【品番#U145】印判手 平皿 ( Inban flat plate )
7月に入り、いよいよ梅雨も終わりに近づいてきました。例年ですとこの時期、各地では夏祭りがあって暑い夏を迎える準備をしますが、今年はコロナウイルス肺炎の影響でお祭りもほとんどが中止となり、いつもとは違った夏を迎えようとしています。
なんだかどことなく拍子抜けした気分です。
ところで来週は七夕ですね。この時期に七夕で織姫とひこ星が天の川で年に一度の逢瀬…といいますが、梅雨のこの時期にわざわざ日を選ばなくても…と思ったりもします。余計なお世話?
ところが、今でこそ七夕といえば7月7日ですが、本来、数千年の歴史の中では七夕は8月初旬であった訳で、この頃には梅雨も明けて晴れやかな日が続くちょうどいい時季だったんだなぁ~と思います。
この“こよみ”の話はとても複雑なのでまた別の機会にでも…。
七夕の元々あった8月の7日頃から、お盆(13日~15日)のときにご先祖様をお迎えする「精霊棚(しょうりょうたな)」といわれる棚に安置する幡(ばん)を揃え始める時期でもあり、そこから棚幡(たなばた)といわれ、それが今の七夕の音となったとも伝えられてもいます。
つまり七夕はあて字で、元々の棚幡はお盆のための準備作業だったってことですよね…。
ところが今のこよみの上では、七夕とお盆の行事は7月初旬と8月中旬に別れておこなわれています。
これがまた複雑で、地方によっては7月にお盆をおこなっているところもあります。これを新盆といい、8月のお盆を旧盆といったりします。
こうして今に至ったいきさつを考えたり、様々なことを知れば知るほど、織姫と彦星のロマンスの話なんて二の次になってしまいそうですが、来週の7月7日は笹の葉に短冊に下げ願いを込めるのも風情があっていいなと思いますね。
ずっとずっと昔は短冊ではなく、願いを梶の葉に書き記したとも言われています。今回はそんな梶の葉を添えました。ガラスの器にはトマトのスープを入れました。きっとこのくらいのサイズのガラスの器はみなさんお持ちだと思います。
骨董の器は印判手の平皿を使っています。こちらの印判手の器はもちろん取り皿にもなります。取り皿としては少々大きい印象を持たれるかも知れませんが、私としてはソーサーとしてもおすすめしたいと思います。
例えば器と器の間に白いレースのナフキンや、お気に入りの布などを間にはさんだり、ちょうどこの大きさだと余白で季節の葉っぱやお花を添えることもできます。
図柄に縁取りがある為にとてもいい具合に収まります。これは実際に使ってもらえるとすぐになるほど!と感じて頂けるかと思います。骨董の器としては決して希少性は高くありませんが、とてもとても出番の多い器になること間違いなしです。
【品番#U145】印判手 平皿
サイズ:直径: 14.5㎝ 高さ:3.5㎝
価 格: 1,200円 (税抜) / 枚、 5,000円 (税抜) / 5枚セット
状 態:良好
備 考:
[Product #U145] Inban flat plate
size:(Diameter): approx 14.5cm (Height): approx 3.5cm
price: ¥1,200/1 plate (Tax not included) or ¥5,000/5 plates set (Tax not included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子