杜鵑草 器と、そのまわり hototogisu

【品番#U186】染付竹林賢人図なます皿 ( Lobed bowl with drawing Seven Sages of the Bamboo Grove )

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毎日毎日、暑いですね。本格的な夏到来です!
 
今週は卵豆腐に挑戦してみました。卵豆腐を選んだのは最近急に体調が悪くなってしまった母に食べてもらいたいからでした。
母は卵豆腐が大好きなので元気をつけてあげたいと思い、いつもながら、投稿のお料理に選んだわけです。ところが、ご想像のとおり毎週お決まりのキメ台詞が今週も出てしまうことになりました。この卵豆腐をつくるにあたって東京オリンピックの開催で特別な4連休の全てを費やしてしまいました…。
 
ところで、お料理には「煮る」・「焼く」・「蒸す」・「揚げる」などと調理方法がありますが、この卵豆腐は私の日々の暮らしの中で一番馴染みの薄い「蒸す」という調理方法です。
そもそも蒸しの技術がない上に、道具もちゃんとした蒸し器を持っていなくて、持っているものといえばお鍋にちょっとした道具を添えて蒸すことができるような道具くらいです。ところが何度挑戦したでしょうか…。もう何度やってもやってもできなくて、ついに実家から蒸し器を持ち出すことになりました。
そして、もっと正確にお伝えすると、今回のお料理は当初もっと無謀な事に挑戦をしていたのです。実は、今が旬のトウモロコシを使った卵豆腐を作ろうとしていたのです。それでもうまくいかなくて、これでは今週投稿ができないというのと、母を喜ばせたいということで急遽、卵豆腐に変更しました(ちょっと私の都合ですが…苦笑)。
ところが、卵豆腐に変えてもまーできないできない。途中で何度も嫌になって放り出したくなりました。
 
毎回準備をして失敗を繰り返すたびに、これでもダメなの?これでも?と気持ちは折れそうになるのですが、そのたびに気を取り直し、もう一度、もう一度といつも自分自身を鼓舞しています。
でも、毎週毎週こんなことをムキになってやって「仕上がりの形」にこだわるためにこんな追い込んだ気持ちで作る料理って本当に美味しいんだろうか、とそんなことすら思うようになってきました。
取り組み始めた当初は、楽しいから、やりたいからやってるんじゃなかったけ?と問いかけて気持ちを整えてもう一度作ってみるのですが、結果はうまくいかず思うような形にならないんです。
 
これではダメだと思っていつも相談にのっていただいているお料理人さんに今回の失敗を相談したところ、失敗の原因と考えられる点について、アドバイスを丁寧にしてくださいました。決して十分ではないにせよ道具のせいでなく使い方を間違っていたこと、また今回の食材の調理方などの説明を受けました。
信じられないほどの失敗をして聞くアドバイスは「なるほど」と納得することばかりです。失敗をしてなければスッと入ってこないことも全て体に入ってきます。
そして、最後に「失敗は成功の素ですよ」とかけていただいた言葉がぐっと心に響きました。
 
「そうだ!そうだ!こんな年齢になって何を言ってるんだっ!」と自分でもおかしいですが、なにか腑に落ちることがあります。
成功するにはいくつかの理由があるんだとは思いますが、そのひとつに、思ったことを行動に移すことなんだと思います。
なかなかこの歳になって行動に移すということは正直億劫でもあります。これは年齢を問わずいえることのような気がします。そしてこれまでも分かってはいたのですが、思ったことを行動に移してこその失敗です。たとえその時に思ったような成果が得られなかったとしても、失敗は行動した人だけが得られる唯一の経験です。
 
失敗しても得られた体験がこの「成功の素」なわけです。私はすでに成功するための素は手に入れてるんだ、と思うとととても嬉しく感じました。
このところお料理を作るうえでこれまでも「卵の素」やほかにもいくつかの「素」を知りましたが、今回はいちばんの「素」を本当に手に入れたような気がします。
 
