この器のサイズ感と図柄のバランスがとても可愛く感じられます。普段使いにはとても出番の多い器になるんじゃないかと思います。
【品番#U218】染付龍図小皿
サイズ:直径:11.0㎝ 高さ:2.8㎝
価 格: 2,800円 (税込) / 枚 (5枚あり)
状 態:良好
備 考:バラ売り可
[Product #U218] Small dish with designed Dragon
size:(Diameter): approx 11.0cm / (Height): approx 2.8cm
price: ¥2,800/1 plate (Tax included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: Almost favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子