【品番U#136】sold out-染付山水図四方豆皿 ( Mamezara underglaze blue tiny dish )
この時期は柑橘系の花たちが蕾を膨らませたかと思うと、次々に花を咲かせていきます。
その蕾は白くぷっくりまあるく、とても清楚な色合いでちょっと品のある形がとても可愛いです。
またその花々は何とも甘く爽やかな、それでいてちょっとだけツンと鼻を刺激する香りであたり一面を覆います。
そんな蕾を指でそっと潰すと、ちょっと渋みのあるツーンとした香りを楽しむことができます。
お料理の脇にそっと添えてみるのいかがでしょうか。香りも楽しめてちょっとお薦めですよ。
ここ数年、この時期になると私はたくさんのマーマレードを作っています。
今年は「甘夏Special Month!」と銘打って、ひたすら甘夏の皮をむき例年にも増してマーマレード、ピール、そして甘夏のケーキなどなど柑橘系を思う存分たっぷりと楽しみました。
また今年はStay Home!だからこそと想い、この時期を家で過ごす私のお友達数名にレシピを送りこの甘夏Special Month に半ば強引に誘い込みました。お友達はそれぞれの自宅でマーマレード作りにいそしみ、普段にはない楽しい甘夏Special Month を過ごすことができました。
さてさて、器のご紹介も・・・
小さな四角の形をした豆皿のご紹介です。この豆皿はおそらく時代的には明治頃といった感じなのでしょうか。
こんなに小さな器の中に楼閣、遠く霞む山々に、船まで行き交い雁が列をなして飛び交っています。なんて繊細なんでしょうか。。
骨董の器の小皿を手塩皿とも言います。小皿には様々な形や種類にもバリエーションがあって、作られらた場所や時代も合わせると本当に様々な角度から楽します。実は小皿の歴史を紐解くと和食と言われる日本の食生活を振り返ることもでき、当時の人々の暮らしぶりもわかってきてとても興味深いんです。
お皿は本来古代の日本では高坏と同じく食べ物を盛り備える器で食器としての用途はなかったと言われています。
祭祀の器が宮中や寺院の儀式の器になって、食事様式が時代とともに形を変えて一般の人々の生活に取り入れられ、のちに現在のような小皿としての役割を持つようになりました。
今回は、甘夏のピールと焼き菓子をお皿に盛り付ける…というよりは、小さな小さなお皿に詰めてみました。
案外いろんなシーンでお役に立つお皿だと思います。
Styling & Photo : Akiko Oho
Props & Location : Hototogisu
【品番#U136】染付四方豆皿
サイズ:タテ: 5.5㎝ ヨコ: 5.5㎝ 高さ:2.2㎝
価 格:Sold out
状 態:良好
備 考:明治期
[Product #U136] Mamezara underglaze blue tiny dish
size:(Width): 5.5cm (Depth): 5.5cm (Height): 2.2cm
price: Sold out
stock: none
condition: favourable condition
note: Meiji-era
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子