【品番#U198】プレスガラス (Pressed glass)
最近はずいぶん日が長くなってきた気がします。
梅の時季をむかえ、温かい季節の足音が聞こえるかと思ったら、一転、冷え込む日もあったりで
三寒四温とはまさにこの時期のことをさすのかもしれませんね。
ところで安心院に行ったときにお土産屋さんでいつものように郷土のお菓子を物色していると、「食べりよ〜!食べりよ〜!」と、ふと年配の男性から声を掛けられました。
その方は、お店の一角に陳列されたいくつものお菓子を次から次と勧めてこられました。
ひと口食べるとやさしい、なんというか懐かしい味が口いっぱいに広がります。次から次に勧められるので、私もついたある調子にのって次から次にと平らげてしまいました。
その方はお菓子の配送でこのお店に届けてきたところ…と笑って話されてましたが、そのうち試食ケースがないお菓子も私が食べたそうにしていると、車までわざわざ取りに行ってくださいました…笑
お菓子のことや、材料の無添加のこだわり、食べ方などなど気がつけばどのくらいの時間だったでしょうか…時間を忘れるくらい長い間お話をしました。ただの配送の人にしてはやたらと色んなことに詳しいのです。
それに話をお聞きするうちにこちらのお店は以前、お菓子を皇室にも献上されたというような事も話されていました。
本当に美味しく、試食(ではもう済まなくなってますが…)を止まることなくつまみ続けてもにっこり微笑みながらいろんな話を熱弁されるこの方、なんでなの?と思っていたら、なんと3代目社長さんでした。しかもこちらのお菓子を作られているのは豊後高田市にある明治元年からの老舗菓子屋さんだったのです。
どうして宇佐にピーナッツと菓子なのか?などの由来まで教えてくださいました。落花生のお菓子「いさご」は知る人ぞ知る、豊後高田の昭和の町にある宇栄喜号製菓本舗さんの銘菓でした。
豊後高田といえば、私が行ってみたいと思っていた町のひとつです。
再会をお約束してお別れしましたが、偶然にも次に行きたいと思っていた土地のお店の方と知り合えて、これもご縁だと思いました。
安心院ではこんな不思議な小ネタはまだまだ他にもあります。そんなこともあって安心院にどっぷりとハマっている私です。
安心院の話はまだ尽きません…。
そんなわけで今週の盛り付けはその宇栄喜号製菓本舗さんの銘菓「ゆず淡雪」を使って盛り付けてみました。
ゆずの風味が淡雪の優しい味と合っています。ふと思い出したのですが、ちょうど昨年の今頃、苺の淡雪を作りました。
季節の果物を淡雪と合わせるのは色んなバリエーションが生み出せて面白いなぁと思いました。
自分ではなかなかこうは作れないとは思いますが、ゆず淡雪…これから春先に向けて色んな果物で試してみたいと思います。
庭先にハーブの芽が出てきたので今回はハーブを添えてみました。
そして淡雪をいただく楊枝には香木の黒文字を使ってみました。黒文字からほんのりと漂う香りがよりいっそう美味しさをひきたててくれます。
器はプレスガラスです。
この時期になると不思議とプレスガラスが使いたくなります。プレスガラスといえば他にも商品の在庫はあるのですが、なぜかこのプレスガラスに手が伸びてご紹介してしまいます。
プチプチと手に触れる優しいガラスが光に当たると柔らかく輝きます。このタイプはもうこの一枚になってしまいました…まだプレスガラスをお持ちでない方にお試しにどうかな?と思ってます。
【品番#U198】 プレスガラス
サイズ: 直径:13.3㎝、 高さ:2.0㎝
価 格: 1,700円 (税込) / 枚 1枚あり
状 態: 良好
備 考:
[Product #U198] Pressed glass
size:(Diameter): approx 13.3cm / (Height): approx 2.0cm
price: ¥1,700 (Tax included)
stock: 1 plates in all
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子