【品番#U134】染付山水図 長皿 ( Rectangular plate of Dyed Landscape Map )
昨日、3月3日の桃の節句を迎え、今日なんかは季節が一気に春めいてきた気がします。
気がつけばもう3月ですね。「1月は”いく”、2月は”にげる”、3月は”さる”」…と言いますが、この勢いだと本当に今月もあっという間に去っていきそうに感じます…。
今日は部屋の窓を開けて空気の入れ替えをしています。これも温かい季節の到来を感じるなぁと心から感じます。
そういうわけで暖かい陽の光に誘われて近くの公園に散歩に行きました。
少し歩くと風も心地よく、なんだか行き交う人の数も増えたように感じられ、みんな冬の重い服から身軽な服装になったような気がします。
桜の枝先が近くで見ると心なしかふっくらと膨らんだように感じられ、少し距離をおいて見ると桜の木全体が赤みがかってきたように感じます。
街の中で見るヤブツバキの鮮やかな赤がところどころで目に留まり、これはこれでいいなぁと感じます。若い頃にはそれほどまでよく意味が分からなかった椿の持つ魅力、美しさも年齢を重ねるにつれなんとなく分かってきた気がしています。
遠目に見ると木々はまだ少し茶色がかっていますが、緑が芽吹き始め、あと数ヶ月後には新緑の季節を迎えることでしょう。
春の季節を迎え行き交う人々の足取りも軽やかになったと書きましたが、自然のそんな営みがあってこそ人々もその景色を見て心穏やかになっているんじゃないのかなぁとふと思いました。自然の営みあっての私たちだとつくづく感じます。
出がけに着込んだ上着も、帰りつく頃には一枚少なくなっていた私に気づいた今日のお散歩でした。
今回のお料理は、お雛様にちなんで以前から度々登場する「お料理の作ってみたいリスト」の中から岐阜県、長野県や愛知県の一部に伝わる郷土料理の「からすみ」というお菓子を作ってみました。
「からすみ」は、桃の節句の祝い菓子としてたくさん作って隣近居や親戚に配るのが習わしだそうです。富士山のように見える断面が特徴の和菓子です。
お餅をつくときと同じように、蒸しあがった上新粉をこねなければいけません。それを素手でやってしまって、手にまとわり付いて両手に軽いやけどを負ってしまいました。よくよく読んでみると、水で濡らしたさらしを使ってこねなければいけないというところをすっかり読み飛ばしていました…。
お雛様にちなんで色は三食にしてみましたが、桃の花をイメージして作ったりすると今の季節を感じるなぁなんて思います。
桃色に色を付けるのは食紅を使うのは鮮やかかもしれませんが、ちょっと抵抗があったので今回は紅麹を使いました。
切り口が富士山に見えるということを意識して作り上げるにはやっぱりコツを掴むまではそう簡単にはいきませんね。
実はからすみは先日のワークショップで使った一品です。これがまた、からすみではなく、余ったお餅を使ってふと思いついたヤブニッケイの葉っぱで包んで蒸したこちらのお餅の方がワークショップでは皆さんに喜んで貰えたような気がしたんで笑えます。
そこで感じたのは、盛り付けのアイディアってこんな感じで案外、気負わずとも偶然のきっかけで出てくるのかなぁと。
器のご紹介はこちらをご覧ください。
この盛り付けに使ったのは長皿です。
こういった長皿はどちらかというと骨董の器としてはあまり目が向けられないのが事実でして、「長皿=焼き魚」などとイメージして使い方が限定されているように感じる方が多いのですが、実は実はとても使いやすい器です。
私のイチオシです。
こちらの器について前回の盛り付けのご紹介もご覧ください。
○アルマドの盛り付け
【品番#U134】染付山水図 長皿
サイズ:タテ:11.5㎝ ヨコ:20.0㎝ 高さ:4.0㎝
価 格:37,000円 (税抜) / 5枚セット (バラ売り対応不可)(応相談)
状 態:良好
備 考:
[Product #U134] Rectangular plate of Dyed Landscape Map
size:(Width): 20.0cm (Depth): 11.5cm (Height): 4.0cm
price: ¥37,000/set of 5 pieces (Tax not included)
stock: 5 in all (impossible to sold individually)
condition: favourable condition
note:
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子