杜鵑草 器と、そのまわり hototogisu

【品番#U183】 八角朝顔図平皿 ( Octagonal flat plate with drawn Morning Glory )

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7月になりました。もうすぐ七夕ですね。
毎年この時期には梶の葉採りで大忙しだったのですが、昨年からは新型コロナの影響で採りに行くことも無くなりました。
でもこの時期になると、やっぱり梶の葉に思いを寄せ、そして七夕の行事が恋しくなります。
前に七夕についてこのホームページに書き込んだものがあります。よかったらお時間のあるときに読んで頂けると嬉しいです。
 
今回は庄内麩を使って籠盛り果物を作ってみました。最初このアイデアをお料理人さんから頂いたとき、「庄内麩?」と正直ピントきませんでした。
「麩」と言えばタンパク質が豊富なことからその昔、肉食を禁じられていた禅僧がたんぱく質補給のために重宝した食材という事。今日ではその栄養価やまた軽量であること、使い勝手の良さから保存食としても重宝され、様々な和食の食材に使われていることくらいしか知りませんでした。
今回使った「庄内麩」は山形県酒田市の松山地区特産物として江戸時代から伝わる板麩といわれるものです。日本にはその土地の風土を生かした食材というものが様々ありますが、この庄内麩もそのひとつです。
 
一般的に「麩」は、ふわふわしているイメージだと思いますが、この庄内麩は一見するとペタンとしたカチカチとしたものなのです。
それには理由があって、江戸時代に船での流通が中心だったころ、この船に積みやすいようにするために板状になったといわれているそうです。庄内麩は他の麩と違って板状になっているため、一般的な麩とは異なって食感や食べ応えがあります。それをうまく使った色んなアレンジを加えた食べ物があります。
そう言えば少し前に私がダイエットしたお話をしたのですが、そのとき麩を使っていろいろと調理していました。こういうアレンジの仕方もあるのですね。
 
そして思ったことは、今回使った庄内麩は九州・福岡で暮らす私にとっては馴染みが薄いことから、実際に使ってみることでこの庄内麩の良さを理解し納得したことで、とても感動しました。
 
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今回のお料理では、この庄内麩を軽く蒸して一枚の生地状に広げたものを型に入れ、この状態で揚げるという方法を使っています。
やり初めのころは油に入れると型が油の中でくるくると回転をして麩がグチャグチャになってうまくいかなかったのですが、いくつも揚げていくうちにコツを掴むことができました。そのコツを掴んでからはひとつ、ふたつとできるようになってきました。
このところ毎回思うのですが、何度やっても思ったように出来ない時、本当に気持ちがへこみ焦ってきます。
「どうして…どうして?もうだめだ〜やめようかな…」と、正直放り出したくなりますが、そんな時は「大丈夫、大丈夫出来る!」と自分自身に言い聞かせながら、気持ちを持ち直しやっています。
そうやって何度も何度も失敗を繰り返しながらもなんとかイメージに近いものが出来てきたときは本当に嬉しい気持ちになります。
揚げた庄内麩はカリッとし、うっすらと甘みも感じられてとても美味しいです。そして、最後にその籠の中に季節の果物を…七夕の五色にちなんで五種盛り付けてみました。
 
今回器に使ったのは、染付八角朝顔図平皿です。この器はとても気に入ってます。一目でお料理映えする器だなと思いました。
この器を初めにひと目見たとき、果物やお菓子を盛りつけたらきっと素敵だろうなと感じました。
図柄も「朝顔」が描かれていて今の季節にぴったりだと思います。この器は色々と説明をするよりも実際に手にとって品物を見ていただけた方がその魅力が伝わるんじゃないかと思ったりもしますが、どうか見てくださっている方々にこの画像からその魅力が伝わるといいなと思います。
全部で10枚あります。状態も良好でで幅広く様々なシーンでお使いいただける器としてお薦めします。
 
