大晦日を迎えました。
今年も無事に一年を終えることができそうです。
今月、大切な友人を病気で失いました。
高校時代からの友人です。病気が見つかって約1か月の急逝でした…。
何もかもが早すぎました。友人のことはまたあらためて、どこかで気持ちを整理するためにもこのサイトに記そうと思います。
埼玉で暮らしていた友人とは福岡との遠い距離があって、いまだにキツネにつままれているような感覚で、事実としてまだ受け入れることができてないのが正直なところです。
きっと去年の今頃、彼女も当然のように、今日のこの大晦日が訪れるものだと思い、今の自分自身のことを疑う余地も無かったと思います。
健康であることのありがたさ、それは決して当たり前ではないということ。健康であるということは何よりもこれからの色々な希望を手に入れるチャンスをもっているということ。
それと、自分の存在は自分だけのものではないんだということ。
そして当たり前のことは決して当たり前ではないということ。
本当にいろんなことに対して、あらためて感謝の気持ちを持つことの大切さを考える年末でした。
例年のことですが、今年も12月はギリギリまで皆敷の仕事に没頭しています。
今年はこれまで以上に葉っぱを添えることの意味について、向き合う時間になりました。そしてまた、考える時間を得られる一年でした。
山に行っても、山の木々や葉っぱをみても、これまでの自然とは違っていることが強く感じられ、ことあるごとに考える機会となりました。
またお料理に添える皆敷を通じていろんな世界が広がりました。
ここ数年はこれまで学校で教わってきた歴史とは少し違った角度からあらためて勉強をしなおしています。
気に留まったことは、実際に出掛けて目にして触れて、学びなおしているところです。
歴史を知ることでこれまでの経験、そして経験と知識が点と点でつながっていくことがたくさんあって、この瞬間の感動はちょっと言葉では表現ができない楽しさです。
こうして今、学びなおすことで、扱う骨董の器たちの価値も違った角度から見つけることができるようになったり、また取り扱う器が変わってきているのも私自身が興味深く自分のことを感じています。私にとってのリスキリングですね。
さらにこの学びは器に盛りつけるお料理、そしてそれに添える皆敷。ワークショップを通じて皆さんに伝える機会を作っていこうと思っています。
また、機会をいただいている専門学校の若い学生さんにも、授業を通してどんどん伝えていきたいと思ってます。
来年はこれまで以上に皆敷を多くの方々に気軽に体験していただける場面を作りたいと思い、その計画を練っていますので、楽しみにしていてください。
それから、ここ二年ほど活動を休止していたホトトギスのホームページも来年は頑張っていこうと思ってます!
このような私の活動にご興味がある方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声がけいただけましたら嬉しいです。
さいごに、年末のご挨拶をこうしてできることの幸せをあらめて強く感じる一年の締め括りになりました。
来年も皆様にとって幸多き年になることを心よりお祈り申し上げます。
来年もこれまで同様のご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
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杜鵑草(ホトトギス) ~器と、そのまわり~
於保亜希子