杜鵑草 器と、そのまわり hototogisu

【品番#U201】sold out-カットガラス平皿 (Cut glass flat plate)

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今週はお料理はお休みして小倉でのお話をしたいと思います。
ちょうど一年くらいになるでしょうか、月に一度、福岡県北九州市の小倉へ通っています。北九州は同じ福岡県にありながら私の住んでるところからは車で約80キロほどのところにあります。
そうやって考えると福岡県も案外広いんだなと感じます。毎月通っている理由は鍼灸の先生のところへ通うためです。年々体の疲れが取れなくなってきて身体のケアの必要性を感じ始めたとき、小倉にとても腕のいい針の先生をご紹介頂きました。そのおかげで気が付けば今ではとても悩んでいた「メニエル」もすっかり治って身体の調子は良くなっています。身体は緩めることが本当に大事です。いつもいつも頑張っている身体もあたまも、緩めることで必要とする時の力を生み出すエネルギーが蓄えられると思います。
 
これまで数えるほどしか行くことがなかった小倉の街でしたが、通うようになってこれがとても楽しいんです。特に駅前の大きな商店街や建物、そして北九州の町の人々と本当に魅力的なことがぎっしり詰まった街だと思います。小倉に行ったときはなるべく時間を作って「今回はこちらのお店、次回はこちらのお店へ…」と、毎回食べることが中心になりますが楽しむようにしています。
今月は治療の他に、骨董の器を通じて親交が深まった関西のご夫妻が小倉へお見えになるというので日にちを合わせて私も合流することにしました。
 
お店に選んだのは、田舎庵という鰻料理の専門店になります。こちらのお店を初めて知ったのは地元のお客様に連れて行っていただいたときでした。そのときに店主の緒方さんも紹介いただいたのを想い出します。それからはひとりでちょこちょこ食べに行くようになりました。お店はこのところメディアにも多く取り上げられ、日本でも有数のお店として多くのお客さんがいらっしゃるんだそうです。うなぎの料理に詳しくはないのでどこがどのように美味しいと説明はできないのですが、なんとも香ばしくそれでいてとてもふわっとした食感がたまらなくとても美味しいお店です。今回もご一緒させて頂いたご夫妻におご馳走になりました。
今後、鰻屋さんのお店のお手伝い(田舎庵ではありませんよ)をさせて頂く予定ですので、江戸前料理の勉強ももっともっとしたいと思います。
田舎庵のある通りの奥には森鷗外旧居がひっそりと残っていて田舎庵の前の通りは”鴎外通り”というそうですが、ご縁があったら一度、田舎庵と森鴎外邸を訪れてみてください。
 
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今週はお料理をお休みにしてお菓子を盛り付けることにしました。小倉といえば「湖月堂」老舗和菓子屋さんの「栗饅頭」をご紹介しておかなければと思いました。私たちが小さな頃にはよく夕方の時間帯に銘菓菓子屋のテレビコマーシャルが流れていました。この「栗饅頭」のコマーシャルで流れた唄も今でも口ずさめるくらいにあたまに残っています。北部九州出身の私たち世代の方であれば誰でもすぐに思い出すことができると思います(「こげつど~の~、くりまんじゅう~」といった曲でしたね)。
栗といえば縁起ものの食材の一品「勝栗」で、栗の殻を割るときに搗ち合う(かちあう)音が「カチ」っていうところから語呂もあって縁起の良いものだとされているようです。栗饅頭はその「勝栗」を饅頭の中に入れたものが始まりのようです。
湖月堂の本店はとっても雰囲気が落ち着いていて私は好きです(喫茶室も好きです)。
栗饅頭の包み紙には湖月堂のシンボルマークの小さな月と大きな月が描かれていますが、これには源氏物語の注釈書である「湖月抄」の一節の小さな月が夜空に輝き、それが湖面にうつり大きな月になって浮かんでいる…から、そういう情景を表しているんだそうです。小さな頃にはお菓子の形と味、音楽しか知りませんでしたが、知るととっても素敵なストーリーのある社名とマークだと感じます。
 