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【品番#U183】 八角朝顔図平皿
サイズ:(タテ)15.0㎝ (ヨコ)15.0㎝(高さ) 2.0㎝
状態:良好
価格:2,900円(税込)/個
備考: 在庫5枚
 
 
[Product #U183] Octagonal flat plate with drawn Morning Glory
size: (One side length): approx 15.0cm / (height):approx 2.0cm
price: ¥2,900/piece (Tax included)
stock: 5 in all
condition: favourable condition
note:
 
 
骨董の器は通販も対応しております。
商品の購入をご希望されましたら、以下の方法にてお問い合わせください。
〇当サイトのメールフォーム(contactより)
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U092】ベロ藍 楼閣図八角変形大鉢 ( Berlin-blue Octagon large bowl with painting of landscape and pavilion )

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このところのお料理との向き合い方が変わることで、お料理人さんが使う道具類に対する興味がより大きくなっています。
そんななかで、先日作った葛切りを作るときの話ですがこんなことがありました。
バットに流し込んだ熱々の葛を均等に整えるのに、私は家にある工具のペンチを使ってやりました。それはとても使い勝手が悪く不便でした。なんとなくこれでなくてもなんかちょっと違った角度で使い勝手がいいものが欲しくてたまらなくなりました。さすがにペンチでは用途が違って…。
実は、その用途を成す「やっとこ」という料理道具があるということを教わりました。確かに和食店に行くとお料理人さんがお鍋をペンチのようなはさみのような道具で挟んでいるのを思い出しました。
元々は鍛冶屋が焼けた鉄などを挟むのに「焼床鋏(やきどこばさみ)」と呼んだことが始まりだそうです。「やっとこ」とは焼床~やきどこ~やっとこ…と変化していったようです。というのも語源の一節らしいのですが?
 
先日、あるお食事会でオープン初日のお料理屋さんに行った際、お店のお料理人さんに私が最近、これまで作ったことのない料理に挑戦しているという話をして、この葛切りの話になったところ、なんとなんとこれまで使ってこられた「やっとこ」をプレゼントしてくださいました。
このやっとこは、数十年間、毎日毎日このお料理人さんと一緒に過ごしてきてしっかり使い込まれたもので、使い勝手がいいのは手に取ってすぐに分かりました。料理作りに奮闘の日々を送る私にとってはこういうプロの職人さんのツールは貴重な逸品であるのはもちろんですが、ある意味お守り的な存在なのです。でも、ふっと思いました…。そんな大切なものを頂いていいのでしょうか??
「お店も新しくオープンしたことで新しいやっとこで心機一転頑張ります」
と言ってくださいました。本当に嬉しいそんなひとときでした。いただいた「やっとこは」これからお守りとしてずっと大切にしていきます。
 
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今回挑戦したお料理は夏野菜の「揚げ煮浸し」です。これは、もうとにかく大変でした。
包丁をまっすぐ引くこと、しかもそれぞれの野菜を同じ大きさで切ること。そして色鮮やかに見せる…という意味を持つ「揚げる」ということの難しさ。ちょっと想像をはるかに超えていました。
これらの課題をクリアするには何年、いや何十年かかるのか、はたまたそれだけの年月をかけてもクリアできることなのかもわかりませんが、なるほどこういうことなのか…と雰囲気だけははわかった気がしています。
使う材料より切り損ねた野菜の量の多さをみて気持ちが下がりましたが、無駄にすることなく揚げる練習に使って、それらは様々な料理に形に変えしました。
最近、こういったお料理を作るようになって、これまでは面倒だと感じていた出汁をひくこと、そして油を使うこと、そのほかにもありますが面倒に感じなくなってきた事に自分自身とても驚き、そして嬉しく感じています。
 
 
今回盛り付けに使ったものはベロ藍の鉢になります。とても素敵でしょ。
こちらはもともと花器だったのでしょうか…正確なところわかりませんが、用途としては幅広く使えるのではないかと思います。
骨董としての稀少性を問われるとどうなのかな?と思われる器でも価値を見いだせると私は思うんです。そんな器こそ私は大切に大切に次の世代へと繋いでいきたいと思ってます。
 
