【品番#U158】sold out-色絵小皿 ( Color painted small plate )
昨夜は中秋の名月でしたね。
とても天気に恵まれて、皆さんのところでもきれいな満月を観ることができたのではないでしょうか。
ご存じの方が多いと思いますが、本来、日本は太陰太陽暦という暦で日々の暮らしていました。
月の満ち欠けで月を決め、太陽の動きで年を決めます。
毎月、はじめの日は月が完全に欠ける新月で、ひと月は29日か30日となります(月の満ち欠けは29.5日周期です)。だから満月はおのずと月の真ん中になるんです・・・。
明治時代の初期までずっと昔から使われてきた暦で、農業が主である私たちの国においてはこの暦はとても重要な役割を持っていました。今では旧暦とも言われてますよね。
「中秋の名月」とは、そんな暦からきた名残りを残したとてもいい響きをした言葉だなと思います。
「秋の真ん中のお供えをする日」ってことです。
旧暦でいう秋は7、8、9月の三カ月を指します。旧暦は元々、今の暦より1~2か月遅れています。今で言う秋の真ん中というのは8月にあたり、今年の10月1日は旧暦で8月15日だったんですね。
そして、名月というのは旧暦の8月15日(十五夜の名月)か9月13日(十三夜の名月)にお供え物をして月を楽しむ風習からきたもので、ここでは8月15日の名月をいってました。
「中秋の名月」というのは、明治時代以前に約1,500年も続いてきた8月15日の十五夜にお月見をするというならわしです。
暑かった夏を終え、秋雨も止み、空は高く澄み渡り秋晴れが多くなるとてもいい季節です。
そんな日の夜に五穀豊穣を祝い、お供え物をして感謝し翌年も同じ暮らしができるように祈りつつ、お月見をするなんて、なんて素晴らしい習慣なんでしょうか。
これからは、肌に感じる風、そしてその風の香り、そんな空気を感じたと思った途端に秋はどんどん深まります。
山の森や木々もどこからともなくあちらこちらで落ち葉が重なり合い、紅葉の時期を迎えます。
なんて素晴らしい魅力的な季節なんだろうと思います。
今回の器は一見するとなんら遜色のない色絵の平皿に見えますが、実はこちらの器には少々難があります。
その為、ほとんどのものはお客様にお売りすることがなく私の手元にあります。でもその難と言われるものはほんの少しチップしたものなどがほとんどで、使い方によってはこういった器でも楽しんで使って頂けるんじゃないかなっと思ったりします。
さすがにチップしたままではあまりですが、欠けたところはちょっと埋めればこれはこれでまたいいものだなと感じます。
今回は、そんな器を家にあった竹の編み籠に入れ、秋の草花を添えてみました。
みじかにあるものを使ってアレンジを楽しんでみるのも楽しいですね。そんなアイデアのご提案でした。
【品番#U158】色絵小皿
サイズ:直径:13.5㎝ 高さ:3.5㎝
価 格:Sold out
状 態:一部補修箇所あり
備 考:幕末
[Product #U158] Color painted small plate
size:(Diameter): approx 13,5cm (Height): approx 3.5cm
price: Sold out
stock: none
condition: having a repair points
note: End of Edo period
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子