【品番#U130】色絵 菊図皿 ( Chrysanthemum color picture plate )
本当にお天気のいい日が続きます。山の木々は青々として新録のラッシュで眩いばかりに若木の緑が輝いています。
見上げると、空は果てしなく突き抜ける青一色でどこからか鳥のさえずりが聞こえてきます。
こういうときは思わず深呼吸をしたくなりますが、深~く息を吸うと春の香りが体の隅々まで行き渡るような気がします。
毎年この季節の景色を感じては「私は田舎で暮らせて本当に幸せだな。私はきっと街中では暮らせないな…」とも実感するものです。
ですがそんな山の風景が今年は本当にどうしたことでしょうか、、あまりにも早く春が駆け足ですぎ去って行きます。
私の周りの今年の山の状況をちょっとお話したいと思います。
山のところどころに咲いていた山藤はゆっくり眺めることも少なくあっと言う間に満開をすぎて終わろうとしています。
実家の庭には早くもみやまつつじが満開です。
また梅の実は例年の今頃よりふた周りほどは大きく成長しているでしょうか。
そしてそして私の好きな朴葉は青々と綺麗な葉っぱをつけ、もう花が咲いています。
朴葉の花をご存知でしょうか?私の好きな花のひとつなのでご紹介します。
この花は真っ白で大きくエレガントな花です。高い山の木々の間からところどころにぽつぽつと白い姿をのぞかせるところまでもがなんとも上品で、この花を好きな理由のひとつです。
いつも「あ~採りたいなたいなぁ」とは思うのですが、あまりにも高いところにあることが多くてなかなか採ることがことが難しいのがとても残念です…。
話を戻しますと…、柚子や夏みかんの柑橘系の蕾までもふくらみ始めました。
いつもならあと2~3週間後くらいに楽しませてくれる草花がなんだかあれもこれも春を楽しまずに乗り遅れないように咲き急いでいるかのように感じてなりません。春が駆け足で行ってしまうということは今年の夏は長くなるのでしょうか…。そんな思いもふと過ります。
みなさん、どうかもう少しゆっくりすごしてください。春を楽しんでください…と、草木にお願いしたくなります。
今回はこの季節の素材を昆布で作った船に乗せて蒸した「船昆布蒸し」です。
素材は全て今朝実家の庭で採れたものになります。そろそろ終わりに近づいている筍と蕗と蕨を軽く下味したものを昆布のお船に乗せて蒸します。
そして今回の葉っぱは新芽が芽吹いたばかりの黒文字です。黒文字は和製ハーブとでも言いますか、とても爽やかな香りのする木です。
その黒文字を船のオールに見立ててみました。見立てたときの私の中のイメージでは、”渓流を船に乗って春の景色を楽しみながら下る”・・・そんな景色が思い浮かび楽しく感じました。
今回も私の大好きなお料理人さんにアドバイスを頂きました。「写真に奥行きを感じさせるためにもう少し具材をたくさん盛り付けてよかったかもしれませんね。」と。何事も勉強です。
また次に生かしたいと思います。
さて今回ご紹介する器は色絵の平皿になります。
こちらの器は女性っぽい印象に感じられる器です。図柄や色が優しい雰囲気を感じさせる器です。
色柄的にはハレノヒにも使って頂けるのではないかと思います。大きさも16㎝あって使い勝手の良い大きさとなっています。
こちらの器について前回のご紹介もご覧ください・・・こちらから
【品番#U130】 色絵 菊図皿
サイズ:直径:15.5㎝
価 格:4,200円 (税抜) / 枚 (5枚あり、バラ売り対応可能)
状 態:良好
備 考:幕末
[Product #U130] Chrysanthemum color picture plate
size:(Diameter): approx 15.5cm
price: ¥4,200/1 plate (Tax not included)
stock: 5 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note: End of Edo period
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子