【品番#U140】sold out-松竹梅図印判 豆皿 ( Mamezara Sho-Chiku-Bai picture tiny dish )
梅の実を採ってきました。
ここ数年この時期は梅の収穫となっています。
私としてはかなり気合を入れて、この日のためにスケジュールを調整して全てをこの日に捧げています。
実は、梅には思い入れがあります。
今では大学生になった私の息子は、幼児のころからアレルギー性の小児喘息にかかっていて、その頃からずっとステロイドを服用させていました。そのことについてはこれでいいのかな?…など疑問を感じながら色々と治療法について本を読んだりしていたところ、巡り合えたのが自然療法での梅でした。
梅といってもそのときにふと巡り合ったのではなく、私の祖母が生前、毎朝日課で梅干しを食べていた様子、母が祖母に教えてもらいながら梅干しを漬けていた様子が私の記憶にしっかり焼き付いていたことも恐らくなにかのご縁としてあったんだろうと思います。
そんな梅は花、香りはもちろん魅力的ですが、なんといっても実の部分です。形、色、とにかくみているだけでも気持ちが丸みを帯びます。この梅の実は万病に効く最強の果実ともいわれています。これは私が語らなくとも既に皆さんの方が知識も豊富だと思います。
梅肉エキスは消化器系などにはとても効くといわれていて、殺菌作用もあり腸内の良い菌を育て、悪い菌を殺すという万能の梅肉エキスですが、これがまたちょっと手間暇がかかるんです。
梅肉をひと粒ひと粒、摺り下ろして絞り出したあと、土鍋の中でトロ火でコトコトと数時間煮詰めます。とにかく擦り下ろすのが大変…(指がどうにかなりそうです)
それでもここ数年は毎年、必ず梅肉エキスは作っています。
今年は初めてこの過程を画像で息子に送ってみたのですが、みるみる目減りしていく梅肉エキスに「少なっ…」と、ひと言つぶやかれました…。
親の苦労、子知らず…とはこういったことか~と苦笑いを浮かべながらも今年も梅肉エキスをコトコト、コトコトと色んな思いと一緒に煮詰めていきました。
あれだけあった梅の実も仕上がったときには、小さなガラス瓶に収まるくらいの容量です。
梅肉エキスだけは息子の万能薬ということでいつも手元に届けています。
今では梅肉エキスのほかにも梅ジャムや梅シロップ、梅の甘露煮も作ります。
梅ジャムはヨーグルトと合わせたり、お料理に使ったり。梅の甘露にはお客様に出したり、お菓子作りに役立てたりしています。
これからは、いよいよおばあちゃんも作っていた梅干し作りです。
そのような訳で、今回器にそえるのは梅の甘露煮にしてみました。
こちらは、比較的新しい時代の印判の豆皿です。大きさがなんとも可愛いらしくてたまりません。
状態はスレもなくとても良好です。
前にもこの紅縁が入った器をご紹介する際に書かせて頂きましたが、一見するとこの紅縁が入っていると野暮ったさを感じるかと思うのですが・・・いえいえこれがいいんですよ。
こうした器で盛りつけたお料理をしっかりとギュッと形取ってくれるので綺麗にスッキリと見えるんです。
器選びにもこうして実際に盛り付けてみなければわからないことってありますよね。
というわけで、オススメの器です。
【品番#U140】松竹梅図印判 豆皿
サイズ:直径:8.8㎝ 高さ:1.8㎝ 高台:4.7㎝
価 格:Sold out
状 態:良好
備 考:
[Product #U140] Mamezara Sho-Chiku-Bai picture tiny dish
size:(Diameter): 8.8cm (Height): 1.8cm (Bottom diameter): 4.7cm
price: Sold out
stock: none
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子