【品番#U125】クリア プレスガラス 皿 (Pressed transparent glass dish)
春らしい陽気になりました。
あまりにもお天気がいい日はお布団を干します。日中、十分にお日様に当たったお布団は寝る時に最高に幸せな気持ちにさせてくれます。
それからこうもお天気がいいとどこかに出かけたくなり、ちょっと足を伸ばして太宰府天満宮まで散歩に行きました。
一時期は閑散とした様子だった参道も、今ではその様子から一変して多くの人たちで賑わっていました。
太宰府天満宮に行くと必ず立ち寄るお店が参道には幾つかあります。その一つが「梅園」というお菓子屋さんです。
こちらのお菓子屋さんは祖母が太宰府天満宮に行くと必ずと言っていい程通っていたお店ですが、梅園に行くと必ず求めるのが「うそもち」、「宝満山」と「鬼まつば」というお菓子です。
「うそもち」は正式には「うその餅」と言いますが、祖母がそう呼んでいたので、私の中では「うそもち」になっているので、ここでは「うそもち」と使わせて頂きます。
このお菓子には祖母との想い出がたくさん詰まっているのですが、今でも店頭にこれらのお菓子は変わらず並んでいます。
祖母はこの「うそもち」が入っている箱に和紙を貼りお薬入れにしたり、何かと小物をこの箱に入れて楽しんでいました。
私は子供心ながら祖母がその箱から物を取り出す様を今でも鮮明に覚えています。もちろん箱だけでなくお菓子も大好きでした。
ですので太宰府天満宮に行ってこのお菓子を買い求めては祖母の姿を想い出し懐かしんでいます。
今回も「うそもち」を購入しました。この「うそもち」にはいつもは焼き物でできた「うその人形」のミニチュアが入っているのですが、今回は幸運にも期間限定で年に一度出される木彫りの「木うそ」入りの「うそもち」を買い求めることができました。お店の方が仰るには今年はコロナの影響でまだ数が残ってたということでした。
「うそもち」のお菓子は太宰府天満宮の「うそ替え」神事にちなんだもので、新春の一月七日の夜に老楠の下に群り集まった参拝者同士で「木うそ」を手にして「替えましょう、替えましょう」と言ってはお互いに交換しあいます。お互いに替え「うそ」をうそに替えて天神様の「誠(まこと)」をいただくという意味が含まれているのだそうです。
天満宮では「鷽(うそ)」は幸運の守り神として信仰があり、古来「うそ替え」は一年中の嘘を神前で誠に取り替えて罪を滅ぼすためであると言わるのだそうです。鷽(うそ)と嘘(うそ)の音が同じことから、「うそ笛」はこの鷽の鳥をかたどり素朴な笛の音は福(ふく)を招くと言われています。
今回はその「うそもち」をガラス皿に盛ってみました。
「うそ」という鳥を実際に見たことはありませんが、新緑の春と「うそ替え」の神事のお話をイメージしながら、耳を澄ますと綺麗な鳴き鳥の声の音が聞こえてくるようなそんな事をイメージしてみました。
こちらの器は八角のカットがとてもキラキラと綺麗なガラスの皿です。ちょこちょこっと盛り付けるのにとても便利な大きさです。
新緑のキラキラ眩しい光をこちらの器のカットに見立てて見ました。
こちらの器について前回のご紹介もご覧ください・・・こちらから
【品番#U125】クリア プレスガラス 皿
サイズ:タテ: 7.5㎝ / ヨコ: 7.5㎝ / 高さ: 1.5㎝
価 格:1,200円 (税抜) / 枚 (3枚 バラ売り対応可能)
状 態:良好
[Product #U125] Pressed transparent glass dish
size:(Diameter): (Length)(side)approx 7.5㎝ / (Height): approx 1.5 ㎝
price: ¥1,200/1 plate (Tax not included)
condition: favourable condition
stock: 3 in all (possible to sold individually)
note:
date:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子