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何度も何度も蒸し器の蓋を開けたり閉めたりするたびに掛けたメガネが蒸気で曇って一瞬見えなくなります。
そんなことを繰り返す自分自身がおかしくておかしてくて…。こうして書いている途中でもまだちゃんとした卵豆腐はできてません。でも成功の素を手に入れたので、こんな状況でも楽しめて取り組むことができました。
 
卵豆腐は卵に出し汁を混ぜ合わせ卵豆腐器に流し込み蒸して作ります。たったそれだけなのに本当に本当にむずかしい料理でした。
卵豆腐の注意すべき点は仕上がったときに卵の表面や中に「す」ができていないこと、そして柔らかいはずの卵豆腐の角をキリリと見せてあげることだと教わりました。
また蒸す際には蒸している最中に“蒸し器に溜まった水蒸気の水滴が卵豆腐の表面につかないよう”に卵豆腐器の上にお箸のようなものを置き、その上に紙をのせます。蒸す際にはほんの少し蓋をずらした状態で弱火でじっくりと蒸していきます。
文字にするとたったそれだけの工程です。それなのにうまくいかないのです。
そして仕上がれば今度はまた盛り付けもとてもとても難しくて…。シンプルな料理だからこそ全てにおいて技量を問われる料理なんだと痛感しました。
今思うと、まだまだ私には早い課題でした。無謀でしたが失敗する事何十数回目でやっとやっとなんとかこうしてアップしてもいいかなと思える卵豆腐ができました。今週もこうしてなんとか投稿できる目処がついて正直ホッとしています。
こうして出来上がった今回の卵豆腐はトウモロコシの優しい甘味とよく合っていて本当においしいです。母にもこの卵豆腐を届けてあげたいと思っています。
 
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そして今回ご紹介する器は竹林賢人図のなます皿です。
この図柄は不思議と男性の方が好まれる図柄のようです。最初骨董に興味を持った頃、この図柄のどこがいいのか?そしてまたこれが竹林には到底見えませんでした。でもこのお皿に描かれている図柄は昔々の中国の三国魏の末期に竹林に住む、お酒を飲んだり、詩を詠んだりとまぁなんとも自由奔放に生活を送られた7人の文人賢人の図柄だということを知りました。
ちょっと表情も面白いので写真を添えておきます。卵豆腐にぴったり、この季節にしっくりくる図柄だと思い今回使って見ました。
 
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【品番#U186】染付竹林賢人図なます皿
サイズ:(直径)14.5㎝ /(高さ)3.5㎝
状態:良好
価格:4,000円(税込み)/個
備考: 在庫4枚
 
[Product #U186] Lobed bowl with drawing Seven Sages of the Bamboo Grove
size: (Diameter): approx 14.5cm / (height):approx 3.5cm
price: ¥4,000/piece (Tax included)
stock: 4 in all
condition: favourable condition
note:
 
 
骨董の器は通販も対応しております。
商品の購入をご希望されましたら、以下の方法にてお問い合わせください。
〇当サイトのメールフォーム(contactより)
〇杜鵑草(info@hototogisu.me)へのメール
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U185】印判平皿 ( Inban flat plate )

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私の住んでる博多の町ではうどん屋ではうどんといっしょに「いなり」か「かしわめし」を注文することがよくある話です。
私は「いなり派」です。甘い出汁がたっぷり染み込んだ揚げに包まれたご飯を口に含んだ瞬間に最高に幸せな気持ちに包まれます。そんないなり好きの私が今回取り上げたのが「南関いなり」です。
前々から音の響きから、いなり寿司と稲荷神社とはなにかしらの繋がりがあると思っていました。詳しくは知らなかったので、この機会に調べてみましたがいろんな繋がりがあるという事がわかりました。とてもても興味深かったです。
でも、「いなり寿司」とどうして呼ばれるようになったのか、これといったはっきりとした由来が分かっている訳ではなさそうです。
なんとなく定説としてあるのは、江戸時代の後期にはカゴを担いだいなり寿司商人が売り歩いていて庶民のファーストフードのようなものとしてとても人気があった食べ物であることや、やがて幕末になると江戸にはいなり寿司を売る店舗も現れて大繁盛していたようだということ。ヒットの仕方は、最近のことでいうとタピオカ屋さんのような流行り方の感じに近かったのかもしれませんね。
 
