杜鵑草 器と、そのまわり hototogisu

【品番#U212】プレスガラス角皿 ( Square plate of pressed glass )

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月が変わり六月になりました。気がつけば今年も半分近くが過ぎようとしています。
気温が35度近くまで上がり、ジメジメとした初夏のような暑さが急に来たかとおもえば次の日は20度までしか上がらず雨の一日で気温差が十数度と変な日もありました。いずれ数週間のうちにもう梅雨入りするのでしょうね〜。
今となってはツキが変わったので良いと思いますが、ホントに先月は色んな事件が起きた月でした(人様には恥ずかしくて言えないことがほとんどなのですが…)。
その中でも先週の投稿前後での事件は、これまでの人生でも一・二を争うほどの痛みを、例えていうならもう一人子供が産まれてくるんじゃないかと思うほどの痛みを経験したものでした…。
それは、ひっそりと奥歯の被せ物の中で起きて…いたのです。
前週、痛みの原因が噛み合わせが悪いからと、かかりつけ医で削って調整しました。そして前日も再び痛みから緊急で予約を入れて通院して、そこでも噛み合わせということでちょちょっと削って調整してもらいました。
短時間の治療の後は、「あ〜、治ってよかった!病院に来てよかったぁ〜」と、そそくさと病院を後にしたのです。数十年来とても信頼している先生が土曜日に偶然いらっしゃったので、本当に神さまに救っていただいたと、これで一件落着です。
 
と、思いきやこれで話は終わらなかったのです…。その晩もシクシクしていた痛みは、翌日には激痛に変わり、触れるだけで気が遠くなるような…。
 
信頼していた先生だからこそ、この状態になった原因が「休みの日に遅くまで調子に乗ってあちこち歩きまわっていたから…」とか、「最近の睡眠不足で抵抗力が弱くなった…」とか自分に何かしらの理由をつけてました。が、いよいよのたうち回るほどの痛みになったので、とうとう日曜の夜の10時、24時間開いている病院に駆け込みました…。というよりやっとの思いで辿り着きました…という方が正しいかもしれません。
この医院の前を車で通るときに大きな黄色い看板を目にすると、「24時間の歯医者さんなんてなんだか営利目的な感じがして怪しいな…」なんていつも思いながら横を通り過ぎていたんですが、まさか自分がお世話になる日が来るとは思いもよりませんでした。
激痛の中、初めてお目にかかった先生は、とても物腰の柔らかい丁寧な先生でした。処置を行うたび激痛に喚き叫び、院内に響き渡ってるだろう私の大声と痛みで転げ回る私に、励ましの言葉を掛けてくださったり、本当に本当に優しく対応をしてくださいます。
突然の飛び込みで本当にハズレくじを引かされたようなものだと先生は思っているだろうなぁと心苦しく思いましたが、そんな私に全く余裕はありませんでした。
そして、麻酔は可能な限り打ってこれ以上追加することはできないのに麻酔が全く効かないという歯に対峙して、被せ物を取り除いていただきました。その間、治療は数十分続きましたが戦いののち、なんとか完了しました。
実は、被せ物の中で歯の神経が腐ってあごの骨まで炎症を起こしていたということだったのです…。
 
半分以上記憶も曖昧な部分もありますが、とにかく応急処置は終わり日付が変わって自宅に帰り着いたころには痛みも引いて、これまでのことが嘘のようなくらいに回復してました。今考えるとこちらに勤めていらっしゃる先生も仕事とはいえ24時間、緊急の患者さんも受け入れることもあるだろうし大変なお仕事だなと…。
治療が終わった直後は痛みもあってお礼もきちんと言えずに病院を後にしたので、帰り道では先生には何度も何度も心の中で感謝の気持ちでお礼を言いました。本当に神さまのように思えました。
 
結局は、何かに頼って流され自分の意思を表さなかったことが一番の問題の原因だったのだと思います。人生の教訓です…苦笑
そんな私はこれからもしばらくは歯医者さんへの通院は続きます…。
 
