【品番#U170】印判七寸平皿 ( Inban flat plate )
昨年末のクリスマスに1年8か月ぶりに帰省してきた一人息子との暮らしが続いています。毎日、忙しくはありますが私にとっては最高に幸せな日々を送っています。
帰ってきたときには、身長もさらに伸び大人っぽくなった息子は耳に穴を開け、指輪にネックレスがジャラジャラ…。本当はこんなことがしたかったんだぁと思わず笑ってしまいました。写真で見ていたカラーリングされた髪の色はかろうじて黒に戻っていました。
そしてもうひとつ息子との過ごす日々の中で気付かされることがありました。それは息子に反抗期?思春期?が訪れていたんだなあって感じたことです。
中学から高校まで寮生活を送っていた息子となかなか長い時間を一緒に過ごすことがなかったせいもあるのか、私の記憶の中では息子に反抗された記憶がありませんが、反抗期は終わったんだと私が勝手に思っていただけかもしれません。
これまでの暮らしと違って親元を離れ遠い北海道で独り、日々の暮らしの中で色んな経験をしている息子の話を聞くと、とても成長していることが感じられます。その一方で、私に対してはしょっちゅう反抗してきます…。とはいえ、本来はそういう反抗期も含めた時期があってこそ大人になれるんだなと最近考えます。
私たちくらいの年齢になると、「少しおかしいのでは?」と疑問を感じても雰囲気に流されたり何となくうやむやにやり過ごしたりすることがほとんどで、 でも大なり小なりこの誰もが通るであろう大人への通り道でもある思春期には、「なんかムカつく」とか「ほっといてくれ」とか完全に無視するという考え方の変化によって自分との違和感を言葉や行動で逆らってくるということも、一時期必要なんだろうなぁ~と息子と同じ年頃だったころのことを思い出しては心で納得しています。
まぁ、実はそんな態度をとる息子を目にする瞬間は、私も頭にカチンときてなかなか即時に対応するのは難しいのですが…。
友人の娘さんもまさに思春期に入ったようで同じような悩みを抱えていて、電話で話をしたりして互いに「こんなことを言ってくるのよ…」とか、「こんなことを言ってしまったのよ…」と心を分かち合っていますが、子供の成長に欠かせない思春期とは、子供の成長だけではなくてしっかりと子供を大きなところで受けとめるという親の成長も求められているのしれないですね…。
そして今回帰省できたからこそ息子の反抗期が作り出せた今という時間がとても大切でよかったんじゃないかなとあらためて思っています。
今回ご紹介する器は印判の七寸皿です。図柄と余白の作り方がとってもいい感じだと思います。
巻き物風に描かれた富士と梅に月。梅の小枝が出ている感じだとかそれを照らす月の風景です。これからの季節にぴったりだと思います。
先日降り続いた雪の景色の中で、降り積もって雪化粧された松や椿がなんとも綺麗で思わず心を奪われました。
山には今でも残雪の景色が見られます。今回はそんな景色をこの器に、これからやってくるで春に思いを巡らせながら盛り付けて見ました。
【品番#U170】印判七寸平皿
サイズ:直径:21.5㎝ 高さ:2.0㎝
価 格: ¥1,200(税抜) / 枚(5枚あり、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:明治時代
[Product #U170] Inban flat plate
size:(Diameter): approx 21.5cm (Height): approx 2.0cm
price: ¥1,200/1 plate (Tax not included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note: Meiji era
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子