そしてもうひとつ、三角いなり寿司や俵型のいなり寿司はどういった意味でそういう形になったのか興味がありました。
三角いなりは、「稲荷大神の使いであるキツネの耳の形」とか「稲荷神社の総本宮・伏見稲荷大社のある稲荷山の形」とか、ここにも諸説あるようです。一方の俵型は、稲荷神はもともと五穀豊穣の神をまつった田の神信仰から「米俵の形」となったとか。
これも色々な説がありそうですが、西日本の三角いなり寿司と東日本の俵型いなり寿司というのが定番のようですが、さらに具材や味などをふまえると、日本各地に様々な郷土の特徴をもった「いなり寿司」が存在するんですね。いつか「いなり寿司巡り全国ツアー」でも開催したいものです。
とにかく、色々な説があって、いなり寿司ひとつから広がる話は、日本文化の多岐に渡っていて果てしないことが分かりました。
ところで、おにぎりは西の俵型、東の三角形といわれているのが、いなり寿司の西の三角、東の俵型とは逆で興味深いです…。いつか調べたいと思いました。
 
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今回の「南関いなり」も国内の特徴のあるいなり寿司のひとつに取り上げられているもので、熊本県の北部にある南関町に伝わるいなり寿司です。
このいなり寿司に使われる南関揚げの由来が江戸時代の初期に起こった「島原の乱」ののち人口が減少した為、四国の伊予松山地方からの人々が大勢移住してきました。その四国伊予松山の人々の中に油あげの製法を知る人がいて、そこから今の南関あげの原型が作り出されたといわれています。
二度揚げされたこの油あげは、普通の油あげと違って長期保存が可能になるといわれています。
30センチ角ほどの大きさで、調理する前はパリっとしてますが、出汁や煮汁を含むとなんとも言えない食感を保ちながらふっくらとします。見た目も食感も普通の油あげとちょっと違っていて、とてもとても不思議な食材です。この南関揚げを使って今回は私の大好きな稲荷寿司に挑戦しました。
 
今回もやっぱり大変でした。1週間稲荷を作り続け試作を頬張り続けたことでこの1週間で体重が1.5キロ増えました…また落とします。
作っていて出汁によっていなりの味が変わるということを感じました。考えてみたら当たり前の話ですが自分で出汁をとるようになってその違いが手に取るように分かるので楽しくてたまらないですね。
毎日少しずつ違った出汁で南関揚げを煮込んでみてやっと最後にたどり着きました。丁寧に作ったお稲荷さんというのもまたいつもとは違った表情でいいなぁと思います。
最初1センチピッチで揚げを切りだして、中に入れるお米の太さと長さを組み合わせて試行錯誤しましたが、試作をたくさん作りだしたところ、いなり寿司にはお米がたくさん詰め込まれていること、あげがふわふわで柔らかいとより美味しいということが分かったことです。
 
大好きないなり寿司を盛り付ける今回の器は印判の平皿です。こちらの印判のお皿はソーサーとして葉っぱや、レースなど添えたり敷いてアレンジを加えるのにいい大きさ・図柄だと思っていましたが、今回こうして普通にお料理を盛ってみる使い方もいいなと思いました。
印判は時代も若く比較的安価で手に入ることもあってなかなか魅力が伝わりづらいのではないかと思いますが、アイデア次第では色んな使い方ができてとても重宝する器だと思っています。
 
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【品番#U185】印判平皿
サイズ:(直径)14.3㎝ /(高さ)3.0㎝
状態:良好
価格:1,400円(税込み)/個
備考: 在庫4枚
 
[Product #U185] Inban flat plate
size: (Diameter): approx 14.3cm / (height):approx 3.0cm
price: ¥1,400/piece (Tax included)
stock: 4 in all
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U184】印判 鉄線図茶碗 ( Inban tea bowl of Tetsusen diagram )