そんな小倉の話から今回は湖月堂の栗饅頭を盛り付けてみました。盛り付けに使った器は昭和のカットガラスになります。骨董の器としての稀少性はありませんがとても使いやすいガラスの器になります。栗饅頭もこのカットガラスに乗せるとフワッと浮かび上がるようで今回こちらの器を選んでみました。
カットがキラキラと美しく、春の訪れを今か今かと楽しみにするこの時期霜の降りた朝の手水鉢にはった氷のガラス、暗くどんよりとした冬の空の雲の切れ間から差し込む春の暖かい日差しがガラスのカットに見立てることができます。
器から自分でストーリーを結びつけ、日常で使いまわすことができる器は本当にいいなと思うんです。
 
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【品番#U201】カットガラス平皿
サイズ: 直径:20.0㎝、 高さ:4.0㎝
価 格: sold out
状 態: 良好
備 考:  
 
 
[Product #U201] Cut glass flat plate
size:(Diameter): approx 20.0cm / (Height): approx 4.0cm
price: sold out
stock: none
condition: favourable condition
note:
 
 
骨董の器は通販も対応しております。
商品の購入をご希望されましたら、以下の方法にてお問い合わせください。
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#U200】sold out-色絵扇文輪花皿 (Lobed dish with a design of Sensu overglaze enamels)

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先週投稿では三寒四温と書きましたが、本当にここに来て温かい日と寒い日がかわるがわる訪れます。昔の人達は本当に日々の暮らしで感じたことをうまく言葉に残しているなぁとつくづく感心します。
いよいよ待ちに待った春ももうすぐそこまでやって来ています。
 
今回商品番号が200番ということですが、HPに記載したもの催事でご紹介した様々な器たち色んな器を皆様にご紹介してきたんだなぁと思います。また、これらの商品を通じてたくさんの方々とご縁ができたことは本当に嬉しいなと思います。
あらためて本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
 
少しずつ季節も春めいてきたことなので春を感じることができるお料理で私が作れるものはなんだろう?ということを考えてみたところ、「鰯の梅煮」はどうかな…と思いたち、作ってみることにしました。いつものお野菜やさんにも春の野菜が並びはじめましたので菜の花のおひたしも添えてみることにしました。
毎週毎週ちょっとくどいのですが、私は作ることに関しては決して得意な訳ではなくて…。
食べる事は大好きです!好き嫌いもほとんどありません。ですが、正直に言うと恥ずかしながら(恥ずかしい話の連投で本当に恥ずかしいのですが…)魚を捌くのは苦手です…。特に魚のあの魚の目が苦手です。
そして魚を捌くほどの包丁の使い方もちゃんと知りません。それでもこれまでどうしてもというときには見よう見まねで何となくやっていて、いつもはなるべく自分でやらなくていいようにお魚屋さんにお願いして捌いてもらったり、調理済みのものを選んだり、母が元気な頃にはいつもお願いしていました。
 
ですが今回「鯖の梅煮」を作るに当たり今更ですが、鰯や鯵を買ってきては本やYouTube(ユーチューブ)を見ながら繰り返し練習をしてみました。その甲斐あって随分苦手を克服できた様に思います。
特に必要に迫られ何匹も何匹も夢中でやっているうち、あの嫌いだった魚の目もだんだん気にならなくなってきました。
包丁の使い方は一生かかってもそんなに上達はしないと思うので、その分丁寧にやるしかないのかと思います。ですが今回思い切って鰯の梅煮に挑戦して苦手を一つ克服できてよかったなと思っています。
そして菜の花のおひたしについてはこれまで作った中で一番美味しくできました。今週お冷蔵庫は、様々な大きさの鰯や鯵が煮たり揚げたり様々なお料理で詰まっています!
 
