【品番#U172】色絵 窓絵梅図皿 ( Lobed bowl with a design of plum tree overglaze enamels)
今週も節分の話を…。
前回「そして2月3日は節分」と書いていたら、友達からご連絡をいただきまして2月2日に修正しました。
一般的な2月3日という日取りを書いていたのですが、そうそう今年は2月2日が節分にあたるんですよね!
言い訳じゃないですが、今年の節分が2月2日だということは知ってましたよ!!(言い訳けですね)
ところでそもそも「節分」とは、季節の始まりの前日のことを言って、節分と呼ばれる日は2月3日だけではなく、実は1年に4日あります。
それぞれの季節の変わり目の前日を節分と呼んでいたのだそうですが、江戸時代以降は一般的に立春の前日である2月3日を節分と呼んでいるそうです。
そして今年の様に2月2日になるのは実に124年ぶりで前回が1897年だそうです。
これも立春の日取りが2月3日になったからですよね、立春の前日の節分もいっしょに一日ずれて2月2日になったということです。
ところで以前、神様は尖ったものが好きなんだということを本で読みました。尖ったところを依り代(よりしろ)とされるのだとか。門松が尖っているのもそういうことからきているという風に考えます。
そしてその反対に鬼は尖ったものがきらいなんだそうです。柊(ひいらぎ)ように尖った葉が目を刺すといわれるため鬼は柊を嫌います。また、独特の臭いを持つ鰯(いわし)もまた鬼の苦手なものとされています。
そのふたつを掛け合わせた柊鰮 (ひいらぎいわし)は、魔物や災難などをよけるおまじないとして玄関に飾られたりしていたようですが、なんだかいい慣習ですよね。
2月の節分といえば、豆まきか最近では恵方巻きですが、節分だけでも色々な意味をもった行事ならわしだったということもその意味を知れば自分の身だけでなく家族のために、現在のような何かにすがりたくなる様な時代だからこそ取り入れたいですね。
今回ご紹介する器は色絵の窓絵梅図皿です。こちらの器は少し前にもご紹介したことがあるのですが、私はいつの頃からかこの季節になると梅の絵の描かれた器を使いたくなります。
この器は見た感じ賑やかな図柄ではありますが、見ているだけで春が間近に迫りながらもツンと冷えた風の中に、どこか春の暖かさを感じ、そしてどこからともなく漂ってくる梅の香りがこの器の中から感じられるのです。
不思議なことに和でも洋でもおさまり良く盛りつけられます。
ぜひこれまでの概念にこだわらずに使ってみていただきたい器です。
【品番#U172】色絵 窓絵梅図皿
サイズ:本体(口径): 約15.5㎝ (高さ) 約5.3㎝ (底径) 約8.8㎝
価格: 2,700円(税抜)/客
備考:明治、 9枚あり バラ売り対応可能
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[Product #U172] Lobed bowl with a design of plum tree overglaze enamels
size:(Diameter): approx 15.5㎝ (height) approx 5.3㎝ (Foot diameter) approx 8.8㎝
price:¥2,700/plate
stock:8 in all (possible to sold individually)
condition:favourable condition
date: Meiji Period
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子