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先週は七夕ということもあって色んなところで七夕にちなんだ素敵な飾りや室礼を目にすることができました。こういったものを見ていると「私は日本人でよかったな〜」と、あらためてそう素直に感じさせてくれます。
日本という国の文化は四季の移り変わりを大切に日々の暮らしがあるんだと思うと、七夕は大切な行事だと思います。
 
先日、嬉しかった出来事がありました。以前より杜鵑草(ホトトギス)のホームページを見ていただいているお客様より心温まるメールをいただきました。
その優しい文章からはこれまでの私のことを私の活動を、そして今取り組んでいることをちゃんと見てくださってるんだという事が、その言葉からあふれ出ていて感動しました。その方とは一度もお目にかかったことがないのに、ひとつひとつ素敵な言葉を選んでいただいて励ましていただきました。
本当に嬉しくてなんだか感激で涙が出ました。これからの、いえ日々の活動の何よりの励みになっています。
そして、このようなお言葉をいただけると、「ネットの向こう側でもちゃんと見てくださっている方がいるんだ〜」とあらためて実感させていただけます。
この場を借りてお礼を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。
 
そして、古くから日本に伝わる風土・文化に魅了されている私は、これらも骨董の器と葉っぱで盛り付け、その作品を通じて自身を表現することができたらいいなと日々思っています。ホームページで商品をご紹介するとき、そんな私なりのメッセージを添えて掲載をするようにしています。
杜鵑草(ホトトギス)は今年の6月で8年目を迎えました。これからも私なりのメッセージを器と葉っぱに、そして盛り付けに思いをのせ、活動していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。
 
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今回のお料理は、この季節にぴったりの「冷汁」です。
冷汁は九州の宮崎の農村に古くから伝わる夏向きの郷土料理になります。その昔、日向の農村では暑い夏に食欲がなくなると、冷えた麦飯に生みそをのせ、水をかけてすすり込んで食べていたというのが冷汁の始まりといわれます。
当時は、貧しい農村の人々はお米と麦を三対七の割合で混ぜて作っていたそうですが、今ではそんな過去の背景とは別に、夏になるとわざわざ好んで食べられるお料理にランクインするのではないか…というくらい愛好家に喜ばれるお料理ですよね。
 
私はこの冷汁のふるさと宮崎県と同じ九州に住んでいながら、この宮崎を訪れたことは本当に指で数えられるくらいで、実際に地元で作られている郷土料理としての冷や汁を食べた事はありませんが、それぞれの家でその家庭の味にアレンジされた冷や汁があるんだそうです。これこそ家庭料理ですよね。とてもいいなと思います。
きっと、冷や汁を食べると自分の生まれ育った故郷、家族、いろんなことが思い出されて美味しさもひとしおですよね。
 
今回の冷や汁作りにあたって私は出汁をとるのために昆布といりことカマスを使いました(カマスはこの時期、旬でとても美味しいですよね!)。身をほぐした後のカマスの骨を軽く焼いたもので一緒に出汁を取ることにしました。
そして薬味に実家の畑で採れた青紫蘇とミョウガを使いました。実家の畑にはキュウリもたくさん育っているのですが、実はとにかく大きく育ちすぎてとても写真におさまるような形状ではなかったので今回は実家のキュウリは使うことを断念しました。
その昔もこうして畑で採れた夏野菜を使って昨晩残ったお味噌汁やご飯で「冷汁を」作ったんただろうなぁ…と作っているときに想像のなかでなんとなくそんな風景が思い描かれました。
今回のアレンジはより喉越しが良く食べて頂けるようにご飯ではなく素麺を使ってみました。
 
最近こうしてお料理を作っていて嬉しいと思うことがあります。それは出汁をとること、野菜を切ること、そして揚げることが億劫に感じなくなってきたことです。これは本当に自分自身が一番驚いています。面倒がらずにとにかく動く!お料理にとってとても大事なことだと身についてきたからなのかもしれません。
 