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今週ご紹介する器は色絵の輪花皿になります。
その昔骨董の器もひととおり七寸皿、八寸皿…と揃い始めた頃、この手の雰囲気の器も欲しいなぁと思った頃が想い出されます。
繊細すぎずそれでいて色絵の赤の色が可愛い…そんな器を探し始めるとなかなか出会えない「骨董あるある」なのですが、今回ご紹介する器は赤の色がとても可愛く感じられる器です。見込みの部分には扇と丸紋が描かれています。
女性好みの器で眺めているだけで可愛い器です。今回は煮魚を合わせてみましたが、これからの季節はガラスの小鉢のソーサーなどに合わせてみたりするのもいいだろうな~など・・・イメージを掻き立てる器になります。
 
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【品番#U200】色絵扇文輪花皿
サイズ: 直径:21.0㎝、 高さ:3.2㎝
価 格: sold out
状 態: 良好
備 考:  
 
 
[Product #U200] Lobed dish with a design of Sensu overglaze enamels
size:(Diameter): approx 21.0cm / (Height): approx 3.2cm
price: sold out
stock: none
condition: favourable condition
note:
 
 
骨董の器は通販も対応しております。
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

【品番#F112】sold out-土雛 (Tsuchi hina)

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商品のみのご紹介になります。土雛になります。
とても可愛いお人形です。このくらいの大きさのお雛様ですと色々とアレンジが楽しめそうですね。
(私も持っていたいくらいです)
 
 
【品番#F112 土雛】
サイズ: 男雛:高さ:約12.0㎝ 直径:約17.5㎝  女雛:1高さ:約10.0㎝  直径 約16.0㎝
価 格: sold out
状 態: 良好
備 考: 北岡秀雄作 「茜」桐箱あり
 
 
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【品番#U199】染付寒蘭文様輪花小皿 (Small plate Dyed of Cold season Orchid’s pattern)

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先週は実家で恵方巻きを食べました。立春です、あらためて新しい年ですね。
先日、お天気が良くおまけに日中は暖かったので、このところ体調が落ち着いている母と庭をぐるりと歩きました。
最近では庭の散歩でさえもおぼつかず杖をついてやっとやっと歩けるのかな…というほどにまで体が弱ってしまいました。
「もう水仙も終わりかなこの株は前に住んでいた家から持ってきたのよね」
「山茱萸ももうそろそろね、待ち遠しいわ〜」
「木蓮もじき咲くわよ~」
「杏子の花ももうすぐね~」
「あ~桃の枝が台風で折れてしまって残念だわ、こんな小さな鉢植えを買ってきて植えて大きくなって嬉しかったのに残念でしかないわ」
「(私の息子が)生まれたときに植えた桜の木もこんなに大きくなて嬉しいわね~」
などと母がつぶやきます。でもこの話はもう何度も何度も暗記できるほど聞かされてる話です。
大体いつも私はその話になると面倒なのでついつい無愛想な態度をとってしまうのですが、今回は何故だか「ふーんそうなんだね」と答え、母がつぶやいた言葉のひとつひとつが耳に留まり、同時にこの母の姿が目に焼き付けられる感じがしました。
こういった時間というのはたまにはいいもんだなぁと思いました。
 
今週も何を作ろうかと色々と考えていたときに、ふと子供の頃大好きで大好きでたまらなかった「淡雪」のことを思い出しました。
淡雪と言えば、まだ小さかった頃にこんなに美味しいお菓子があるんだと感激していたことを思い出します。ひと口食べるとふわふわっとした食感になんともいえない優しい甘さが口の中でいっぱいに広がるそんな淡雪が大好きで、その当時は淡雪をちょっと切って食べては箱を閉まい、また箱を開いて切ってはちょっとだけ食べて…を繰り返していました。
子供心にこの淡雪を丸ごと一本食べることができたらどんなに幸せだろうと思っていました。
 
そこで今週は「淡雪」を作ることにしました。
淡雪は淡雪豆腐という豆腐料理が始まりで江戸時代、東海道の岡崎宿(現在の愛知県岡崎市)に淡雪豆腐という豆腐に醤油だれをかけたあんかけ豆腐を出すお店があり、「あわゆき茶屋」と呼ばれていたのだそうです。
そんな淡雪豆腐も明治に入ると茶屋と名物豆腐は姿を消すのですが、岡崎市の老舗菓子店がその歴史をお菓子として復活させたことで、今では岡崎の銘菓となっているのだそうです。
私の住む福岡にも淡雪の美味しいところがあります(梅園の「宝満山」というお菓子です)。そんな淡雪を今回はイチゴのコンフィチュールと合わせてみました。
 
