【品番#U132】平戸焼 巻物型 角皿 ( Hirado ware Square dish like a Picture scroll )
ちょっと前は端午の節句でしたが、実家近くの家では青空を気持ちよさそうにおよぐ鯉のぼりを目にして、いいなぁとふと感じました。
もう大きくなった息子にも、小さい頃に大きな鯉のぼりを掲げてあげたかったなってつくづく思います。
ここ数日は動くと少し汗ばむような日中の天気に、少し初夏の香りを感じます。田植えの準備もはじまりそれと同時に早いところでは蛍が飛び始めていると聞きます。今年はなんだか本当に季節のめぐりが早く感じられます。
このところ器に盛り付けるお菓子にチャレンジしていますが、今回は手軽にできる一品に取り組んでみました。
本当のところ、もう少し違ったをお料理を作って盛り付けてみようかと思ったのですが、なかなかうまくいかないものであえなく断念して方針を変えてみました。
実家の父が作ったグリンピースが今シーズンの最後の収穫ということでたくさん穫れたので、できるだけ無駄にせず保存できたらいいなと思いました。そんな思いから今回の一品は決まりました。そして今回もお料理人さんのアドバイスをもらって作った一品になります。
今回はグリーンピースをペーストにして市販されているクラッカーで挟み、揚げてみました。
これなら出来るかな?と思っていたのですが、クラッカーをカットすることがなかなかうまくできませんでした。何度切ってもうまく切ることができなかったのがとても残念です。
分かっていたつもりですが、あらためて感じたのはこれは時間をかければ出来るといったことではなく、やはり何度も経験を積まなければできないことでした。いつもながらにインスタントにできるものと経験値がものをいうものがあるということです。
そう感じると、本当にお料理は大変なのだなと思い知らされます。でも、めげることなくまた次回も頑張ってみたいと思います。
正直なところ、私は子供の頃からグリーンピースが苦手で豆ごはんもグリーンピースをよけて食べていたほどです。
大人になってからもあまり得意にはなれなくて好んで食べることはありませんでした。ですが今回グリーンピースを扱ってみて、こんなに上品で甘く美味しい食材だったと初めて分かった気がします。そして豆を茹でると鮮やかな緑色に艶が加わってグリンピースの面持ちが変わる様はなんとも表現できないほど綺麗でした。
こうしてトライした事でグリーンピースの魅力を知ることができました。今回はちょっと得した気分です。そしてこの一品はお酒を頂く際の肴にしてはいいのではないかと思います。オススメの一品です。
そして今回の肴に使った器は平戸焼きの平皿です。この器はどういうわけだかなかなか嫁ぐことができずに長年実家暮らしが続いています。
ほとんどの方が一見すると「ちょっと野暮ったいわ。」と感じられるのかもしれません。実は私も最初はそうでしたが、これが使ってみると不思議となんでもいい塩梅でおさまるんです。
図柄は松と遠くに夕日でしょうか?遠くの島に沈んでいく夕日が描かれています。形は巻物ですが扇型になっていますのでハレの日にもお使い頂けると思います。
こちらの器の魅力を感じられる方へどうか嫁がせてあげたいなと心から願っています。
こちらの器について前回のご紹介もご覧ください・・・こちらから
【品番#U132】平戸焼 巻物型 角皿
サイズ:タテ:9.5㎝ ヨコ: 14.7㎝/17.0㎝ 高さ:2.5㎝
価 格: 12,000円 (税抜) / 5枚 (バラ売り対応不可)
状 態:良好
備 考:明治時代
[Product #U132] Hirado ware square dish like a Picture scroll
size:(Width): in front 14.7cm/back 17.0cm (Depth): 9.55cm (Height): approx 2.5cm
price: ¥12,000/set of 5 pieces (Tax not included)
stock: 5 in all (impossible to sold individually)
condition: favourable condition
note: Meiji-era
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子