【品番#U127】染付牡丹図大なます 皿 (Namasu large dish with design peony underglaze blue)
世の中は相変わらず混沌としていますが、私の中ではなにか清々しく心地いい春の日を送っています。
例年なら5月のゴールデンウィークに咲く草花がもう開き始めてます。山の景色も季節を先取りしているかのようで、「もっとゆっくりでもいいのに〜」とそんな想いだったりもします。
今日は少しだけ、切ない出来事のお話しをしたいと思います。先日、私のお世話になった方の娘さんが36歳という若さで天に召されました。
私の若かりし頃にとてもお世話になった、私にとってこの世界への水先案内人のような方の娘さんです。
当時の私は本当にその方のご家族の生活の中に溶け込ませていただいていたくらい、ご家族とは親密な関係でした。その家族の中にあって天真爛漫な彼女は底抜けに明るく、ご両親の愛情をたくさん受けて育ったんだと感じられる太陽のような女の子でした。
それから長い時が過ぎ、遠く離れたこともあってそのご家族とも疎遠になっていました。
あるとき、私の友達を介して本当に偶然にも娘さんに再会した私は、可愛い可愛いというイメージの女の子がキレイな美しい女性に成長した事に驚き、それでいて変わらない天真爛漫さに距離のあった空間がぐっと引き寄せられました。
お母さんに似てすごく頑張り屋さんだった彼女は、再会した時にも変わらずたくさんの事にチャレンジしていて、今思うとちょっぴり生き急いでいたかのように感じた事が想い出されてなりません。
彼女が再びつなぎ合わせてくれた縁で今の関係があることを思えば感謝してもしきれません。そのおかげで当時お世話になった方とのお付き合いが再びでき、今、私がここに居ます。
人生の最後を彼女の大好きだった実家で大好きなお母さんと過ごせたことは、彼女にとってこの上ない至福の時だったのではないでしょうか。
天国にいった彼女は今、きっとお父さんに再会してあの頃と同じような明るい表情で過ごしていることでしょう。
彼女のことを想い出すと涙が込み上げてきます。だから今でも彼女の早すぎる旅立ちを惜しまずにはいられません。
「もっとゆっくりでもいいのに…」、季節も人生もゆっくりと過ぎていけばいいなぁと思います。
今回は春の野菜で何かできないかということで、新玉ねぎを丸ごとスープでコトコトと煮込んだお料理になります。
このお料理は、パリに住んでいる知人の料理人の方にアドバイスを受けて作ってみました。
今週は色々あってお料理の時間が取れませんでしたが、与えられた時間の中で精いっぱいやってみました。
器はひとまわり大きく深みのあるなます皿になります。
牡丹の図柄がとても良い雰囲気を出しています。生地の色と染付の色が上品で大好きな器のひとつです。
こちらの器について前回のご紹介もご覧ください・・・こちらから
【品番#U127】染付牡丹図大なます 皿
サイズ:直径:15.5㎝ 高さ:5.5㎝
価 格:5,300円 (税抜) / 枚 (5客 バラ売り対応可能)
状 態:良好(一枚に窯キズ有り)
[Product #U127] Namasu large dish with design peony underglaze blue
size:(Diameter): approx 15.5㎝ (Height): approx 5.5 ㎝
price: ¥5,300 / 1 plate (Tax not included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子