【ご報告】「季節の葉で盛りつける~お正月の盛りつけ」ワークショップを開催しました
<参加いただいた方の作品から>
いよいよ師走ですね。
今年の夏は七月に中国地方の大雨、八月には異常なほどの台風の通過、九月には近畿地方を直撃、
さらに北海道に大きな地震まで発生し、自然の猛威に驚かされるばかりでした。
年末は少しだけ、安らいだ心で新しい年に向けての準備をしたいです。
前回もお伝えしましたが、このワークショップはひとつのテーマをシリーズでやってみたいという希望から始まりました。
第一回は、「七夕の節句」を、そして第二回が「重陽の節句」をタイトルに、えこわいずさんで行いました。
そして第三回の今回は、「お正月と人日の節句」を取り上げました。
今回は盛りつけの時間をたくさん取りたかったので、皆さんの自己紹介はグループ内でおこないました。
テーブルを回りながら、皆さんに参加の理由を伺うと、あらためてこの会を開いて良かったと思いました。
<ワークショップのようす>
前半は講話、後半はワークショップといういう前回と同じ形式で行いました。
前半は、“食の歴史にまつわる「盛りつけ」について” をテーマに、
「日本料理」とは、なにを発祥としたのか?なにを起源にするのか?
副題では「宮中における起源」という事について触れてみました。
五節句の話は今回、「人日の節句」を取り上げました。
人日の節句、一年のはじまりから数えて七日目、人の日であるこの日に春の七草の霊力を身につけ邪気を払い、無病息災を願うことがこの日の行事です。
来年の一月七日は、お正月のお料理やお酒をたくさん採って疲れた胃腸を七草のお粥でいたわり、一年の無病息災を祈って頂けると嬉しいです。
お正月のおせち料理についても触れて見ました。
おせち料理が、元来、「節句」とよばれる節日に食される料理で「御節供料理」としてよばれていたこと。
そして、お正月の御節供料理は、歳神様をお迎えした際に差し上げる饗(あえ)、「饗応料理」として使われていたということです。
<ワークショップのようす>
後半のワークショップではおせちをすこしカジュアルにアレンジし、普段なかなか触れることのない年代物もお重を使ってワクワクと気持ちが盛り上がる皆敷を用いてスタイリングにチャレンジして頂きました。
このお重は、大使館でも用いたどれも私のお気に入りのお重です。皆さん様々な盛りつけをされてるのを見ているだけで私もとても嬉しくなりました。
また、今回のお料理はプティ・タ・プティの香月さんご夫妻のご協力で、七品のお料理を作って頂きました。
香月さんご夫婦は仕事が終わった後に前準備の打合せ、私の色々な無理な希望にも快くご対応頂きました。
プティ・タ・プティの香月さん、千代子さん本当にありがとうございました。
これからも、皆敷を使った盛りつけのワークショップを通じ、盛りつけの楽しさと一緒に
日本の和食文化の取り持つおもてなしの心がお料理にも自然に散りばめられる・・・
そんな思いを葉っぱにのせ、少しずつでも機会を設けていきたいと思っています。
えこわいず facebook 公式ページ ・・・☆こちらから
「季節の葉で盛りつける」ワークショップのご紹介 :
第一回:七夕の節句の盛りつけ(終了)・・・☆ワークショップのようす
第二回:重陽の節句の盛りつけ(終了)・・・☆ワークショップのようす
第三回:お正月の盛りつけ(終了)
第四回:2月22日(金曜日)
タイトル: 桃の節句の盛りつけ
テーマ: 食の歴史にまつわる「盛りつけ」 ~武家文化と大衆化~
第五回:4月19日(金曜日)
タイトル: 端午の節句の盛りつけ
テーマ: 和食の文化でみる「盛りつけ」について
第四回以降のお申込みは、主催「丁寧な暮らしを愉しむ会」の要綱にてお手続きください。
丁寧な暮らしを愉しむ会の案内 ・・・☆こちらから
杜鵑草では下記の業務を承っております。
- 骨董の器と皆敷を用いたコーディネイト
- 骨董の器の販売・コーディネイト
- 皆敷のワークショップの開催
- 皆敷用の葉っぱの販売
- 骨董の器の買取り
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器と、そのまわり
杜鵑草 – ホトトギス -[骨董の器と皆敷]
代表 於保 亜希子