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先週はそんな痛みの中、実は渾身のお料理と投稿でした。ここに書いた事件は作成完了後にあとは上げるだけ…のところから始まります。
久しぶりに痛みから解放された今週の投稿は、今が旬の「青梅の甘露煮」です。
梅の実は寒い雪の日じっと寒さをこらえ、温かな春の陽に十分に光を浴び、そんなときを経てこの時期にまるまると実ります。まるまるとした実はなんて愛おしい形、色、そして香りなんでしょうか。本当に梅の実を眺めていると、そっと手のひらにのせ大切に大切に包み込みたくなる、不思議と大らかな優しい心もちになれるからとても不思議です。
梅の甘露煮はこの梅の実をひとつずつ丁寧に洗い、拭いた後、ひと晩水につけアクを抜きます。翌日、針で数箇所に穴を開け、数回に分け丁寧に鍋に入れ、これまた丁寧に火を通すことを数回繰り返します。そのあとシロップに漬け込みますがこの時も丁寧さを欠かせません。少しでも手を抜くとすぐに皮がめくれてしまいます。今回もやっぱり皮がめくれないようにコツを掴むまでに沢山の青梅さん達に協力してもらいました。でも、梅好きの私にとっては沢山の梅の甘露煮に囲まれて眺めているだけでも幸せです!
甘露煮で梅を煮て出来たシロップには本来の甘さの中に、ほんのりと梅から出る酸味が加わって、甘酸っぱさのある爽やかな味になります。青梅の甘露煮はこの季節ならではの一品になります。
 
この梅の甘露煮に合わせた器は、プレスガラスの小さなガラスの器になります。繊細なこのガラスの器は、まるで蝶々が羽を広げ舞っているかのような曲線が描かれた形をしているのが特徴だと思います。光がさすとキラキラとガラスのカット面が輝きます。
大きさは掌におさまるサイズです。
どんな食べ物でも、一年を通じていつでもお使いいただけるかなりオススメの器です。
 
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【品番#U212】プレスガラス角皿
サイズ:縦・横:11.0㎝ 高さ:2.0㎝
価 格: 1,800円 (税込) / 枚 (残り2枚、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:
 
 
[Product #U212] Square plate of pressed glass
size:(Width・Depth): approx 11.0cm / (Height): approx 2.0cm
price: ¥1,800/1 plate (Tax included)
stock: 2 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
骨董の器は通販も対応しております。
商品の購入をご希望されましたら、以下の方法にてお問い合わせください。
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U147】色絵六寸皿 ( Color painted plate saize of ROKU-SUN )

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最近、読みたい本がたくさん見つかって、これまで探していたときにはなかなか見つからなかったものが不思議と次から次へと見つかるので、今がチャンスだと思って取り寄せています。
ときには本屋さんで、またあるときにはネットで、そしてまたあるときには古本屋さんで、さらには遠方にある図書館で借りたりもします。
気付くと山のように積み上げられた本が目の前にありますが、全部読みたい本なので、どれから手をつけても飽き足りないし、時間も全く足りません…涙
その中にある、大好きなお料理本を見ているときにふと目に付いた一品を今週は作ってみることにしました。それから、もうひとつ次に目に留まったのが、このお料理に加える梅の「煎り酒」です。
実はこの季節になると必ずと言っていいくらいに私の投稿に出てくる梅の実。梅好きの私にとってはこの煎り酒というものにも惹かれたのです。江戸時代には代表的な調味料だった煎り酒。梅干しとお酒とかつお節で作るこの調味料を初めて知りました。
 
ということで、今週のお料理は「卵ふわふわ」ですが、江戸時代の料理本である「万宝料理秘密箱 卵百珍」に載っている卵ふわふわです。
作り方は諸説あるようですが、今回はそのお料理本を元に作ることにしました。
一見、短時間で一気に仕上げるスクランブルエッグのようなものに見えるかもしれませんが、本当にやさしくやさしく固めていくことで、なんとも食感がふわっふわになる玉子料理です(静岡県の袋井市にこれとはちょっと違ったお鍋を使ったふわふわ卵という郷土料理があります)。
 