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こちらの器について前回のご紹介もご覧ください・・・こちらから
 
 
【品番#U092】ベロ藍 楼閣図八角変形大鉢
サイズ:口径:約25.0㎝ 高さ:約10.0㎝ 底径:約13.0㎝
価 格: 29,700円 (消費税込み)
状 態:良好
備 考:
 
[Product #U092] Berlin-blue Octagon large bowl with painting of landscape and pavilion
size:(Diameter): approx 25.0cm (Height): approx 10.0cm (Bottom-diameter): approx 13.0cm
price: ¥29,700 (Tax included)
stock: only one
condition: favourable condition
note:
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U182】輪島塗煙草盆 ( Wajima-nuri Cigarette tray )

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週末がやってきました。
ここ数カ月の商品紹介では私自身が作ったお菓子やお料理を盛り付けてきました。数ヶ月が経ったいま、振り返って作品を眺めていると嬉しく感じます。
お料理が得意なわけでもない私にとって日々の暮らしの出来事に追われながらもやってきた作業は正直大変だったりもします。それから、十分な調理スペースがないところでいつもあちらこちらに置き場所も決まらず無造作に置き去りになっていた道具たちがどうも居心地が悪いように感じてきたので、この期間に思い腰をあげキッチン全体を見直しました。この数か月頑張った甲斐があってそれなりに私が動きやすいキッチンに仕上がってきました。
 
そんなわけで少し使いやすくなったキッチンで今週は「葛切り」にチャレンジしてみました。
これまで葛切りは「甘味屋さんでいただくもの」というふうに見ていたので、まさか自分で作ることができるとは夢にも思いませんでした。そうですね…毎週のことですが、先週からどれだけの葛切りを私が食べたかはご想像にお任せしたいと思います。
 
葛切りは水に溶いた葛をトレイに流した後、お湯に浮かべながら表面が平らになるように、まるで紙を漉くかのようにそっと軽く揺すりながら、白濁した葛が少しずつ色が変わっていくのを見計らい、一旦お湯に沈めて透明になったときに冷水で冷まします。
今回一番頭を悩ませたのは、どうすれば透明で綺麗な葛切りになるんだろう…ということでした。
いつも相談にのっていただいているお料理人さんにこのことを伝えると、どうやら葛が均等な厚さで固まってないことに原因があるのではないかという事でした。
なんどもチャレンジしてみたのですがどうしても厚さがまだらになってしまいます。これも数多くの経験からコツを掴むものなので、結局どうしてもたくさんの葛切りが出来上がってしまったわけです。
そんななかでも葛切りを作る作業の中で白く曇った葛が一気に透明に変わって透きとおる様は、そこに厚い雲の切れ間からサッと光がさすような情景が浮かんで、まるでもうじき梅雨が明け、夏が始まるのも間近だよ…とでも知らせてくれているかのような、そんなストーリーをこのトレイの中から感じました。
 
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今回盛り付けに使ったの蓮の葉っぱです。そして輪島塗の煙草盆に盛り付けてみました。この煙草盆を器として使った盛り付けは私が皆敷に興味を持ってから一度はやってみたかったものなんです。
輪島塗の煙草盆は通常、お茶席などでも使われるものです。図柄は鶴と松になります。木製の煙草盆はよく見かけますが輪島塗の煙草盆はあまり多くは見掛けません。
この煙草盆を仕入れたのは随分前になりますが、そのころからこの煙草盆を一度は器として使ってみたい思い、ずっと大切に在庫していたものです。こうして骨董の器たちを本来の用途とは少し違った使い方にすることも骨董の醍醐味だと感じています。
 
こちらの商品については全部で三つご用意していますが、そのうちひとつの盆の隅に傷があり灰吹が割れ接着したものになるのでこちらの商品についてはそれらを考慮した上で案内させて頂きます。下記の商品案内をご覧ください。詳しくお知りになりたいときは、お
気軽にお問い合わせください。
 