さて、大事な器のご紹介です。
今回ご紹介する器は印判の茶碗になります。冷や汁を盛りつける器に何がいいかな?と考えたときに、この印判のお茶碗がいいかも!と頭の中にすっとその絵が浮かびました。
この器はちょっと小ぶりで女性の手にすっぽりおさまる上品なサイズの可愛らしい茶碗です。図柄は鉄線になります。
自画自賛になりますが、この印判のお茶碗がこれほどしっくりときたことはありません。いつもこのホームページでひとり呟いていることですが、こちらのお茶碗は骨董の器として稀少性は…と問われるとそれほどあるものとは決していえません。ですがこうしてお料理と器と季節感が合わさるとこんなに素敵に使う事ができるということ、この印判の茶碗は私自身にとってもあらためて再確認させられ感じる事ができました。
このなんとも可愛い子たちの魅力を分かっていただける方の元へ嫁がせてあげたいなと思っています。
ホントニホントニカワイイ子たちです。心からそう思います。
 
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【品番#U184】印判 鉄線図茶碗
サイズ:(タテ)10.0㎝ (ヨコ)10.0㎝(高さ) 5.5㎝
状態:良好
価格:700円(税込み)/個
備考: 在庫5枚
 
[Product #U184] Inban tea bowl of Tetsusen diagram
size: (One side length): approx 10.0cm / (height):approx 5.5cm
price: ¥700/piece (Tax included)
stock: 5 in all
condition: favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U183】 八角朝顔図平皿 ( Octagonal flat plate with drawn Morning Glory )

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7月になりました。もうすぐ七夕ですね。
毎年この時期には梶の葉採りで大忙しだったのですが、昨年からは新型コロナの影響で採りに行くことも無くなりました。
でもこの時期になると、やっぱり梶の葉に思いを寄せ、そして七夕の行事が恋しくなります。
前に七夕についてこのホームページに書き込んだものがあります。よかったらお時間のあるときに読んで頂けると嬉しいです。
 
今回は庄内麩を使って籠盛り果物を作ってみました。最初このアイデアをお料理人さんから頂いたとき、「庄内麩?」と正直ピントきませんでした。
「麩」と言えばタンパク質が豊富なことからその昔、肉食を禁じられていた禅僧がたんぱく質補給のために重宝した食材という事。今日ではその栄養価やまた軽量であること、使い勝手の良さから保存食としても重宝され、様々な和食の食材に使われていることくらいしか知りませんでした。
今回使った「庄内麩」は山形県酒田市の松山地区特産物として江戸時代から伝わる板麩といわれるものです。日本にはその土地の風土を生かした食材というものが様々ありますが、この庄内麩もそのひとつです。
 
一般的に「麩」は、ふわふわしているイメージだと思いますが、この庄内麩は一見するとペタンとしたカチカチとしたものなのです。
それには理由があって、江戸時代に船での流通が中心だったころ、この船に積みやすいようにするために板状になったといわれているそうです。庄内麩は他の麩と違って板状になっているため、一般的な麩とは異なって食感や食べ応えがあります。それをうまく使った色んなアレンジを加えた食べ物があります。
そう言えば少し前に私がダイエットしたお話をしたのですが、そのとき麩を使っていろいろと調理していました。こういうアレンジの仕方もあるのですね。
 
そして思ったことは、今回使った庄内麩は九州・福岡で暮らす私にとっては馴染みが薄いことから、実際に使ってみることでこの庄内麩の良さを理解し納得したことで、とても感動しました。
 
