【品番#U156】くらわんか皿 ( KURAWANKA Bowl )
今朝起きるとビックリ!です。あたり一面銀世界、雪が積もっていました。
雪が降ると昨晩の天気予報で聞いてはいたのですが、本当に積もるとは本当に驚きました。
これまで今年の冬は暖かくてなんだか年末の雰囲気がしないな…と思っていたのですが、ここにきてやっと師走なんだと季節の行事と天候が合ってきたような気がします。これからは山ではピンと張り付く空気の中でお正月の葉っぱ採りの作業になります。でも、このほうがしっくりきます。今年の年末も葉っぱ採り頑張ろうと思います。
今回は投稿するためのお菓子の話になります。
前回の投稿に書いた「ヤブニッケイ」を投稿のあとも色々と調べているうちに、なにかこの葉っぱを使って作れないかな…と、思うようになりました。
先日おこなったワークショップではヤブニッケイの葉を切り落とし整理している際に、ツンとしたシナモンのような香りがたまらなく良い香りで捨てるのはもったいなくて、そのときはヤブニッケイの枝を焼き菓子の楊枝として使いましたが、今回の投稿ではこのヤブニッケイの葉を使った「蒸し団子」を作ってみようと思いました。蒸し団子はありふれたお菓子ですが、ヤブニッケイを使って作ったことは一度もないので、いつもながらのチャレンジです。
上新粉をこねながら餡子を包み蒸し器に入れます。ここまではいつものお団子と同じです。
ところがビックリ!蒸し始めて2分ほど経ったころから、「ん?何か匂うな?なんだろ?」と香りに気付かされ、ハッとお団子を蒸していることに改めて気付き、くんくん匂いを嗅ぎながら蒸し器の蓋をちょっと開けて覗いてみました。
「キャーなに、この香りは~!!」
ちょっとこの香り、優しい爽やかな言葉では言い表す事ができない、なんというか思わず両腕をぎゅっと抱きしめ蒸し器から立ち込めるこの香りにひとり陶酔する私がいました。なんともいえないこのいい香りは、蒸し上がった水蒸気に乗ってあたり一面をふわっと包み込んでくれました。そのときにふと思いました。こういう事なんですね…本当に昔の人たちの生活の知恵というものは、なんてすごいんだろう!と。
こんな感動はなかなか味わうことはない経験です。それもふとした偶然からリアルヤブニッケイに遭遇したからだと思います。
柑橘系の葉っぱは香りがするだけでなく、この香りは虫や、動物から身を守るために作るのだとそうです。よく見てみると葉っぱの表面にはツブツブがあってこれを油胞(ゆほう)といって袋状になってて、この油胞に香りの成分が詰まっているんだそうです。油胞は外的な刺激(葉っぱを揉んだり)によって袋が破れると香りが広がるんだそうです。
そんな素朴な「蒸し団子」は素朴な器に盛って食べたいなと思い、素朴な器と言えば私の中ではやっぱり「くらわんか」でしょう。くらわんかに盛り付けることにしました。
くらわんかの器の魅力についてもこれまでの投稿でも書いているのでまた同じようなことを語ると思うのですが、兎に角くらわんかは「一家に一種類常備」といっても良いほど本当に使い勝手の良い器です。
温かみがあって、どんな上等なお料理でもまたこうして素朴なお料理でも、スイーツでも「ぐっと素敵!」に見せてくれます。この時期であればもちろんお正月にも使っていただく事ができると思います。
【品番#U156】くらわんか皿
直径: 14.0㎝
高さ: 4.0㎝
価格: 4,500円 (税抜) / 枚 (2枚あり、バラ売り対応可能)
状態: 良好
備考: 1枚カマキズあり
[Product #U156] KURAWANKA plate
size:(Diameter): approx 14.0cm / (Height): approx 4.0cm
price: ¥4,500/1 plate (Tax included)
stock: 2 in all (possible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子