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ふわふわになるにためには、弱火でゆっくりゆっくりヘラで大きく混ぜ、火を入れすぎないように丁寧に固めていかなければなりません。丁寧に時間をかけていくと、本当にふんわりとした仕上がりになります。最後に煎り酒を少しかけて胡椒を振ります。
味わいは優しい出汁巻卵のようですが、煎り酒のちょっとした酸味がアクセントを付けてくれてとても美味しい一品になりました(煎り酒の梅の赤色が画像ではうまく出せなかったのがとても残念ですが…)。
気持ちを込めて作り上げないと、玉子は固くなってしまうということもやってみてよくよく分かりました。毎回思うんですが、簡単そうに見えるけど、いや、簡単でシンプルなものこそ素人の私には難しいのかもしれません。やっぱりそうそう簡単にできるものではありませんね。今回もたくさんの玉子を消費したので、カロリーはかなり高めの食生活になりました…。
今回は、手間隙かけてじっくりと丁寧に仕上げるという料理の本質的なものに触れた気がします。
 
今回使った器は、色絵の器になります。以前ご紹介したものになりますが、どんなお料理もふんわりと優しく包んでくれるいい器だなぁと思います。今回、「卵ふわふわ」を作っているときも不思議とこの器が頭に浮かびました。他にもたくさん器があるのにどうしてこの器がいいんだろうなと不思議に思います。この図柄の器をまだお持ちでなければ、または以前には持っていたなぁと思われる方がいらっしゃれば、このような雰囲気の器でこういったふんわりとお料理を包み込む感じを試していただけたら嬉しいなと思います。
 
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【品番#U147】 色絵六寸皿
サイズ:直径:19.0㎝ 高さ:3.0㎝
価 格: 4,500円 (税込) / 枚 (残り2枚、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:
 
 
[Product #U147] Color painted plate saize of ROKU-SUN
size:(Diameter): approx 19.0cm / (Height): approx 3.0cm
price: ¥4,500/1 plate (Tax included)
stock: 2 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U211】ガラスのコップ ( Glass cup )

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山では最近、田植えが始まりました。季節は田植えのシーズン到来です。
今日はちょっと暑くなりました。暑くなると冷たい飲み物が飲みたくなりますよね。今回は小さなころから大好きだった飲み物のひとつミルクセーキを作りたくなりました。
ところでこのミルクセーキがいつのころから日本にやってきたのか気になったので調べてみました。
明治時代の後半の新聞に掲載されていたコラムに「どこでもミルクセーキという看板を見る。氷と卵と牛乳と砂糖水、それにレモンかイチゴかを調合し、器械にかけてガラガラと廻すと、泡が立つて即ち醸し得たりミルクセーキ。一杯十銭とは随分高い。七銭で飲ませるところもあるがと聞くと、それは卵がはひつてゐないのださうな。」とありましたが、この時代、ミルクセーキはいまのお金の価値でいうとおよそ二千円もしたそうですが、とても高級な飲み物だったのですね~。
大正時代のモボ・モガ(=モダンボーイ、モダンガール)が好んで飲んでたというこのミルクセーキは当時の最先端をいく若者たちの飲み物だったんでしょうね。私たちにとって懐かしい飲み物になってますが、いまでいうタピオカとかもいずれ100年後には懐かしい飲み物になるのでしょうかね…。
 
ところで話は戻りますが、ミルクセーキといえば私は「長崎ミルクセーキ」を想像してしまいます。
長崎ミルクセーキはおよそ100年前の大正14年(1925年)に「ツル茶ん」というお店で出されたのが始まりだそうです。そしてこのお店の創業者である川村岳男さんという方が「夏は暑く、坂が多い長崎にあったメニュー」ということで考案されたのだとか。ミルクに卵を混ぜたちょっと黄色味かかったやわらかな色合いでたっぷりの甘みにレモンの風味が感じられて、なんともふわっとした食感が私はたまらなく好きです。
 
ここのところシュガーロードが少しだけマイブームになっていますが、前回の出発点の小倉のお話からひとっ飛びでゴールの長崎に辿り着いてしまいました。
シュガーロードの途中の街にもたくさんの砂糖菓子があるので、それはまたどこかでご紹介したいです。
 
