【品番#U177】蕎麦猪口 ( Soba Choko cups )
ここ1年、私達の暮らしの中ではコロナ禍の影響で色んな影響がありました。
ちょうど1年前の今頃は桜前線のニュースを目にしながらも、お花見すらも出掛けられない事に心が痛たく寂しく感じたことを思い出します。
私の身近な事で言えば、家にお友達が遊びに来る機会が頻繁にあったのですが、1年前のあの日から未知の新型コロナウイルスに対処方もわからない中で皆が不安を感じながら、お互いに迷惑になってはいけないから…とパタッと会うこともなくなりました。
あれから1年、そんな生活にも少し慣れてきてやっと第三波もおさまりかけた先週、久しぶりに友人が遊びに来てくれました。その日の朝に約束をして午後に遥々遊びに来てくれたのですが、その時思いがけずプレゼントをもらいました。
何より嬉しかったのは、貴重な時間を使って私の事を考え私をイメージしてプレゼントを選んでくれたという事ですね。もちろんプレゼントの嬉しさというのもあるのですが、そういったプレゼントの背景にあるストーリーがあってこそ嬉しいんだなぁとあらためて感じました。
このように暮らしも考え方も一変した今、変えてはいけないものもあって、そこに触れた私はなんだか自分でも気付かないところで張りつめていた気持ちがほどけていくような心持ちになるのを感じました。
この春はきっとまた友人とも会えるようになるので、私もストーリーを添えたプレゼントを贈りたいと思わせられる出来事でした。
今回ご紹介する商品は蕎麦猪口になります。
私がまだ骨董に興味を持ち始めばかりの頃は骨董のお師匠様と一緒に骨董に関する勉強会に参加させてもらってました。
その勉強会とは、骨董店の店主数人が集まり古美術の先生を囲んでの勉強会でした。
そこで私が一番最初に習ったのが蕎麦猪口でした。勉強会の前に骨董店を巡っては予習としてたくさんの種類の蕎麦猪口を見て回り調べたことが想い出されます。
勉強会では用意された数十種の蕎麦猪口が私の前に並べられ、それを時代順に並び替えるというお題が出たりしました。このとき一番最初に当てられたのが私でしたが、とにかく一生懸命に並び変えました。
そして、なんと答え合わせの結果、私はパーフェクトの正解だったのです!その時の嬉しさは今でもはっきりと覚えてます。
今思えばきっと間違ってたところもあったんだと思いますが、当時の私をみておそらく先生は正解にしてくださったのだと思います。その時の嬉しさが今につながっているようにも思えたりします。
でも、この蕎麦猪口から多くのことを教えてもらった気がします。
目的を持って骨董店を巡る楽しさや買ったものを調べる楽しさ。今想い出すだけでもお師匠様には本当にいい環境を作っていただいたと思います。
こちらの猪口は交互線文様の猪口になります。
右は上から線が描かれていますが、私はこのような比較的直線の綺麗な図柄が好みです。図柄を見ているだけで草原の風景が思い描けるようでとても素敵だと思います。
【品番#U177】蕎麦猪口
サイズ:本体(口径): 約7.0㎝ (高さ) 約5.5㎝ (底径) 約5.5㎝
価格:65,000円(税抜)
備考:5客セット バラ売り不可
[Product #U177] Soba Choko cups
size: (Diameter): approx 7.0cm (height) approx 約5.5cm (Foot diameter) approx 5.5cm
price: ¥65,000
stock: Set of 5
condition: favourable condition
note: impossible to sell separately
骨董の器は通販も対応しております。
商品の購入をご希望されましたら、以下の方法にてお問い合わせください。
〇当サイトのメールフォーム(contactより)
〇杜鵑草(info@hototogisu.me)へのメール
〇facebook, Instagramのメッセージ
〇Messengerはこちらから
杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子