三寒四温のこの時期、本格的な春の訪れを迎えるにはまだ少し時間がかかりますが、私たちにはわからないところで雪が積もる地中の奥ではしっかりと桜や春の花々や木々がその準備をしています。今回はそんな風景をお菓子で表すことができたらいいなと思いました。
初めに作った時には私の思う淡雪の味には程遠く、どうすれば私の大好きなあの淡雪になるんだろうと試行錯誤を繰り返し、また恥ずかしながらメレンゲの作り方なども今回、一から知ることになりました。
また、淡雪に合わせようと思ったコンフィチュールについてもそうです。そもそも今更ながらコンフィチュールとジャムの違いなども知ることができてとてもいい機会になりました。
こうしてこれまで知らなかったこと、曖昧でなんとなく済ませていたことをひとつひとつ知ること、ハッキリとさせていくことは本当に楽しい事だと思います。そういう知識を得て試すうちになんとか作り上げることができました。
淡雪の味は幼いころに感動したものになんとなく近づくことができ、心の中でひとり感動を味わって、子供の頃にできなかった一本、二本と味わうことができました。
 
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さて、淡雪に合わせた器は染付けの寒蘭の平皿になります。図柄に対してちょっとでっぷりとした器の形状は無骨に感じられ、私はそのアンバランスが魅力だと思います。
骨董の器の図柄には蘭を用いたものも少なくありません。私は蘭については詳しくありませんが、本を開いて調べると蘭はまだ寒い時期に咲く花言葉として、「勝利」/「熱意」/「おめでとう」などがあるんだそうです。この季節にぴったりだと思います。
春を迎えるためにこの時期一生懸命努力されている方々へ送りたい図柄ですね。
 
 
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【品番#U199】染付寒蘭文様輪花小皿
サイズ: 直径:12.5㎝、 高さ:3.5㎝
価 格: 1,700円 (税込) / 枚 10枚あり
状 態: 良好
備 考:
 
 
[Product #U199] Small plate Dyed of Cold season Orchid’s pattern
size:(Diameter): approx 12.5cm / (Height): approx 3.5cm
price: ¥1,700 (Tax included)
stock: 10 plates in all
condition: favourable condition
note:
 
 
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【品番#U178】色絵八寸皿 (Color painted big plate)

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庭の梅の花がほころび始めました。枝についたぷっくりとした白い蕾は「もう咲くよ〜」と言っているかのように開花して、日に日に花の数は増えています。その様子は静かに嬉しそうに感じられます。健気というのか、可愛いなぁと思います。
寒い冬の少し暗く寂しく感じられる山の景色も、日ごとこうして少しずつ明るくなって春に向かっていきます。
 
最近の生活は仕事、両親のお世話、お料理…と毎日毎日この繰り返しです。
昨年末、お買い物に行った時にあるものを衝動買いをしました。それは「写経」です。何気に立ち寄ったお店でふと目に止まり、衝動的に買ってしまったものです。今にして思えばその頃は色々と慌ただしい時間を過ごしていたので、ほんとに何も考えずに集中できることがしたかったんじゃないかと思います。ふとしたきっかけで購入した写経のおかげで筆ペンも。こちらは吟味して買いました。
写経と言っても私が買ったのは「般若心経」が書いてある用紙に半紙をのせてなぞるだけのものです。ですがこれが思った以上にハマっています。ハマった理由は写経している間は何も考えず夢中になれるからだと思います。
ところが筆使いに慣れていないからなのか、お習字を習ったことが無いからか、ただなぞるだけだけのことなのにとても大変で一枚全部を一気に書きあげることなんて到底できません。
ほんの数行でも書こうという気になった時や、テーブルに座った時になんとなく書こうかなぁと思った時に数行をなぞる。毎日とにかくただなぞる。。その繰り返しです。ただそれだけのことなのに息子も私の写経する様子をそばで見ていてついついやりたくなった様で、一枚の半紙にお互いに数行ずつ書いては代わる代わる書き足してお互いの字を見ながらふたりで大笑いしながら楽しみました。
 