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今回のお料理では、この庄内麩を軽く蒸して一枚の生地状に広げたものを型に入れ、この状態で揚げるという方法を使っています。
やり初めのころは油に入れると型が油の中でくるくると回転をして麩がグチャグチャになってうまくいかなかったのですが、いくつも揚げていくうちにコツを掴むことができました。そのコツを掴んでからはひとつ、ふたつとできるようになってきました。
このところ毎回思うのですが、何度やっても思ったように出来ない時、本当に気持ちがへこみ焦ってきます。
「どうして…どうして?もうだめだ〜やめようかな…」と、正直放り出したくなりますが、そんな時は「大丈夫、大丈夫出来る!」と自分自身に言い聞かせながら、気持ちを持ち直しやっています。
そうやって何度も何度も失敗を繰り返しながらもなんとかイメージに近いものが出来てきたときは本当に嬉しい気持ちになります。
揚げた庄内麩はカリッとし、うっすらと甘みも感じられてとても美味しいです。そして、最後にその籠の中に季節の果物を…七夕の五色にちなんで五種盛り付けてみました。
 
今回器に使ったのは、染付八角朝顔図平皿です。この器はとても気に入ってます。一目でお料理映えする器だなと思いました。
この器を初めにひと目見たとき、果物やお菓子を盛りつけたらきっと素敵だろうなと感じました。
図柄も「朝顔」が描かれていて今の季節にぴったりだと思います。この器は色々と説明をするよりも実際に手にとって品物を見ていただけた方がその魅力が伝わるんじゃないかと思ったりもしますが、どうか見てくださっている方々にこの画像からその魅力が伝わるといいなと思います。
全部で10枚あります。状態も良好でで幅広く様々なシーンでお使いいただける器としてお薦めします。
 
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【品番#U183】 八角朝顔図平皿
サイズ:(タテ)15.0㎝ (ヨコ)15.0㎝(高さ) 2.0㎝
状態:良好
価格:2,900円(税込)/個
備考: 在庫5枚
 
 
[Product #U183] Octagonal flat plate with drawn Morning Glory
size: (One side length): approx 15.0cm / (height):approx 2.0cm
price: ¥2,900/piece (Tax included)
stock: 5 in all
condition: favourable condition
note:
 
 
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【品番#U092】ベロ藍 楼閣図八角変形大鉢 ( Berlin-blue Octagon large bowl with painting of landscape and pavilion )

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このところのお料理との向き合い方が変わることで、お料理人さんが使う道具類に対する興味がより大きくなっています。
そんななかで、先日作った葛切りを作るときの話ですがこんなことがありました。
バットに流し込んだ熱々の葛を均等に整えるのに、私は家にある工具のペンチを使ってやりました。それはとても使い勝手が悪く不便でした。なんとなくこれでなくてもなんかちょっと違った角度で使い勝手がいいものが欲しくてたまらなくなりました。さすがにペンチでは用途が違って…。
実は、その用途を成す「やっとこ」という料理道具があるということを教わりました。確かに和食店に行くとお料理人さんがお鍋をペンチのようなはさみのような道具で挟んでいるのを思い出しました。
元々は鍛冶屋が焼けた鉄などを挟むのに「焼床鋏(やきどこばさみ)」と呼んだことが始まりだそうです。「やっとこ」とは焼床~やきどこ~やっとこ…と変化していったようです。というのも語源の一節らしいのですが?
 
先日、あるお食事会でオープン初日のお料理屋さんに行った際、お店のお料理人さんに私が最近、これまで作ったことのない料理に挑戦しているという話をして、この葛切りの話になったところ、なんとなんとこれまで使ってこられた「やっとこ」をプレゼントしてくださいました。
このやっとこは、数十年間、毎日毎日このお料理人さんと一緒に過ごしてきてしっかり使い込まれたもので、使い勝手がいいのは手に取ってすぐに分かりました。料理作りに奮闘の日々を送る私にとってはこういうプロの職人さんのツールは貴重な逸品であるのはもちろんですが、ある意味お守り的な存在なのです。でも、ふっと思いました…。そんな大切なものを頂いていいのでしょうか??
「お店も新しくオープンしたことで新しいやっとこで心機一転頑張ります」
と言ってくださいました。本当に嬉しいそんなひとときでした。いただいた「やっとこは」これからお守りとしてずっと大切にしていきます。
 
