【品番#U150】sold out-切子グラス ( Faceted glass )
先日、その昔とても賑わっただろうな~と思われる昭和色が漂うホテルに泊まりました。
そこは、よくある温泉街…そうですね、一本の川を挟んでホテルや旅館が立ち並ぶような風景です。そしてその両岸を渡る橋がいくつも掛けられているような景色です。
そんな川岸に建つ一軒のホテルに泊まった日の翌朝の話です。
朝食は、お部屋でとのことだったので、朝からのんびりと部屋でくつろいでいました。
昨日からいろいろお世話いただいた少しお話し好きな仲居さんが大きなお盆を抱えて部屋の中まで運んでくださり、気がつけば私の目の前には美味しそうな朝食が準備されました。その朝食はご飯にお味噌汁と卵料理に焼き魚やいくつかの小皿、そして固形燃料で温められたお鍋など。もちろんご飯はおひつに入ってました。
お世辞にも上等な朝食では決してありませんでした。でもお料理を前にして、私は自然に笑みが溢れとっても暖かい気持ちになっていました。豪華な朝食で無くてもこうしてひとつひとつ丁寧に盛り付けられて、仲居さんの楽しいおしゃべりも添えられると贅沢な朝食の時間になるんです。
最近では、いつのまにかビジネスホテルの朝食は施設内のレストランでのビュッフェスタイルが多くみられるようになりましたよね。でも、こうしてお料理のひとつひとつに心を込めて盛り付けられているのは私たちのお腹だけでなく心までも温めて満たしてくれ、ワクワクと気持ちが高揚するんだな…と、そして本来の食事はこうでありたいな…とあらためて感じました。
こうした食事ひとつ取り上げても、きめ細やかなこころ配りや優しさが古き良き日本・昭和を感じ漂わせるスタイルなのだなとも感じ入りました。
とっても良い夏休みになりました。
ホテルを発つときには、わざわざお見送りに出てきて頂いて、玄関を出て後ろを振り返るといつまでも女将さんと仲居さん、腰を曲げ深くお辞儀をしてお見送りをしてもらいました。
今回ご紹介する器はグラスになります。
この頃の時代のガラスはとても柔らかい透明感があり、グラスを持った感じも優しく感じられとても素敵です。
サイズ的な感じは現在私たちが使っているグラスより比較的小さめで、厚手な為に重さが感じられるところも特徴です。
普段遣いにといった感じになるのでしょうか。紫を被せた色合いが特徴のグラスです。
一見すると和風なイメージをもたれるかもしれませんが、案内そうでもないから不思議です。
【品番#U150】切子グラス
サイズ:直径:6.5㎝ 高さ:10.0㎝
価 格:Sold out
状 態:良好
備 考:昭和時代
[Product #U150] Faceted glass
size:(Diameter): approx 6.5cm (Height): approx 10.0cm
price: Sold out
stock: none
condition: favourable condition
note: Showa-era
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子