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ということで今回は「長崎ミルクセーキ」を作ってみました。卵黄と砂糖と練乳と牛乳にバニラエッセンスを少々加えてを混ぜ合わせます。そこへ氷を入れミキサーにかけます、様子をみながら氷を細かく砕けるまで回しなめらかな感じになってきたらできあがりです。そこへチョコンと真っ赤なさくらんぼをのせるとふわっとしてそしてほんの少しのザクザクの食感のミルクセーキができあがります。
そのほかにも作り方にはいくつかあるようですが、かき氷器でふわふわに氷をすり下ろしたボールに、混ぜ合わせた卵黄と砂糖と練乳と牛乳たちを加えて仕上げる作り方もあります。氷が溶ける前のふんわりとしてザクザクとした食感を残すところがいちばんのポイントだと思います。
出来上がったものは、子供のころ誰もが大好きだったミルクセーキになりました。私もこの夏は思い出したようにミルクセーキをどんどん作ってみようと思います。
 
 
今回のコップは大のお気に入りです。あと2つしか残っていません。
このカップの魅力は、今の時代でガラスの良さを表現するときに用いられる透明感やクリア感のようなものは一切感じられません。むしろ野暮ったく無骨な感じしかしないカップで、ガラスの生地には荒い気泡があり、手触り感は重く…ですが、そういうところもこの時代の作り出した魅力として今の時代にはむしろ新鮮でもあると思っています。実は、このカップは元は蓋の付いた食品用の缶詰め容器としてのガラスの器だったのですが、このようなコップは最近では探してもなかなか見つからなくなりました。
手に取ったことのある人にしかわからないカップの良さを言葉でお伝えするのは難しいなぁと思いますが、このカップの魅力がうまく伝わっているといいな~と思います。
 
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【品番#U211】ガラスのコップ
サイズ:直径:7.0㎝ 高さ:12.0㎝
価 格: 2,900円 (税込) / 枚 (残り2個、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:クリア、グリーン 各1個ずつあり
 
 
[Product #U211] Glass cup
size:(Diameter): approx 7.0cm / (Height): approx 12.0cm
price: ¥2,900/1 plate (Tax included)
stock: 2 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
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【品番#U183】 八角朝顔図平皿 ( Octagonal flat plate with drawn Morning Glory )

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九州はこの1週間ずっとスッキリしないお天気が続いていましたが、雨に濡れた新緑はより鮮やかに映って、これはこれでいい景色だな…と思い、そんななか過ごしています。
新しく芽生えた葉っぱや野花はとても柔らかくとても繊細で透明感があって、そんな葉っぱや野花には恵みの雨と言わんばかりにこの雨を全身で受けている様にも感じられます。
少し前には桜が咲いたよ!、春が来たよ!、と言っていたかと思えば…ときが経つのは本当に早いものです、私の庭には山紫陽花が咲き始めたんですよ。
 
毎週、お料理に器をあわせてアップするのですが、それにあわせて今週はどんな葉っぱを添えようかな…と山を散歩します。
いつもハサミと特殊な袋(これはちょっと特殊なんです…)を持ってぶらぶらと歩くのですが、歩き始めのときはそんなに採るつもりはないのですが歩いているうちに、「あ〜この花もいいな。」、「あ〜これもいいかも〜。」と気が付けば、袋の中は山盛りの葉っぱや花でいつも一杯なんです。
こうして山を歩きながら葉っぱを採っていると、気持ちがすぅ~っと優しい気持ちになるんで、いつも不思議です…。そして採っている時というのは夢中で何も考えてない自分がいます。本当に人見知りで人付き合いが苦手な私にとってこの時間が何より何より大好きな時間です。
そんな山歩きのなか、今週は“ブライダルベール”という花が目に止まりました。この花を知ったのは学生の頃ですが、そのときは学生寮に入っていました。学生寮では実家を離れて暮らすのでときどき寂しくなるとシスターの部屋に通っていました。部屋に行ったとき、そのシスターがブライダルベールを可愛がっていたのでその時に初めてその花を知りました。それからはシスターの部屋に行くたびにどんどん増えていくブライダルベールを見ては、「こんな花をどんどん増やして何が楽しんだろう…」と思っていました(笑)。
「水に挿しておくと根が出てきてどんどん増えるのよ。こんなに増えると可愛いでしょ!」と言われていたことを久しぶりに想い出しました。
ああ、シスターどうしてるかな?元気にされてるかな?…ふと思います。こうして今、野に咲くブライダルベールを眺めていると、本当に可愛いって思えるんです。私もこのシーズン増やしてみようと思います。そして折に触れ想い出すシスターを訪ねてみたいと思いました。
 