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【品番#U182】 輪島塗煙草盆
サイズ:(タテ)17.3㎝ (ヨコ)17.3㎝(高さ) 8.3㎝
状態:良好
価格:12,000円(税込み)/個
備考: 在庫3個あり/1個少々難あり(こちらはお値段を¥9,000(税込み)といたします)
 
 
[Product #U182] Wajima-nuri Cigarette tray
size: (One side length): approx 17.3cm / (height):approx 8.3cm
price: ¥12,000/piece (Tax included)
stock: 3 in all (impossible to sold individually)
condition: favourable condition
note: One of stock is a little not good condition (this one’s price is ¥9,000)
 
 
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【品番#U181】sold out-色絵茶碗 ( IROE Color picture bowl )

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お買い物に行ったときにふとあさりと目が合ったので、あさりを使った料理が何かないかなぁ?なんて考えていると、あさりを食べたくなりませんか??
そんなことを思うのは、私だけでしょうか??
 
ところであさりといえば、真っ先に思いついたのは深川めしです。今回はそういうきっかけで深川めしを作ってみることにました。その話はのちほど…。
また、深川めしといえば江戸前料理ですよね。今でこそ、そういうふうに語っている私でも以前は江戸前料理といわれてもぼんやりと江戸の料理(東京の料理)ぐらいにしか理解していませんでした。
江戸前っていうのは江戸城の前に広がる江戸の海(今でいう東京湾)のことを差していて、そこで獲れる新鮮な海の幸を使った料理を基本的には江戸前料理といいます。
 
江戸前料理といえば寿司、うなぎ、天ぷら、そばも有名ですよね。
このお料理の名前を並べてみるだけでも、不思議と今の時期に食べたくなりませんか?
そんなことを思うのは、私だけでしょうか??
 
実のところ、江戸前料理のことについて興味を持って色々と知ることができたのも、骨董の器と盛り付けに出会ってからでしたので、そういう意味でもこういったきっかけも何かのご縁なんだろうなぁと、ふと思いました。
そんなことを思うのは、私だけです!!
 
さて、今回は深川めしにチャレンジしてみました。珍しいことに、いつものように手こずることも少なく、思いのほか早く作ることができました。
あさりの風味がしっかり出たうす味のやさしい味わいの食べやすいひと品に仕上がりました。あまり余計に調味料を使わずに、あさり本来の風味を生かしたのが良かったと思います。
あさりがふんわりとご飯の上に盛っている感じが、よりあさりをおいしそうに見せると思い、盛り付けてみました。いかがでしょうか?
また、わけぎの大きさが太かったり細かったりすると綺麗に見えないので3センチほどに切りそろえてみました。
 
今回使った器は色絵の蓋つき茶碗になります。この器は私がまだ骨董の器を収集し始めた頃のものになります。
この赤絵がとにかくとても可愛く感じられ、当時は眼にしてすぐに魅了されて八寸、七寸、なます…とフルセットで即購入したことを今でも覚えてます。ある意味、ひと目惚れのようなものです。こうして気に入った器を購入してはまた次の器に巡り会うという日々を過ごしたことがとっても懐かしく感じられます。
フルセットあった器も、今ではバラバラになり、手元に残っているのはこちらの蓋つき茶碗だけになりました。
この子たちもどうぞ良い方のところへお嫁にもらわれて行ってね…といった心持ちです。
とにかくこの器の魅力はとっても可愛い赤の色だと思います。お気に留まりましたら、どうぞもらってあげてください。
 
 
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【品番#U181】 色絵茶碗
サイズ:(径)12.0㎝(高さ) 7.0㎝
状態:良好
価格:Sold out
備考:幕末
 
 
[Product #U181] IROE color picture bowl
size: (Diameter): approx 12.0cm (height) / approx 7.0cm
price: Sold out
stock: none
condition: favourable condition
note: End of Edo Period
 
 
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【品番#U180】sold out-輪島塗梨地藤図お重 ( Wajima-nuri OJU multi-tiered food box )