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今回挑戦したお料理は夏野菜の「揚げ煮浸し」です。これは、もうとにかく大変でした。
包丁をまっすぐ引くこと、しかもそれぞれの野菜を同じ大きさで切ること。そして色鮮やかに見せる…という意味を持つ「揚げる」ということの難しさ。ちょっと想像をはるかに超えていました。
これらの課題をクリアするには何年、いや何十年かかるのか、はたまたそれだけの年月をかけてもクリアできることなのかもわかりませんが、なるほどこういうことなのか…と雰囲気だけははわかった気がしています。
使う材料より切り損ねた野菜の量の多さをみて気持ちが下がりましたが、無駄にすることなく揚げる練習に使って、それらは様々な料理に形に変えしました。
最近、こういったお料理を作るようになって、これまでは面倒だと感じていた出汁をひくこと、そして油を使うこと、そのほかにもありますが面倒に感じなくなってきた事に自分自身とても驚き、そして嬉しく感じています。
 
 
今回盛り付けに使ったものはベロ藍の鉢になります。とても素敵でしょ。
こちらはもともと花器だったのでしょうか…正確なところわかりませんが、用途としては幅広く使えるのではないかと思います。
骨董としての稀少性を問われるとどうなのかな?と思われる器でも価値を見いだせると私は思うんです。そんな器こそ私は大切に大切に次の世代へと繋いでいきたいと思ってます。
 
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こちらの器について前回のご紹介もご覧ください・・・こちらから
 
 
【品番#U092】ベロ藍 楼閣図八角変形大鉢
サイズ:口径:約25.0㎝ 高さ:約10.0㎝ 底径:約13.0㎝
価 格: 29,700円 (消費税込み)
状 態:良好
備 考:
 
[Product #U092] Berlin-blue Octagon large bowl with painting of landscape and pavilion
size:(Diameter): approx 25.0cm (Height): approx 10.0cm (Bottom-diameter): approx 13.0cm
price: ¥29,700 (Tax included)
stock: only one
condition: favourable condition
note:
 
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骨董の器は通販も対応しております。
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

 幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 

短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。

骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

Facebookページ
器と、そのまわり 杜鵑草(ホトトギス)

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

 

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。

結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

 

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

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山形県
福島県
青森県
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秋田県
 
サイズ 重量(kg)                        
60 2kg迄 500円 500円 600円 500円 700円 800円 800円 800円 800円 1,300円 1,300円 1,700円
80 5kg迄 580円 580円 850円 580円 950円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,550円 1,550円 1,950円
100 10kg迄 1,000円 1,000円 1,200円 1,000円 1,000円 1,250円 1,250円 1,250円 1,250円 1,800円 1,800円 2,200円
140 20kg迄 1,250円 1,250円 1,350円 1,250円 1,450円 1,550円 1,550円 1,550円 1,550円 2,050円 2,050円 2,450円
160 30kg迄 1,500円 1,500円 1,600円 1,500円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 2,300円 2,300円 2,700円
  10kg迄増 250円
170   2,200円 2,200円 2,300円 2,200円 2,300円 2,400円 2,400円 2,400円 2,400円 2,800円 2,800円 3,200円
180   2,450円 2,450円 2,550円 2,450円 2,550円 2,650円 2,650円 2,650円 2,650円 3,050円 3,050円 3,450円
200   2,950円 2,950円 3,050円 2,950円 3,050円 3,150円 3,150円 3,150円 3,150円 3,550円 3,550円 3,950円
220   3,450円 3,450円 3,550円 3,450円 3,550円 3,650円 3,650円 3,650円 3,650円 4,050円 4,050円 4,450円
240   4,450円 4,450円 4,550円 4,450円 4,550円 4,650円 4,650円 4,650円 4,650円 5,050円 5,050円 5,450円
260   5,450円 5,450円 5,550円 5,450円 5,550円 5,650円 5,650円 5,650円 5,650円 6,050円 6,050円 6,450円

※税別価格表示
※沖縄については別途料金を適用させて頂きます。
※離島については、別途実費をご負担お願いします。

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