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今週も大好きなお漬物の本からアスパラのシーズンが来たら作ってみたいと思っていた一品を作ってみました。
「アスパラガス」のピリ辛味噌漬けです。このお漬物は短時間でできる簡単なゆで漬けです。
豆板醤のピリッとした辛さと、お味噌の甘みが相まってとても美味しかったです。ネギと豆板醤を炒め、あらかじめ合わせておいた味噌とみりんとほんの少しのお砂糖を加えて混ぜ合わせ、この中に固めに茹でたアスパラを混ぜあわせ、ほんの1時間程重石をのせおいておけば、はい出来上がりです。とってもとっても簡単なのでよかったら試してみてください。
 
 
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今週使った器は、八角の平皿です。上品な雰囲気ですが、一見するととても使い方が難しく型苦しい器に見えますよね?
そう思われるかもしれませんが、この器は見た目よりう~んと使いやすい器なんですよ。きっと、生地の色がほんわりした白磁なので、カチッとした白が強すぎずやわらかく包んでくれるところでしょうか。
図柄はこれからの季節にぴったりな朝顔の図柄になります。
 
 
【品番#U183】 八角朝顔図平皿
サイズ:(タテ)15.0㎝ (ヨコ)15.0㎝(高さ) 2.0㎝
価格:2,900円(税込)/個 5枚あり
状態:少々難あり うち2枚(フリモノ)(ムシクイ)
備考:キズとはよべない窯キズなどもあります(それも器の個性と思い楽しんでいただけたら幸いです)。
 
[Product #U183] Octagonal flat plate with drawn Morning Glory
size: (One side length): approx 15.0cm / (height):approx 2.0cm
price: ¥2,900/piece (Tax included)
stock: 5 in all
condition: favourable condition
note:
note:
 
 
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【品番#U210】印判菖蒲図平皿 ( INBAN flat plate of Iris )

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先日、小倉の針の先生のところに行きました。先週ちょうどシュガーロードのことに触れていたので色々調べていた時に、シュガーロードが長崎街道ということを知ったので小倉の常盤橋のまわりを散策してみました。
紫川に架けられた常盤橋を小倉から渡ったところに長崎街道のスタート地点があります。ここから長崎までの道のりの色んな所に甘味のお菓子が数多く生まれたんですね。感慨深く舗装された長崎街道をみて当時を想像したりしました。
ちょうど年配の先生と学生さんの一行があたりを散策されていて、引導されている先生の説明を脇でこっそり聞かせていただきたきました。
その一行のうしろを付いていくと、紫川を渡ると室町というところがあり、その室町、長崎街道に沿ってどんどん進んでいきます。
あたりを見渡すと、ここには古い家屋が残っていたり、長屋をリフォームしていたりとても雰囲気のよい街並みでした。これまで小倉の駅周辺しか知ることがなかったのですが、また先生のところへ来るときには他の町も散歩してみたいと思います。
ずいぶん進んだ先で、かなり駅から離れていることに気が付き、折り返して戻りました…。
現在の常盤橋(「木の橋」)は江戸時代と同じ木造で復元されていてその当時の雰囲気が漂っているいいところです。小倉に行かれた際はちょっとだけ足を運んでみてはいかがでしょうか。
 
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突き抜けるような青空でそよぐ風が心地よい5月に入りました。
今回はちょっと出遅れましたが、端午の節句の季節にちなんで粽(ちまき)をちょっとアレンジしたものを作ってみる予定でした。しっかり事前の試作もして、笹の葉も準備もバッチリでした。ですがいざ写真を撮ろうとすると、なかなか落ち着いた時間が取れず、さぁやるぞ!とふたたび思った時には「ガーン」…。ちゃんと保存をしていたはずの笹の葉の状態が悪くなっていて、一見綺麗なのですが、葉っぱが乾燥してパキパキと折れるんです。これではとても粽として使うことができないということになっていました。これにはかなりショックで…。
そんなショックで落ち込んでいるところ冷静に考えてみると、葉っぱを採る時間ももう一度作る時間も無いので、保存している葉っぱでどうにかできないかと考えてみました。
 
