【品番#U179】sold out-輪島塗 梨子鳳凰図 吸物盆 (Wajima-nuri soup cup tray of Phoenix painting)
桜があちらこちらで咲き始めました。
少し前に家にいると鶯が可愛い声で鳴いているのが聞こえました。
まだ子どもの鶯だったのでしょうか、しばらく目を閉じて耳を済ましその鳴き声を聞いていたのですが、どう聞いても「ホーホケキョ」とは聞こえませんでした。
でも、なんどもなんども鳴いてはお喋りができるようになったことを楽しんでいる子どもの鶯のように聞こえてなりません。
すっかり時間を忘れて、しばらくその鳴き声を楽しみながら聞き入っていました。
前回の投稿で「やせうま」作りが思いのほか楽しかったので、今回もまた自分で作ってみたい郷土料理を私なりにアレンジして作ってみました。
今回は「押し抜きずし」です。この「押し抜きずし」は香川県の郷土料理になります。
「押し抜きずし」は読んで字のごとく型につめたお寿司を抜くのですが、その由来について触れたいと思います。
瀬戸内海は春から夏にかけて外海から卵を産みにくる魚で賑わうのだそうです。
麦が色づく頃には、海の魚は「鯛」から「鰆(さわら)」に変わり讃岐の人々はこの鰆のことを春魚(はるいお)と呼ぶんですね。農家ではこれから始まる麦作業、田植えなどの労働力を貯える為に、各農家ごとに鰆を一本ずつ買ってどっさりの鰆料理をするのです。
様々な鰆料理の中でもこの「押し抜きずし」は押し抜きの型は各家の主婦が自分で作るので、四角、三角と単調な型だったものが梅や、扇型など、最近では小型なもので押したりするようになったみたいです。
「押し抜きずし」には、薄焼き卵、そら豆、鰆の上身を上にのせて押すのですが、今回私は、薄焼き卵にスナップエンドウ、よもぎの揚げたものを代用しました。
そしてお寿司の中の具材は、しいたけ、凍り豆腐、人参、しいたけを炊いたものに、蕗を詰め込みます。
今回は私はこの「押し抜きずし」を作りたかったわけは新緑の春の若葉を「押し抜きずし」で表現したかったので、白とグリーンのストライプを作って押してみました。グリーンにはヨモギの葉を酢めしの中に混ぜ込むのですが、ヨモギには筋があるので、あらかじめ素揚げをしたものを十分油切りして刻み込んで酢めしに入れました。この素揚げの知恵はお料理人さんに教えて頂いたものです。
グリーンの色がイメージよりかなり薄かったのですが、まぁまぁこんなものだと納得しています。
今回作ってみて、「押し抜きずし」はまだ他にもいろんなアイデアがあるなぁと感じました。春の山菜を混ぜ込んでみたり、次回は海外のお寿司のような具材の断面を綺麗に見せるように押してみたり、、などなどまた作ってみたいと思いました。
今回ご紹介する商品は輪島塗の吸物盆になります。使い勝手の良いサイズ感と図柄もいい感じです。
何と言っても盛り付けがしやすい、盛り付けのイメージが描きやすいお盆です。
あと私が気に入ったのはほんのわずか(1.5㎝ですが)脚が付いているところが上品でいいなと感じています。
共箱もかなりしっかりとしていい感じです。
本来ならば今回の商品は10枚共箱付でどなたかのもとへ嫁がせたかったのですが、残念なことに1枚だけ状態のよくないものを見つけてしまいました。とてもがっかりです。
ですので、今回は5枚はセットと残りの4枚はバラ売りにすることにしました。共箱は5枚セットで購入頂いた方におつけしたいと思います。
【品番#U179】輪島塗 梨子鳳凰図 吸物盆()
サイズ:本体(縦横): 約26.0㎝ (高さ) 3.8㎝ (口台) 約1.5㎝
価格:Sold out
備考:
[Product #U178] (Wajima-nuri soup cup tray of Phoenix painting)
size: (Diameter): approx 23.5cm (height) approx 4.0cm (Foot diameter) approx 13.8cm
price: Sold out
stock: none
condition: favourable condition
date:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子