先日実家へ行ったついでにこの写経のことで母に聞いてみようと思いつきました。母は数年前まで子供たちにお習字を教えていました。自分でも書道を趣味として楽しむ趣味も持っていました。今では体調が悪くそれも完全に出来なくなりましたが…。
「どうしてもこういう線が書けないんだけど…」と聞くと、母の表情がふわっと変わって「ここはね、一度筆を少し持ち上げて押さえて~」と丁寧に教えてくれます。まるでお習字のお教室のようになっているところに、今度は父も入ってきて「なんだ?お前のその字は?本気で書きようとか?」 (ここは博多弁です)と真顔で言われてしまいました。そんな雰囲気になって思わず三人は大笑です(正直、真面目にやっているつもりの私としては複雑な心境でもありましたが…)。
そのうち私の書き方を見かねた父が私の手を持って「こうして書くったい」 と「え?どうかくと?」と真剣モードになってきました。
そうなると先生気質が呼び起されたのか、母の適切なアドバイスが入ります。その様子を見ながら、この時の母はとっても嬉しそうにイキイキとしているように映ります。最近は痛い・辛いの言葉しか聞かないような印象だった母が、久しぶりに嬉しそうに笑っていたのがとても印象的でした。
体の自由が効かなくなり好きだったことができなくなるという事がどんな気持ちになるのか・・とこの時に改めて思いました。
 
ふとしたきっかけで始まった私の写経はこれからも続くと思うのですが、時々母にアドバイスをもらいながら父も巻き込んで楽しみたいと思います。もちろん母の指導も意識して受けていきたいと思ってます。
この写経のおかげか、最近では苦手だった書くことが楽しくなってきた気がしてます。
 
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今週は節分も近いことなので「恵方巻き」にちなんで巻き物を作ろうと決めていました。最近では恵方巻きといえばあちらこちらで趣向の凝らしたものが出回っていてどれも美味しそうだなと思います。
本来ならば立春を迎える前日の日が「節分」ということになっています。新しい年の始まりです。
ご存知のように節分は季節を分けることを言うので、立春・立夏・立秋・立冬の前の日になります。新しい年を分ける立春をおもに節分といって暮らしの中の行事として定着したのは江戸時代ごろといわれています。新しい年にはいい事がたくさんあるように、豆まきをして厄を払い福を招き入れたいですね。
今回私が挑戦したお料理はお蕎麦で巻いた海苔巻きを揚げるという一品です。蕎麦の恵方巻きは天だしにつけて食べていただきます。
先週の投稿があまりにも大変だった(やけどはかなり回復しました…)ので少しずつ準備をすすめて練習したつもりでした。そもそも海苔巻きを巻くことにも慣れてなくそこからのスタートでした。
具材をそれぞれ準備し、次は茹でたお蕎麦を形良く揃えそこに具材を乗せ巻きます。具材も色々なものを試して見ましたし、彩りや形もいろんな想像してアボカトや山芋、柴漬けや沢庵などなど試して見たのですが、なかなか仕上がりの形や具材のバランスなどなど満足するところまではいきませんでした。やっぱりなかなか一筋縄ではうまくいかないものですね。
そのあとの揚げることも出汁を作ることも本当に美味しいことへの道のりは遥か彼方にあります。もっともっと段取りよく美味しいものが作れるようになりたいものです。
初めて作った蕎麦の恵方巻きは食べてみるまでは想像できない味でしたが、生姜のピリリとした味わいがアクセントとなりとても美味しかったです。
いつもながらに投稿するまでに一体何本の海苔巻きができ、そのあとそれらがどこへ納まったかはご想像にお任せすることにします。案外お蕎麦のカロリーの高さには驚きでした…。
 
今回使った器は色絵の八寸皿です。当初こちらのお皿は20枚あったのですが現在手元に3枚になってしまいました。心の中では自分で持っていたい器です。印象としては一見すると野暮ったいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが実際に使って見てわかることもあるんです。本当に色々な食べ物を綺麗に見せてくれる魔法のようなお皿です。これが器の不思議です。
大きさといいお料理を盛った時のおさまりが心地いい器です。そして一年を通じて季節を問わずお使いいただける本当に重宝する器です。
 
