【品番#U171】升 ( Masu )
2021年を迎えましたが、あっという間に3週間が過ぎ、もう2月の暦が近づいてきました。
そしてやがて春の足音が聞こえ始めます。あちらこちらで梅の蕾がぷっくらと膨らみちらほらとほころびはじめました。風は冷たくとも土の中から春は訪れていることに気付かされますよね。
暦の上では旧暦のお正月にあたるこの2月の季節がこれまで長い日本の歴史の中で新年お正月とされてきました。
新年を祝うデザインには梅を使われることが多いです。ちょと季節が早いのでは?…と感じますが、これは旧暦のお正月の名残りなんだと知るとなるほど納得がいきます。
そして2月2日は節分です。
小さな頃から、節分には豆まき、三月のお雛様、五月のお節句…行事として当たり前にあって、これらの行事として楽しむことで季節を感じてきました。
ですがあまりにも暮らしに身近な行事として、あることが当たり前に思っていてどうしてこういう行事があるのかなんて理由を考えることも私が小さな頃にはありませんでした。
小さかった頃は単純に楽しいとしか感じていなかった行事にもそこには理由があるのだということを大人になって知りました。
こういった行事には日本人ならではの神様の捉え方が根源にあって、万物に神が宿るという考え、八百万の神の信仰心が根底あるということを知りました。
知れば知るほど日本の文化の奥深さに、そして日本人で生まれてきたよかったと、この年齢になってしみじみと感じるのです。
私は、このことを大好きな骨董の器でそこに盛り付けられるお料理、そして盛り付けという本当に小さな窓から覗いた先に無限に広がる、広く深い世界を今年も追い求めていきたいと思っています。
日本古来の新年、この新春の梅の蕾がほころぶ季節にあらためて想いを感じる今日この頃です。
今回のご紹介する商品は升です。
古道具はあまり得意ではありませんが、升の形状から広がる用途にはとても惹かれるものがあります。
見た目はとても地味と感じられる方もいらっしゃるでしょうが、実はとってもいいんですよ。
いつの時代のものかはわかりませんが状態はしっかりとしています(ただ、一番サイズの大きなものだけは釘で修理されています)。
升の横にはくぼみがありおそらくこれは棒が他にあってそれをスライドさせ差し込むことで柄杓(ひしゃく)のようなものになるのでしょうね。そもそも升は液体・穀物などの量をはかるためのものなので、このほうが計量しやすかったのでしょうね。
今回はせっかくの5個のセットですのでバラ売りはせずにセットでお出しします。
【品番#U171】升
サイズ:
(大) 一辺:17.0㎝、高さ:9.0㎝
(大中)一辺:14.0㎝、高さ:7.0㎝
(中)一辺:11.0㎝、高さ:6.0㎝
(中々)一辺:8.5㎝、高さ:5.5㎝
(小)一辺:6.0㎝、高さ:4.0㎝
価 格: ¥5,500(税抜) / セット(バラ売り対応不可)
状 態:
備 考:一番サイズの大きなもに釘の修理あり
[Product #U171] Masu
size:
Large (One side length):17.0cm (Height):9.0cm
LMedium (One side length):14.0cm (Height):7.0cm
Medium (One side length):11.0cm (Height):6.0cm
Medium Small(One side length):8.5cm (Height):5.5cm
Small(One side length):6.0cm (Height):4.0cm
price: ¥5,500/1 plate (Tax not included)
stock: 5 in all (Only sell in sets)
condition: (Large size has a nail repair)
note: Meiji era
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子