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月日が経つのは本当に早いものであっという間に今年も半分近くになろうとしています。
今の時季、天候もめまぐるしく変化するのでそれにつられて私の気持も上がったり下がったりです。最近では気持ちを安定させる事が大変です。
この季節、家でゆっくりと過ごす雨の日が好きだったりします。
窓辺に映る雨に打たれる花々を眺めていると不思議と短大時代を過ごした長崎のことを思い出します。
それは長崎市の市花が「紫陽花(あじさい)」だったということもあるのかと思います。
空が晴れ渡った日の風景も長崎の街にはとっても似合って素敵なのですが、長崎の街の石畳をしっとりと濡らす雨の感じが、どことなく似合っているそんな長崎も好きです。
昔「長崎は今日も雨だった」という昭和の歌謡曲がありましたが、年輪を重ねたいま、あらためてこの曲はいいなぁと感じるようになりました。
 
そういうわけで、今回は作ってみたいリストの中から私の大好きな「長崎」の郷土料理「ハトシ」に挑戦してみました。
ハトシを知らない方が多いかと思うのですが、ひと言で説明すると海老のすり身をパンで挟んで揚げたものになります。私にとってこのハトシとの初めての出会いは、その学生時代に長崎の街を歩いている時に偶然立ち寄った乾物屋さんです。そのときのことは今も鮮明に覚えています。
ハトシは中国語で表すと「蝦多士」と書きます。”ハ”は海老の事を表し”トーシー”はトーストを意味するのだそうです。ハトシは長崎の文化が育んだ「卓袱(しっぽく)料理」の一品でもあります。卓袱料理とは長い歴史と伝統の中で生まれたもので鎖国時代以前から長崎にやってきて居住をかまえた唐人、オランダ人がもちこんだ中華料理、洋風料理に和風をミックスさせて生まれた料理のひとつです。皆さんもよくご存知な「豚の角煮」は長崎の文化が育んだ卓袱料理の代表的なものになります。
 
「卓袱(しっぽく)」というのはテーブルクロスから転じて朱漆で塗った円卓を表し、中国式に主人も客人もテーブルを囲んでひとつの皿に盛り合わせた料理を各自で自分の器に取り分けて食べます。配膳形式では上座下座など席順にも面倒な事が付きまとってきますが、テーブルを囲んで供卓式にすると、みんなが平等に仲良く食事をする事ができます。
私も、学生時代のほんの数年間過ごしただけですが、バイトなどで食文化に触れる機会があったので、こういった長崎独自の文化によって形づくられた生活というか暮らしというもの、その雰囲気はいつになっても想い出しても良い街だなぁって思います。
 
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話が長崎に行ってしまいましたが、ハトシに戻します。
今回最も苦戦したのは「卵の素」と呼ばれる調味料でした。卵の素は海老のすり身のツナギ的な要素と隠し味的な要素になるものですが、はじめは卵黄と塩、油を混ぜるだけだと簡単に考えていました。
ところが、実は今回もこれを作るのに5回も失敗しました。傍では青梅がどんどん黄色になっていくのを横目にしつつ、気持ちがどんどん焦っていく中、失敗を繰り返しどこまでいけば完成なのかが分からず、経験が無くイメージが掴めないもの作るのはこんなに大変な事だと本当に毎回思い知らせれます。
でも時間の制約というものは本当に大変でもありますが、私にとってはひとつのことに没頭することができるこの時間は何とも言えない充実の時間でもあります。
そして少しずつ完成形に近づいていく手ごたえが感じられるその時間はなにものにもかえられない喜びがあります。
 
今回使った器は、私の最も得意とする輪島のお重です。このお重を器と見立て使ってみました。
ちょっと時期は遅くなりましたが図柄は「藤の花」になります。
全体は梨地になっていてこちらのお重はひと目で魅了されます。華やかでなんともエレガントな装いはとてもとても大好きなお重です。
お重の使い方については本当に様々なご紹介をしたいと思いますが、それはまたの機会にあらためて行わせて頂きますね。
 