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【品番#U178】色絵八寸皿
サイズ:本体(口径): 約23.5㎝ (高さ) 4.0㎝ (高台) 約13.8㎝
価格:7,000円(税抜)
備考:残り3枚 バラ売り可
 
[Product #U178] (Color painted big plate)
size: (Diameter): approx 23.5cm (height) approx 約4.0cm (Foot diameter) approx 13.8cm
price: ¥7,000
stock: 3 in all (possible to sold individually)
condition:favourable condition
note:
 
 
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杜鵑草 ~器と、そのまわり~ 於保亜希子

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

 幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 

短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。

骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

Facebookページ
器と、そのまわり 杜鵑草(ホトトギス)

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mishima

於保 亜希子 プロフィール

1968年3月、福岡県生まれ。

骨董商。器コーディネーター。

「器と、そのまわり杜鵑草」 代表。

 

幼い時より両親の影響で骨董や山野草に囲まれた生活を送り、茶道、華道を学ぶ。

 短大卒業後、広告制作会社、広告代理店などで勤務。24歳のとき、仕事で出会った骨董の器に見せられ、骨董について学ぶようになる。

 

学びを深めるうちに、骨董が一部の収集家によって装飾美術品として飾られていることに疑問を感じ、料理とのコーディネートによって、暮らしの中で骨董の素晴らしさを伝えていきたいと考える。

結婚して一児の母となった後も骨董に携わり続け、2013年より本格的に骨董商として起業。

 

茶道や華道の要素および、四季の植物を取り入れた皆敷(料理に添える木の葉など、和食の盛り付け文化)の技法を生かし、骨董と料理が織りなす魅力的な世界の構築に挑戦している。

 

季節感や情景の表現を得意とし、独自の皆敷のスタイルを提唱。骨董の器と皆敷のワークショップならびにコラム執筆等、精力的に普及活動を行っている。

 

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【 送料について 】
◯配送は日本国内、海外配送ともに対応致します。
◯2カ所以上に配送をご希望の場合は、それぞれに送料が発生します。

地帯名称 南九州 北九州 四国 中国 関西 北陸 東海 信越 関東 南東北 北東北 北海道
県名 熊本県
宮崎県
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長崎県
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東京都
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宮城県
山形県
福島県
青森県
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秋田県
 
サイズ 重量(kg)                        
60 2kg迄 500円 500円 600円 500円 700円 800円 800円 800円 800円 1,300円 1,300円 1,700円
80 5kg迄 580円 580円 850円 580円 950円 1,000円 1,000円 1,000円 1,000円 1,550円 1,550円 1,950円
100 10kg迄 1,000円 1,000円 1,200円 1,000円 1,000円 1,250円 1,250円 1,250円 1,250円 1,800円 1,800円 2,200円
140 20kg迄 1,250円 1,250円 1,350円 1,250円 1,450円 1,550円 1,550円 1,550円 1,550円 2,050円 2,050円 2,450円
160 30kg迄 1,500円 1,500円 1,600円 1,500円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 1,700円 2,300円 2,300円 2,700円
  10kg迄増 250円
170   2,200円 2,200円 2,300円 2,200円 2,300円 2,400円 2,400円 2,400円 2,400円 2,800円 2,800円 3,200円
180   2,450円 2,450円 2,550円 2,450円 2,550円 2,650円 2,650円 2,650円 2,650円 3,050円 3,050円 3,450円
200   2,950円 2,950円 3,050円 2,950円 3,050円 3,150円 3,150円 3,150円 3,150円 3,550円 3,550円 3,950円
220   3,450円 3,450円 3,550円 3,450円 3,550円 3,650円 3,650円 3,650円 3,650円 4,050円 4,050円 4,450円
240   4,450円 4,450円 4,550円 4,450円 4,550円 4,650円 4,650円 4,650円 4,650円 5,050円 5,050円 5,450円
260   5,450円 5,450円 5,550円 5,450円 5,550円 5,650円 5,650円 5,650円 5,650円 6,050円 6,050円 6,450円

※税別価格表示
※沖縄については別途料金を適用させて頂きます。
※離島については、別途実費をご負担お願いします。

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