かなり前置き?言い訳?が長くなりましたが、そういう訳で今週は蓮根饅頭を朴葉で包んでみました。
蓮根をすりおろし、ほんの少しの片栗粉を入れ火にかけ練ります。蓮根にほんのりと透明感が感じられたら砂糖を加えていきます。そして一旦冷ました蓮根を使って餡子を包みます。
出来上がりは、蓮根本来の甘みが優しく感じられる美味しいお菓子になりました。蓮根をすりおろしたものを火にかけると、蓮根から粘り気が出ます。あんなにも粘りが出ることには驚きました。
蓮根をすりおろしたものは色々なお料理に使えそうで、これからの迎える蓮のシーズンにはまた違ったものにも挑戦してみたいと思っています。
 
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今回の器は菖蒲の図柄の印判皿になります。本来なら端午の節句前にアップすべきでしたが、少し日にちがずれてしまいました。こちらもすっかり出遅れてしまいました。
こちらの器は室礼用にどうかな?と初めの頃は思っていたものになります。
私はこうした季節の図柄のお皿はリビングや飾り棚などに立てかけ眺めて楽しんでいます。その際に脚付きのお盆を屏風の様に見立て、その前に季節の図柄の器を立てかけて楽しんだりもします。
菖蒲の花はちょうどこれから時期を迎えます。よろしければ、この様な季節を象徴する図柄の器を使って日々の慌ただしい時間の中でも季節を感じられる装いで楽しんでみてはどうでしょう。
 
 
【品番#U210】印判菖蒲図平皿
サイズ:直径:18.3㎝ 高さ:2.0㎝
価 格: 1,500円 (税込) / 枚 (5枚あり、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:
 
 
[Product #U210] INBAN flat plate of Iris
size:(Diameter): approx 18.3cm / (Height): approx 2.0cm
price: ¥1,500/1 plate (Tax included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
 
 
骨董の器は通販も対応しております。
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

 幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 

短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。

骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

Facebookページ
器と、そのまわり 杜鵑草(ホトトギス)

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

 

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。

結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

 

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サイズ 重量(kg)                        
60 2kg迄 500円 500円 600円 500円 700円 800円 800円 800円 800円 1,300円 1,300円 1,700円
80 5kg迄 580円 580円 850円 580円 950円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,550円 1,550円 1,950円
100 10kg迄 1,000円 1,000円 1,200円 1,000円 1,000円 1,250円 1,250円 1,250円 1,250円 1,800円 1,800円 2,200円
140 20kg迄 1,250円 1,250円 1,350円 1,250円 1,450円 1,550円 1,550円 1,550円 1,550円 2,050円 2,050円 2,450円
160 30kg迄 1,500円 1,500円 1,600円 1,500円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 2,300円 2,300円 2,700円
  10kg迄増 250円
170   2,200円 2,200円 2,300円 2,200円 2,300円 2,400円 2,400円 2,400円 2,400円 2,800円 2,800円 3,200円
180   2,450円 2,450円 2,550円 2,450円 2,550円 2,650円 2,650円 2,650円 2,650円 3,050円 3,050円 3,450円
200   2,950円 2,950円 3,050円 2,950円 3,050円 3,150円 3,150円 3,150円 3,150円 3,550円 3,550円 3,950円
220   3,450円 3,450円 3,550円 3,450円 3,550円 3,650円 3,650円 3,650円 3,650円 4,050円 4,050円 4,450円
240   4,450円 4,450円 4,550円 4,450円 4,550円 4,650円 4,650円 4,650円 4,650円 5,050円 5,050円 5,450円
260   5,450円 5,450円 5,550円 5,450円 5,550円 5,650円 5,650円 5,650円 5,650円 6,050円 6,050円 6,450円

※税別価格表示
※沖縄については別途料金を適用させて頂きます。
※離島については、別途実費をご負担お願いします。

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