お重が一つあることでご家族の大切なお祝い事、暮らしの中でのハレノヒと想い出と共に想い出が刻まれ、お子さんからお孫さんへとお重と共に語り継がれる…そんな家族を育む役割を持った大切なお重になってくれるのではないかなと思います。
 
今回は上段のみを器の代わりとして使って見ました。
 
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【品番#U180】輪島塗梨地藤図お重
サイズ:
 1段目(タテ)24.0㎝(ヨコ)25.0㎝(高さ) 5.5㎝
 2段目(タテ)24.0㎝(ヨコ)25.0㎝(高さ) 5.5㎝
 3段目(タテ)24.0㎝(ヨコ)25.0㎝(高さ) 6.5㎝
 4段目(タテ)24.0㎝(ヨコ)25.0㎝(高さ) 6.5㎝
 5段目(タテ)24.0㎝(ヨコ)25.0㎝(高さ) 8.5㎝
状態:良好
価格:Sold out
備考:
 
 
[Product #U180] Wajima-nuri OJU multi-tiered food box
size:
1st (Width): 24.0cm / (Depth): 25.0cm / (height) 5.5cm
2nd (Width): 24.0cm / (Depth): 25.0cm / (height) 5.5cm
3rd (Width): 24.0cm / (Depth): 25.0cm / (height) 6.5cm
4th (Width): 24.0cm / (Depth): 25.0cm / (height) 6.5cm
5th (Width): 24.0cm / (Depth): 25.0cm / (height) 8.5cm
price: Sold out
stock: one in all
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

 幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 

短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。

骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

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器と、そのまわり 杜鵑草(ホトトギス)

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於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

 

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。

結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

 

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

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【 送料について 】
◯配送は日本国内、海外配送ともに対応致します。
◯2カ所以上に配送をご希望の場合は、それぞれに送料が発生します。

地帯名称 南九州 北九州 四国 中国 関西 北陸 東海 信越 関東 南東北 北東北 北海道
県名 熊本県
宮崎県
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東京都
神奈川県
山梨県
宮城県
山形県
福島県
青森県
岩手県
秋田県
 
サイズ 重量(kg)                        
60 2kg迄 500円 500円 600円 500円 700円 800円 800円 800円 800円 1,300円 1,300円 1,700円
80 5kg迄 580円 580円 850円 580円 950円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,550円 1,550円 1,950円
100 10kg迄 1,000円 1,000円 1,200円 1,000円 1,000円 1,250円 1,250円 1,250円 1,250円 1,800円 1,800円 2,200円
140 20kg迄 1,250円 1,250円 1,350円 1,250円 1,450円 1,550円 1,550円 1,550円 1,550円 2,050円 2,050円 2,450円
160 30kg迄 1,500円 1,500円 1,600円 1,500円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 2,300円 2,300円 2,700円
  10kg迄増 250円
170   2,200円 2,200円 2,300円 2,200円 2,300円 2,400円 2,400円 2,400円 2,400円 2,800円 2,800円 3,200円
180   2,450円 2,450円 2,550円 2,450円 2,550円 2,650円 2,650円 2,650円 2,650円 3,050円 3,050円 3,450円
200   2,950円 2,950円 3,050円 2,950円 3,050円 3,150円 3,150円 3,150円 3,150円 3,550円 3,550円 3,950円
220   3,450円 3,450円 3,550円 3,450円 3,550円 3,650円 3,650円 3,650円 3,650円 4,050円 4,050円 4,450円
240   4,450円 4,450円 4,550円 4,450円 4,550円 4,650円 4,650円 4,650円 4,650円 5,050円 5,050円 5,450円
260   5,450円 5,450円 5,550円 5,450円 5,550円 5,650円 5,650円 5,650円 5,650円 6,050円 6,050円 6,450円

※税別価格表示
※沖縄については別途料金を適用させて頂きます。
※離島については、別途実費をご負担お願いします。

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